子どもたちの目がキラキラします☆
新聞の紙面下方にある、
書籍宣伝欄が結構好きです♪
今話題の本の内容を、最大限魅力的に伝わるように
ギュギュっと要約している、まさにプロの技!
そこで、私が惹きつけられたのがこれ。
早速買いに走りました(*^-^*)
子ども版「ネガティブ→ポジティブ」変換絵本♡
私、小学校で読み聞かせボランティアをしています。
毎回、いろんな本を選んで読み聞かせする中でも、
この本は子どもたちの反応が分かりやすくてビックリしました!!
まず、喰い付きっぷりがスゴイ!
絵本はこう始まります。
「ねぇねぇ。
もしかして
いつもこんなこと いわれて
しょんぼりしてない?」
「うるさいなぁ」
「そんなこと ないよ、めくってごらん!」
そしてページをめくると…
「げんきにもりあげてくれているんだね!」
というふうに
うるさい→げんきにもりあげる
とネガティブな言い方からポジティブな表現に変換してるんです。
こんなふうにして、
おとなしいね
おちつきがないなぁ
あわてんぼうだなぁ
ぐずぐずしているなぁ
かわっているね
いたずらだなぁ
…
などなど。
それぞれが、どんな風にステキな表現に変わっているか、
それは是非この本を手に取って見て
可愛いカエルの絵とともにお楽しみいただけたら…♪
と思います。
読み始め、
「こんなこと言われてない?」
と問いかけると、子供たちは一様に、
ちょっとうつむきながら
恥ずかしそうに
怒られたようなバツの悪そうな顔でうなづきます。
でも、ページをめくって、
別の素敵な言い方に変わると、
パッと顔を輝かせ、一気に笑顔になるんです。
1クラス30人ほどの子どもたちを前に、
読み聞かせしているこちらとしては、
たくさんのキラキラした笑顔が向けられるので、
本当にこんな幸せな瞬間はなかなかないですよ♡
まして、これが自分の可愛い子供の笑顔だったら…♪
毎日忙しくて、ついつい言っちゃうこともあるかもしれません…
うるさいなぁ
あわてんぼだなぁ
泣き虫だなぁ
言った後、
あぁ…、ついイライラしてあんなこと言っちゃった。ごめんね…
と反省しながら、我が子の寝顔を見つめる。
そんな毎日を過ごしているママ・パパは多いのでは??
私もそうです…(-_-;)
そんな時こそ、夜の読み聞かせにこの絵本はいかがでしょう?
あんなこと言っちゃったけど、本当はこう思っているんだよ♡
あなたは良い子だよ♡
ママ・パパは優しい気持ちになれるし、
子どもも幸せな気持ちで眠りにつけます。
心よりおススメします♡
『ひっくりカエル!』
あんべ ひろし (阿部 博志) 作
うちだコーイチロー(内田 コーイチロー)絵
小学館
https://shogakukan.co.jp/books/09726766
そしてもう一冊♪
『ちょっとだけ』
小さなお兄ちゃん・お姉ちゃん…
そして大人になった元子供のママ・パパへ
特に、ご自身が「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」であるパパ・ママは
読んだら泣いちゃうかもしれません…
小学校での読み聞かせ時。
リアルタイムで、弟や妹が生まれて、
お兄ちゃん・お姉ちゃんになったばかりの子供もいます。
そんな子は、この本を読むと、泣いちゃうんです。
でも、最後にはニコッと笑ってくれる。
そう♡
最後にはみんながホンワカ幸せな気持ちになれる、
優しく包み込まれたような気持ちになれる絵本です。
絵もとてもふんわりしていて温かい♪
今、小さな子供が2人以上いて、
下の子のお世話、上の子の相手で忙しくしているパパ・ママ。
ちょっとだけ、この絵本を手に取って見てください。
心の余裕ができます。
子どもがもっともっと愛おしくなりますよ♡
『ちょっとだけ』
瀧村 有子 (たきむらゆうこ) 作
鈴木 永子 (すずきながこ) 絵
福音館書店
http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=1093
色々考えさせられます…『大きな木』
これは、小学校の中・高学年の子供から大人まで
幅広く読んでもらえる絵本です。
訳は色々出ていますが、
私のおススメは村上春樹さんの訳。
頭にスッと自然に入ってくる訳語です。
絵も文もページの余白が大きいです。
そして、これを読んでどう思うか?
どう考えるか?
の余白部分も大きいです。
だからこそ、
自分はどう思うのか?
これで良いのか?
どうありたいのか?
どうするべきなのか?
などなど、色々考えさせられます。
でも、こちらも最後には、
大きな愛情に包まれた感覚で本を閉じられる♡
大きくて温かい作品です。
『おおきな木』
シェル・シルヴァスタイン 作
村上春樹 訳
あすなろ書房
http://www.asunaroshobo.co.jp/home/series/tree/
読み聞かせのポイント
絵本の読み聞かせの良い点は…
字を自分で追わなくてよい分、
頭の中で本の世界観をたっぷり味わえること♡
出来るだけゆっくりと読んで、
子供が絵をじっくり眺める時間を作ってあげましょう。
読み聞かせ講習で、紹介されたお話。
『オオカミと7匹の子ヤギ』を親子で読み聞かせしてもらった後、
「子ヤギがオオカミのお腹の中にいた時間はどれくらい??」
という質問。
親は「えっ?!そんなの分かんないよ…」と答えられない方が多い中、
ほとんどの子供は答えられるのだそうです!
「どうしてわかったの??」
という大人の問いに
子どもたち曰く…
「だって、子ヤギが時計の中に隠れた時の時間と、
お母さんと子ヤギ達が家に戻ってきた時間。
時計の針をみればわかるよ!!」
そうなんです!
子どもたちは、絵の細部までしっかり見ているんです!(^^)!
だから、絵の美しい絵本を読んであげるはもちろん、
じっくり絵を眺められるようにゆっくり読んであげると
子どもたちはより絵本の世界に入れますよ♡
そして
幸せな気持ちで一日を始められるように…
穏やかな気持ちで一日を終えられるように…
そんな内容のお話を選んであげると良いですね♪