去年の年末にも紹介させていただいた、浜松天狗屋さん。
≫浜松の愛すべきキャラクターてんぐちゃん。浜松天狗屋の『新春!てんぐちゃん展』が開催されます~!!
浜松天狗屋さんは、張り子作家「坂田吉章」と、遠江天狗の「てんぐちゃん」による縁起物作りユニットです。
てんぐちゃんのツイッターは2年目にして15,000フォロワーを突破。
浜松市の都市景観賞のパンフレットにもイラストが使われたり、市内の鰻店の看板にも(てんぐちゃんではないですが)坂田さんがデザインされたキャラクターが使われたりして、目にした方もいらっしゃると思います。
今年のてんぐちゃん展の様子です。
そんな浜松天狗屋さん。
2021年新年も「新春!てんぐちゃん展」を開催します!パチパチパチ〜
日時:2021.1.2(土)~1.11(月)11:00-18:00 ※期間中は木曜日のみお休み
会場: Rohan(KAGIYAビル305)浜松市中区田町229-13
今年は子年とあって浜松市南区鼡野町(ねずみのちょう)に古くから伝わる「白ねずみ伝説」をテーマに展開されていましたが、来年は丑年ということで下池川町にある牛山公園の牛の伝承をモチーフにした張り子や、手びねり人形がたくさん並ぶそうです。
こんな子たちがいっぱい並びます~。
ところで皆さん、牛山公園はご存知ですか?
公園というよりは山といった印象で、うっそうと木が生い茂っているので、あまり遊びに行ったことはなかったのですが、
昔から「牛山天神」として親しまれ、なんと北野天満宮(京都)さんから頂いた天神さまの像が祀られているそうです。
その天神さまのお供として作られた等身大の「牛」の像が鎮座していることもあって牛山公園と言うらしいですよ〜(てんぐちゃん談)
そういう由来があるなんて、ぜんぜん知りませんでした。
てんぐちゃんはただかわいいだけじゃなく、遠州の古くから残っている民話や伝説を、浜松張り子という郷土に伝わる民芸技術を使って、現代に掘り起こしてくれているところが面白いと思います。
郷土にリスペクトしつつ、新しい魅せ方を模索する浜松天狗屋さん。
今回の展示に合わせて牛山公園を散策したらしいですが、公園はかなり広く1時間ほどかかってやっと牛の像を見つけたそうです。
天気の良い日は富士山も見えるそうなので、よかったら遊びに行ってみてください。
ちなみに今回のメイン画像にもある牛に乗ったてんぐちゃんの張り子。
牛山公園の木や自然をイメージして緑色の牛となっているそうです〜。
坂田さん。銀座の静岡物産展に出店されました。
今年のてんぐちゃんは、遠州地方を元気にしようと大活躍の1年でした。
地元での出展の他、SNSを使って毎月の待受カレンダーやアマビエの壁紙を配布したり、YouTubeチャンネル「てんぐちゃんねる」で子供でも作れる張り子の作り方動画のアップロードをしたり。
SNS以外にも、東京で開催された静岡物産展に民芸品として出店したり、熊手展に遠州七不思議などの昔話をモチーフにした熊手を出品したり、日本中に遠州のからっかぜならぬ、てんぐちゃん旋風を巻き起こしてくれています。
新宿の熊手展にも展示されました。
「来年の浜松天狗屋の夢は何ですか?」
取材の最後にお聞きしたら「実店舗を持ちたい」と語っていただきました。
現在は委託をされていて、ネットでの販売は考えていらっしゃらないそうです。
その理由は、ひとつひとつ表情が違うから手に取って「この子だ」という子を選んでほしいから。
そして、実店舗では販売だけでなく、張り子を実際に作っているところを見てほしい。
ちょっとした駄菓子が置いてあって、子供達が集まるようなお店にしたい。
とてもステキな夢ですね。
他にもわくわくするような企画を聞きましたので、来年のてんぐちゃんも要チェックですよ~!
今年は誰にとっても大変な年でしたが、来年こそメデタイ年になるように、みんなの夢が叶うように、
ぜひ「新春!てんぐちゃん展」に行ってみましょう♪
待ってんぐよ〜!!
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