東日本大震災が起きた翌年2012年、東北復興支援「tetote」が始まりました。
以前にも「tetote」のご紹介をさせていただいたことがありますけれど(https://plus.on-mo.jp/column/lifestyle/1071)
あらためて、主催をされている「花雑貨caillou(カイユゥ)」の大石さんに、イベントを続けてこられた想いをお聞きしました。
caillouさんのご紹介もしています。
≫ https://plus.on-mo.jp/column/lifestyle/268
≫ https://plus.on-mo.jp/column/lifestyle/886
震災後、ちょうどママ友さんと一緒にイベントを始めようと思っていたのが、「tetote」を始められたキッカケだそうです。
イベントは二ヶ月に一度開催され、出店料の一部を東北の子どもたちのために寄付されています。
「tetote market」は、奇数月に浜松市中区大平台にある「花みずき工房」さんで、
「ママとキッズ&ベビーのフリーマケット」は2019年までは年3回、
2020年以降は、雄踏総合体育館の「スポーツ祭り」に合わせて年に1回の予定です。
2019年4月には「みずのもり」も開催されました。
イベントを開催するモチベーション。
東北に身内の方か親しい方がいらっしゃるのかな、と思っていたのですが、
お聞きしてみると、東北には縁もゆかりもないそうです。
それなのに、どうしてそこまで…?
大石さんもよく聞かれるそうです。
当事者の方は震災を思い出す度につらくなってしまう…、「第三者の立場の人がすることも大切なのでは」という言葉に、なるほどと思いました。
第三者だからできることがある、目からウロコでした。
自分のペースで出来ることをやっているだけ、それがたまたまチャリティーイベントだった、と大石さんは言います。
イベントを開催するのはもちろん、続けていくことはもっとずっと大変なことだと思います。
ですが、お話を聞くと、とても自然体でやっていらっしゃるのを感じました。
「自分はそういう家庭で育ったから」と仰っていて、つまり自然と人助けをする環境だったということですよね。憧れます。
自分が先頭に立って始めるなんて、最初から無理だと思ってしまいますが、
大石さんは、「思い立ったらやってしまうタイプだから」と。
想いを行動に移す力、すごいです!
また、イベントは主催者だけで出来ているわけではなく、
「イベントが素敵になるのは、出店者さん方のおかげ」
というお考えだから、出店者さんたちが大石さんに協力されてイベントが作られているのだと思いました。
大石さんは、小6、小4、2歳の3人のお子さんがいるお母さんです。
ON-MOプロジェクトのワークショップの講師もされていて(https://plus.on-mo.jp/column/lifestyle/1551)
イベントにもよく出店されています。
これだけ読まれるとパワフルな方をイメージされるかもしれませんが、実際にお会いしてみると穏やかな方で、お話すると癒されます。
(植物を扱っているからマイナスイオンが出ているのでしょうか。大石さんをご存知の方には「そうそう!」と言ってもらえそう)
日常に追われて、震災を思い出すことがどんどんなくなっているのを感じます。
大石さんも岩手まで現状を見に行かれて、復興はまだまだ途中だと感じられたそうです。
自分には何ができるんだろう…?
同じような想いを持たれているお母さんもいらっしゃると思います。
なので、お子さんと一緒にイベントに行ってみてはどうでしょうか。
「tetote」は、震災を思い出すキッカケになります。
震災について、子どもと話し合うこともできます。
「あなたが生まれる前に大きな地震があったんだよ」
「これは、被害にあった人たちを助けるイベントなんだよ」
「イベントのお金を寄付するんだよ」
お子さんに話してあげるのもいいですよね。
買い物をして、美味しいものを食べて楽しむ。
イベントに行って楽しむことが支援につながります。
出店者のみなさんも、楽しんで参加されているのが伝わってきます。
次回は、「ママとキッズ&ベビーのフリーマケット」です。
日時:9月22日(日) 10:00~14:00
会場:雄踏総合体育館 サブアリーナ
「tetote」は、出店料の一部を「岩手負けるもんかプロジェクト」さんに寄付されています。
プロジェクトは2020年までなので、「tetote」も来年まで開催される予定です。
2020年以降の予定は決まっていないそうなので、この機会に一度行かれてみてはどうでしょうか。
自分にもまだできることがあると思えます。
tetote
URL https://tetotemama.hamazo.tv/
mail caillou.ohana@gmail.com