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またまた流しそうめん。今度は浜松里山竹クラブさんと本物の竹を使って流しそうめんを楽しみました。竹を切って加工して…。その体験はとっても豊かでしたっ‼︎

目次

少し前にも流しそうめんをやりましたが、今度は生の竹を使った本格的流しそうめんを楽しんできました。

…デジャヴ…?

KOSODATE BASE 浜松を定期的にチェックしていただいている方がいらっしゃいましたら、「あれ? この前も流しそうめんの記事がアップされてなかったっけ…」そう思っている方がいらっしゃいましたら、いつも購読ありがとうございます🙏

そうなんですよ。今年の夏は暑いからか、どうにも流しそうめんな気分でして…。あっちこっちの流しそうめんにお邪魔させていただいております。

前回はね。ギャラリーを使ってアーティストと一緒にやる流しそうめんという、ちょっと風変わりなイベントでしたが、今回は流しそうめんのド真ん中。竹を使った流しそうめんを楽しみます。

「竹を使った…」とは書きましたが、竹を切りだすところからスタートする超本格的な流しそうめん。
そう、何たって今回の主催は、以前にも記事として紹介させていただいた浜松里山竹クラブの皆さん。竹を愛し竹を楽しむ事においては他の追随を許しません(私の勝手な意見です)。

本格‼︎ 竹を使った流しそうめんを子ども達と一緒に楽しもうっ‼︎ 今回はそんな記事をお届けしますっ‼︎

まずは材料から。竹を切りだすことから始めよう。

記事本編に入る前に先に言っておきますが、この記事を書いているのが8月10日㈯。
8月11日㈰にも今回の竹をそのまま使って、もう一度流しそうめんをやるそうなので、今日中に記事を書き終えて公開まで行います
もしこの記事を読み興味をもった方。ギリギリ間に合うかもしれません。よかったらご参加ください。

流しそうめん日和ですね

場所は浜松市中央区(元西区)大久保町某所。
参加者は浜松里山竹クラブ(以下、竹クラブ)のメンバーの皆さんと、一般参加の子連れ家族が何組か。
初めましての方もみんな仲良く、よろしくお願いします。
(私信ですが、初めましての方に紫蘇ジュースをいただいたのですが、「美味し″そう″ですね。シソだけに…」と言って、場の空気を凍らせたのは、決して私のダジャレセンスが悪いのではなく、この暑い日差しを少しでも涼しくしようとした配慮とお考えいただけるとありがたいです。)

希望者のみで歩いて近所の竹を取りに行きます。(ちなみに竹クラブの管理している敷地の竹です。)

太く立派な竹ですが、筍が生えてからおよそ1ヶ月程度であっという間に大人の竹に成長します。
成長が早く、どんどん生えてくる竹は放置すると大変。竹クラブの皆さんは(竹や竹林が好きという事を前提に)竹林を管理したり、切った竹を使って遊ぶ機会を作ったり、竹を楽しむイベントを行ったりしています。

とりあえず、ここから一本の竹を切り出しましょう。
竹クラブの方が、竹の倒れる方向を計算してノコギリで切れ目を入れます。
そしたら縄をかけて、大人も子どもも一緒に綱引き。いっせいの〜でっ‼︎

動画だとなかなか迫力が伝わりづらいですが、十何メートルもの巨大な竹が迫って倒れてくる迫力は生で体験すると凄いですよ。

このままでは長くて運べないので、およそ2m程度の長さに切り分けます。大人がやった方が早いですが、ここは子ども達にも協力してもらいましょう。体験は宝物です。(ただし、大怪我をしてはいけないので、道具の扱いに慣れた大人の注意をよく聞いて。)

ムスメの何倍も背の高い竹。近くでみると大きさに驚きます。

竹を加工して流しそうめんの道具を作っていこう

竹は便利で、割と素人でも加工がしやすい素材です。今回の流しそうめんでは、そうめん台だけでなく、タレを入れるコップやお箸も切り出した竹から作る事にしました。

先ほど切った竹を持ち帰り、加工を初めて行きます。まずはコップから作成。

これは手作りの竹を切る台。ノコギリで切る時に竹が動かないように溝があり、一人が押さえて一人が切ります。これを作ったのは竹クラブのジイジ(写真でセッティングしている方)。竹の世界のドラえもんかのように、次々と竹に特化したアイテムを出してくれます。

ノコギリで切ると割と簡単に
竹のコップが出来上がり

こういった感じで、次々にコップを作っていきます。
ちなみに、竹の節から枝が伸びるのですが、ちゃんと枝を落としておかないと、座って押さえる係の人のお尻に枝が直撃します。
…はい、私のお尻に枝が刺さりましたよ。痛かったぁ〜。

切ったばかりの竹からは、優しく透き通った瑞々しい香りがするんです。ネットでこの香りを伝えられないのは惜しいっ‼︎


コップ作りと同時に、お隣ではお箸の制作中。
まずは竹をまっすぐ縦に割っていきます。竹の繊維は上下にまっすぐ伸びているので、ナタを当ててトンカチで叩くと、子どもの力でも簡単にパコーンと真っ二つ。

割った竹をまた真っ二つ。さらに真っ二つと繰り返していくうちに、細いお箸の原型が出来上がり。
今度はそれをナイフ等を使い削っていきます。

ナイフで切る時に危険がないようにと、滑り止めの付いたジイジ特製アイテム。

そして、流しそうめんの台座になる竹を2つに割ります。
竹の繊維に合わせ、途中までナタを入れ、下部を足で押さえ、上部を手で持ち上げることで、パコーンと気持ちよく割れます。気持ちの良い音がなることと、あたり一面にいい香りが広がるので、ストレス解消になる素敵なワンシーンなんですが…。

その瞬間を動画に撮ったつもりでしたが、撮れていなかったようです。
全国の竹マニアの方、申し訳ございません。

竹の節の部分の仕切り板みたいな部分も、このままだと水が流れないので折っておきます。

トンカチで割った後にノミで形状を整えていきます。この作業は簡単なので、小学校高学年くらいの子であれば出来る作業だと思いますよ。

最後に仕上げをして、水がちゃんと流れるかを確認して、本格版『流しそうめん』の完成‼︎


そうめんも茹でていきます。
いっぱい、いっぱい食べましょう。家で作ることないくらい大量のそうめんを投入‼︎

持ち寄りの具材もいっぱい集まりました。
ミニトマト、ちくわ、カマボコ、きゅうり。お菓子類や唐揚げなんてのもあります。果物にぶどうやパイナップル、キウイ、梨やリンゴなんてのも。スナック菓子やプリンは食後のお楽しみ。薬味に生姜にネギ、ゴマ。いっぱい集まりました。

竹を取りに行ってから既に3時間半ほど。みんなお腹空いちゃったよね。
完成の喜びの余韻もなく、みんな美味しく食べましょう。「いただきまーす‼︎」

皆んなで食べる流しそうめんは美味しい‼︎ もぅお腹いっぱいです。ご馳走さまでした〜‼︎

けして「昔はよかった」みたいな事を言う気はないんです。今に比べて昔の方が良かったこともあるし、今の方が良いこともある。そういう意味で言うと、昔は子ども達が多かったのもあって、近所の家族が集まってバーベキューをしたり、一緒にご飯を食べることが多くあった気がします。

今は子どもも少なくお互いのプライバシーに足を踏み入れることはないから、こうやって色々な家族が集まってご飯を持ち寄り、一緒に何かを成し遂げて、一緒に食事をするって機会は貴重ですよね。

勿論、無理に「他の家族と食べろ」とか言う気はないですよ笑。
ただ何だろう。色々な家族・色々な年齢の人が竹というテーマで集まり、一緒にものづくりをしていくのは連帯感が生まれるし、そこでコミュニケーションが生まれたり、自分が持ってきたものを「美味しい」とか言ってくれるのはやっぱり嬉しい‼︎

子ども自身も皆んなと一緒に作っている流しそうめんが、一歩一歩形になっていくのは自己肯定感が上がりますよね。

さて、そんな事を考えている間にも、どんどんそうめんは流れていき、野菜や果物もどんどん流れ、最後の方はグミまで流れていきました笑。

今回はたらふく食べて、もうお腹いっぱい。動けない〜ってなっちゃった。(最後にデザートで杏仁豆腐を食べることができたのは、人体の神秘です。)

2024年の夏は、もう流しそうめんは終わりかなぁ〜。充分満喫しました〜。「ご馳走様でした‼︎」


最後はのんびり後片付け。皆さん、お疲れ様でした。


というわけで、本日組み立てた竹をそのまま使用しますが、明日(既に日付を超えたので厳密には本日)8月11日㈰にも流しそうめんをやります。
参加したいご家族の方、いらっしゃいましたら、下記のリンクのSNS宛かメールでアポイントを取ってみてはいかがでしょう。(何せギリギリの告知なので、連絡がつかなかったら申し訳ございません。もし間に合わなければSNSをフォローして2025年をお楽しみいただけたらと思います。)

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(※浜松里山竹クラブは、綺麗になった竹林で竹に親しんでもらいたいと活動している民間のグループです。採れたタケノコを売って竹チッパーを借りるなど活動資金に宛てたり、物々交換や竹林整備を手伝っていただいた方にお礼として差し上げたりしています。活動に興味のある方がいらっしゃいましたら上記連絡先までお気軽にご連絡ください。)

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