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あなたは内向型?それとも外向型?、そのままの自分を受け入れるということ。

内向型外向型という言葉はご存知ですか?

聞き慣れない方もいると思います。字から受ける印象で、
外向型は明るくて社交的、誰とでもすぐに仲良くなって、友達も多い。
内向型はその逆でしょうか…、その認識で大体合ってます。

では、自分が内向型か外向型か、わかりますか?
はっきりわかる方もいれば、どっちだろう?と考えてしまう方もいると思います。

簡単なチェック方法がありますので、やってみてください。
あてはまると思えば〇、あてはまらないと思ったら×にしてください。
迷ったら近いほうを選んでくださいね。

1 グループよりも一対一の会話を好む。
2 文章のほうが自分を表現しやすいことが多い。
3 ひとりでいる時間を楽しめる。
4 周りの人にくらべて、他人の財産や名声や地位にそれほど興味がないようだ。
5 内容のない世間話は好きではないが、関心のある話題について深く話し合うのは好きだ。
6 聞き上手だと言われる。
7 大きなリスクは冒さない。
8 邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ。
9 誕生日はごく親しい友人ひとりか二人で、あるいは家族で祝いたい。
10 「物静かだ」「落ち着いてる」と言われる。
11 仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない。
12 他人と衝突するのは嫌いだ。
13 独力での作業で最大限に実力を発揮する。
14 考えてから話す傾向がある。
15 外出して活動したあとは、たとえそれが楽しい時間であっても、消耗したと感じる。
16 かかってきた電話をボイスメールに回すことがある。
17 もしどちらか選べというなら、忙しすぎる週末より、なにもすることがない週末を選ぶ。
18 一度に複数のことをするのは楽しめない。
19 集中するのは簡単だ。
20 授業を受けるとき、セミナーよりも講義形式が好きだ。

(「内向型のすごい力」スーザン・ケイン著 より)

〇が多いほど内向型である確率が高いです。
〇と×が同数の場合は両向型になります。
ちなみに私は典型的な内向型です。

もしかすると、本当は内向型なのに外向型のふりをしている方もいるかもしれませんね。
日本は海外よりは内向型が多いですが、内向型は少数派です。
そのため社会は外向型優位に出来ています。

ですが、実は内向型って能力が高いんじゃないの?と言われ始めているんです。

今回、そんな内向型の特徴をご紹介したいと思います。
今まで内向型は誤解されがちでした。内向型の自分自身を誤解している人もいると思います。
外向型の人も、内向型を理解する助けになりますので、ぜひ読んでいただければと思います。

最初に言っておきますが、内向型、外向型は持って生まれた脳のタイプです。良い悪いということではありません。

これから内向型について説明しますが、内向型を理解してもらうためで、外向型との優劣をつけるつもりはありません。あらかじめご了承ください。

内向型は良くも悪くも敏感です。
そのため「低刺激」を求めますし、反対に外向型は「高刺激」を求めます。

外向型は大勢の人がいる賑やかな場所を好みますが、内向型は少人数で落ち着いた場所を好みます。
エネルギーを外からもらうか、内から生み出すかの違いです。

外に出て人と会って、常に新しいことをして刺激を受けていたい、そうしないとエネルギーが不足してしまうのが外向型。
内向型は家の中などでひとりで過ごす時間がないとエネルギーが不足したままになってしまいます。

内向型は相手の感情にも敏感です。

会話をして相手に嫌われてしまったかも…、などと気にしすぎるところがあります。
そのためコミュニケーションを避けてしまったり、結果としてまわりにいる人たちも離れていくことに…
そうして、やっぱり自分はコミュニケーション能力がないんだ…、と思い込んでしまうのが内向型です。

でも、相手の表情や態度から察することが出来るということは、実はコミュニケーション能力が高いということなんです。
相手が何を考えているのかわかれば(全てではなくても)、仕事でもプライベートでも良好な関係を築いていきやすいですよね。

何故、外向型が初対面の人と平気で話せるかというと、相手が何を考えているのかわからないからだそうです。内向型に比べると鈍感ということですね。
わからないから気にならない。ちょっとあんまりですが…
それでも私は、たくさんの友人に囲まれて楽しそうにしている外向型に憧れます。

内向型は、ひとりが好きで人嫌いだと誤解されやすいです。
コミュニケーションに苦手意識を持ちやすいだけですし、ひとりで過ごす時間が必要なのもエネルギーを充填するためです。けして人が嫌いなわけではありません。

ずっと、内向型の自分はおかしいと恥じてきました。
外向型のようにならなければいけない、そうしないと幸せにもなれないと思っていました。

内向型、外向型は持って生まれた脳のタイプです。
遺伝子で決まっているので、なろうとしても外向型にはなれません

それを知ったとき、がっかりもしましたけれど、同時にもう外向型にならなくていいんだとほっとしました。
自分でないものになろうとするのは、自分自身を否定し続けることで、すごく苦しいです。どうしたってなれないんですから。

ですが、内向型は目的のためには外交的にふるまうことが出来ます。
私も、お母さんたちに伝えたいという想いがあるので、ライターとして人と会って話を聞いています。
(ライターは意外と内向型が多い職業みたいですね)

時代は令和になりました。
これからますます多様性が認められる世の中になっていくはずです。
内向型がもっと理解されるようになると思います。

外向型に憧れて、外向型のようになりたいと思っている方に伝えたいです。

外向型が獲得しているものを内向型のままで得ることは出来ます。
内向型で成功している人もたくさんいます。
(ビル・ゲイツだって内向型なんですよ~)

自分を否定していると生きづらさを感じたままです。
あなたが持っている能力を伸ばすこともできません。
そのためには、自分自身を受け入れることがなによりも大切です。

長い間否定し続けてきた自分を受け入れることは、とても怖いことだと思います。
私も時間がかかりました。完全ではないかもしれませんが、今はダメなところも含めて自分だと思っています。

そうなんです。受け入れるということは、今の自分を認めてあげるだけで、未来まで諦めるということではありません

どうか自分自身を認めて肯定してあげてください。
そして、あなたのままで幸せになってほしいです。

【参考図書】

・スーザン・ケイン/著 古章秀子/訳「内向型人間のすごい力~静かな人が世界を変える」講談社
・マーティ・O・レイニー/著 務台夏子/訳「内向型を強みにする~おとなしい人が活躍するためのガイド」パンローリング
・藤沢久美/著「最高のリーダーはなにもしない~内向型人間が最強のチームをつくる!」ダイヤモンド社

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