浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

最後だとわかっていたなら

目次

心が震える本に出会ったことありますか?

こんにちは。

毎晩、子供達を寝かしつける時、
我が家ではちょっとした問題が…。
それは…ママの取り合い(笑)。

鳴り止まない抱っこコールで、
だいぶ重くなった2人を抱っこして
(もちろん2人いっぺんに!)
階段を上がり、寝室に行きます。

ベッドを3台繋げているのに、
一緒に寝たいと集まり…
手を繋いで~と手を繋ぎ、
1台にぎゅうぎゅうになって寝ます(汗)。

大の字で寝たい~!
好きなときに好きなだけ寝たい~!!

と、毎日思うのですが…

可愛い寝顔を見ていると、
いつまでこんな風に言ってくれるんだろう…
と、ちょっぴり寂しくなる、りるママです。

さて、今年も終わりですね。
年々あっという間になります…。
大掃除終わりましたか?
やり残したことありませんか?
新たに新年の目標は立てましたか?

今年、最後の記事は、
考え方が変わるような…
心が震える本に出会ったので紹介させて下さい。

最後だとわかっていたなら

『最後だとわかっていたなら』
読んだことありますか?

とても有名な本みたいなのですが…
本にうとい私…実は知りませんでした。

最近たまたまこの本と出会い、
どうしても読みたくなり…
読んだのですが…

明日からではなく、
たった今から
考え方が変わるような本です。

なぜこの本が有名になったのか

この本は、
作者の女性が、10歳の息子を亡くし、
その短すぎる人生を終えた
我が子への思いを綴った詩です。

この詩は、
9.11同時多発テロの追悼集会などで朗読され、
瞬く間に世界中に広がりました。

そして、
この詩の大きな反響と素晴らしさは、
日本にも届き、書籍化されたそうです。 
 

明日が来る事は当たり前じゃない。

この詩を読んで、
明日が来るのが当たり前じゃないということ。
愛する人達に気持ちを伝えることが
どれだけ大切なことなのか。

改めて気付かされます。

頭では分かっていても、
日常の中でこの事を意識して生活している人は
どれだけいるのでしょうか。

よく考えたら、
明日が来る事を約束されている人なんて
いないですよね。

『今』を大事に生きる。

この詩が教えてくれます。

心にやさしく染みる詩。

『これで最後ね』って教えてくれたら…
普段のほんのささいな言動も
全て大事でかけがえのないものだと気付く…。

私も、この詩を読んで思い返した事が…。

ひとつは、
『3年前に亡くなった愛犬のこと』。

愛「犬」と書くのに違和感があるくらい、
もう『家族』なんですよね。
我が家では私の妹。三女なのです。

病気だったのですが、 お別れは突然で、
当時は、後悔と悲しみしかありませんでした。

もっと色々してあげたかった…
ちゃんと育ててあげれたんだろうか…
家に来て幸せだったんだろうか…

最後だとわかっていたなら、
多少手が疲れたって、
いつもより多めにマッサージしてあげて、
ずっと抱っこしてあげれたのに…

今は、彼女がくれた幸せな時間を
思い返す事が出来ますが、

「ああしてあげれば」
「こうしていれば」

当時はこんな思いしかなく、
その気持ちは引きずったままでいます。

この詩は、そう思っている心にやさしく染みます。
そして、
これからの生き方を見直すきっかけになります。

子育てしている今、一層心に染みる詩。

もうひとつは、
『子育てしている日常』です。

今更ながら…
子育てって大変ですよね(笑)!
ママはやることがたくさん。
ちょっぴり休憩したい時だってあるし。
思っているように動いてくれないし。
余裕がなくて、
感情的になってしまう時もあったり…

でも、
『最後だとわかっていたなら』…
忙しい時に、何度も何度も
「ねぇ、ママー」
「マーマー!」ってうるさく呼ばれても、
笑って返事してあげるのに。

面倒くさいオムツ替えだって
オムツつけてる姿、
写真に撮ったりなんかして、
楽しんで替えるのに。

どんどん重たくなる抱っこも、
腕の力の限界まで抱っこしてあげるのに。

ちょっとしたイタズラも一緒に楽しんで、
仮面ライダーごっこも、全力で敵役をやって、
見え見えのかくれんぼも、
分からないふりして何度も見つけてあげるのに。

どんどん成長していく子供達。
毎日当たり前だった事も、
いつの間にか
1人で出来るようになって、
いつの間にか
子育てに終わりが来る。

そう思うと、
『子育て』自体のひとつひとつが
そう遠くない終わりに向けての
カウントダウンを開始しているみたい。

あとどれくらいか分からないけど、
毎日成長し、出来る事が増えて、
確実に親の手を離れていく。

いつか来るその日まで、
毎日を丁寧に楽しんで過ごしたい。

『伝える』ことを大切にする。

この詩の中で、
『今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい』

という言葉があるのですが、
子育てをしていると、
自由奔放な子供達に疲れるし、
言うこと聞かないし…、
叱ってばっかりだな…って
思う日も正直あります。

でも、
ママ達の根本は全てこれなんですよね。

『どんなにあなたを愛しているか』。

嬉しい時、楽しい時はもちろん、
叱って…ごめんなさいを聞いた後。
夜寝るとき。
ただ、ぎゅうーと抱き締めている時。
「大好きだよ」 と、一言伝えたい。

「ありがとう」
「ごめんね」
子供達にも誠実に伝えたい。

伝えることを大事にしようと思えます。

『今』を大切にする。

この本を読んで、
『大切な人に気持ちを伝える事を惜しまない。』
そして、
『ほんとに大切なものは何なのか』
を改めて見つめ直す事が出来ました。

忙しくてバタバタで、
子供達もぐずぐずで大変な毎日でも、
そんな事を頭の片隅に置いて過ごしたい。
そう思わせてくれる詩です。

いつか終わりの来る子育て。
「ママ」って
いつから呼んでくれなくなったのだろう?
最後に手を繋いだのはいつだろう?
抱っこしたのはいつだろう…?

後から寂しく思っても時間は巻き戻りません。

1日1日を大切に。
ひとつひとつを大切に。

『今』出来ることを堪能して感謝したいです。

そんな気持ちの大みそか。
そんな気持ちで新年を迎えます。

あぁ、息子くんもいつか大みそかを
ママと一緒に過ごしてくれなくなるんでしょ(笑)?
彼女とやらと過ごすとか言ってさっ!
そんときは、
ママにちゃんと紹介ぐらいしてよ(笑)!
うぅ(泣)。

『明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず』
その通りですね!!

大切な子供達に、
今日も全力で『大好きだよ』って伝えたい!!

みなさんも、毎日を大切に過ごしてくださいね!

今年もありがとうございました!
来年も宜しくお願い致します
(・∀・)人(・∀・)!!

目次