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たけのこの山でタケノコ掘り体験してきました〜。旬の味覚は収穫するのも楽しいのだっ‼︎

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春の味覚と言えばやっぱりタケノコっ‼

さて、4月に入りだんだんと暖かくなってきましたね〜。ポカポカ暖かいとお腹が空いてくるものですね(あれ? 私だけですか??)。春が旬の食べ物といえば…、新タマネギやふきのとうなど色々ありますが、なんと言ってもタケノコでしょうっ‼︎

煮物にしても美味しいですし、ご飯と一緒に炊けば簡単美味しい筍ご飯に変身。ハンバーグに入れれば食感も変わって子どもも大喜びです。

ニョキっと元気に顔を出すタケノコ

そんなタケノコ。せっかく食べるんだったら収穫体験もしてみたら面白いかも。…ということで、今回は浜松里山竹クラブ(以下、竹クラブ)の代表、佐野清美さんことサノキヨさんにお願いして、タケノコを掘ってきました〜♫

山を登ってタケノコ探しだっ‼︎

今回おじゃましたのは浜松市西区大久保町にある某所(私有地のため、番地はご連絡をいただいた際にお伝えいたします。)。急な斜面をヒィヒィ言って登ります。いちおう木材や竹で作られた足場もあるのですが、落ち葉などで滑りやすいので要注意。汚れてもいい服装・軍手や長靴などをご用意ください。お子さん連れで参加される場合は目を離さないようにお気をつけくださいね。

写真だと分かりづらいですが、けっこう勾配が急なんです。

頂上に着いたら竹クラブの皆さんが待っててくれました。記念にパシャリ♫ それでは皆んなで掘っていきましょう。道具は竹クラブのじいじこと松浦さんにお借りします。タケノコがなかなか上手く掘れない時は「じいじ〜、助けて〜」と言うと、駆けつけてくれる頼もしい方です。

竹クラブの皆さん。一番左がじいじ。右から2人目が代表のサノキヨさんです。

さて、実は頂上に登るまでに何個もタケノコを見つけたウチのムスメ。記念写真を撮る暇があるならさっさとタケノコを掘りたい。確かに、ごもっともです。それではさっそく掘っていきましょう。

下を見ればあっちこっちにタケノコが生えている”たけのこの里”ならぬ”たけのこの山”状態。さっそくニョキっと顔を出していたタケノコを掘ってみましょう。

優しく丁寧に掘り進めて…

クワを上手に使ってタケノコを傷つけないように優しく周辺を掘り進めて、シャベルとハンマーでガツっと根本から掘り上げます。(子どもがクワを振り下ろすのは危険なため、シャベルとハンマーで掘りました。大人ならクワだけでも大丈夫だと思います。)

スコップとハンマー使ってガツーンと掘り上げます。

ジャジャーン♫ でっかいタケノコが掘れました〜。両手に抱えてもはみだすほどです。すごいっ‼︎

おっきいのが採れました〜。左右の手袋の色が違うのはお気になさらず…。

みんなで掘り続けていたら、あっという間にこんなにも収穫できました〜。大漁です。掘っている間は疲れを感じなかったんですが、少し休憩したらヘロヘロ〜となってしまいました。けっこう重労働ですね〜。(親竹にするタケノコやメンマ用のタケノコもあるのでその分は採らないでくださいね。ピンクのテープが目印です。※参加当日にも改めてお伝えいたします。)

大量のタケノコっ‼︎ 1つ1つがそれなりに大きいので、運ぶのも大変です。

山を降りる際は登る時よりも気をつけてくださいね。足元は葉っぱばかりで遠近感が掴めず足場を見つけづらいうえ、疲れて注意が散漫になっています。ここは慎重にふざけずゆっくり降りましょう。

タケノコ学校開校。竹クラブの皆さん。竹について教えてください

山の中は自然の学校。ただタケノコを掘るのではなく、竹にまつわる色々な質問を投げかけてきました。

(Q)そこらへんにニョキニョキ生えているタケノコ。このタケノコがよく見る背の高い大人の竹になるにはどれほどの年月がかかるんですか?

(A)なんと3ヶ月もあれば立派な竹になっちゃうんですって。竹って成長が早いと言うことは知っていましたが、まさかそんなスピードで成長するなんて知りませんでした〜。

こんな小さな赤ちゃんタケノコが、3ヶ月ほどで間に立派な竹になるって…。成長早すぎ‼︎

(Q)竹林を管理するって、何をやっているんですか?

(A)古い竹を切って、新しい竹と入れ替えることで、竹林を新しい状態に保っているんですって。竹の根は木の根よりも浅いので、新しい竹林にして元気な根をはることで土砂崩れなどの災害から守っているんだそうです。

何年に生えた竹かわかるように、西暦が書かれています。これは2018年に生えた竹。

(Q)竹ってタケノコとして食べる以外にどのように活用しているの?

(A)もう少しタケノコが成長したらメンマ用として収穫もするし、土壌改良のために竹をチップ状にして撒いたりしています。他にも竹を使った工芸品を作ったり、イカダにして遊んだり、竹には捨てるところがないほど様々な使い道があるんですって。

じいじ手作り流しソーメン台
竹をチップに加工して土壌改良

(Q)管理が大変だったら、いっそ竹を全て伐採しちゃうんじゃダメなんですか?

(A)このような斜面だと重機も入るのが難しいし工事費ばかになりません。薬剤を使って枯らすのも環境にはよくありません。それに伐採するだけだと土砂崩れなどの災害の原因にもなります。それよりは上手に管理しながら竹と共存していった方がいいし、何よりもこの竹林の風通しや木漏れ日が気持ちよくって未来に残していきたい自然環境なんです。

以前は鬱蒼と生い茂っていた竹林を整備し、今はとっても気持ちのいい場所になりました。大事にしたい大事な場所です。

タケノコいっぱい持ち帰りました〜

掘っても掘ってもニョキニョキ伸びてくるタケノコ。いっぱいお土産にいただいて帰りました。

さてここからが大変。皮を先に剥いてしまって”ぬか”と”唐辛子”と一緒にぐつぐつあく抜きします。ムスメは「いつできるんだ。」と何度も覗きにくるのが可愛いですね。自分で採ってきたタケノコだもの。気になるのは仕方がない。でも火を使って危ないから気をつけてっ‼︎(料理本などでは皮のまま茹でると書かれていることがありますが、我が家ではお鍋に入りきらないので、先に皮を剥いてしまいます)

1時間半ほど経ったでしょうか。あく抜きしてツルンツルンのタケノコちゃんになりました〜。冷ましてタッパーに詰めてウェルカム冷蔵庫っ‼︎ これで何を作りましょう。それは我が家のお楽しみです。

さぁ、タケノコ掘りのシーズンがもうすぐ終わってしまいます。せっかくの旬の味。是非みなさんもトライしてみてくださいね〜。

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※浜松里山竹クラブは、綺麗になった竹林で竹に親しんでもらいたいと活動している民間のグループです。採れたタケノコを売って竹チッパーを借りるなど活動資金に宛てたり、物々交換や竹林整備を手伝っていただいた方にお礼として差し上げたりしています。タケノコ掘りの参加費については時期や参加条件によって都度相談をさせていただきたいと思いますので、まずは上記連絡先までお気軽にご連絡ください

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