子ども達、集まれ‼︎ ギャラリーにお花を咲かせよう‼
先日、こちらKOSODATE BASE hamamatsuでも紹介させていただいたイベント。松市西区入野町にあるツインギャラリー蔵の『OPENアトリエ ギャラリーにお花を咲かせよう』と『Mikaさんとこどもじゃず 時々絵本とパネルシアター』が3月22日㈬〜26日㈰の5日間にわたって開催されました。
〈春休みのお楽しみに。ギャラリーにお花を咲かせてコンサートを楽しもう。ツインギャラリー蔵の新しい挑戦に同行取材しました。〉
こちらのイベント。私の娘も楽しみにしていたようで、「いつになったらやるんだ〜‼︎」「早く遊びに行きたい〜‼︎」と毎日のように急かされていました笑。もちろん私自身も楽しみで、この日がやってくるのを待ちに待っていたんです。
まずは22日〜25日までのOPENアトリエでは、子ども達と一緒にギャラリーに花を咲かせます。花を咲かせるとは言っても、本物の花ではなく木の枝や絵の具で塗った紙やマスキングテープなどを花に見立てて飾るというもの。
素材はツインギャラリー蔵さんや仲間のアーティストが用意してくれました。この材料からどのように『花』を想像して、どのように作るかは参加される子ども達にお任せします。
…とは言ったものの、ツインギャラリー蔵さん自身も、このように何ができるか分からないイベントをやるのが初めて。どれだけのご家族に参加いただけるのか。参加いただいたとしても、子ども達が楽しんで自分の作品を作ってくれるのか…。正直なところ心配していました。しかし、心配とは関係なく日にちはどんどん経っていき、3月22日の当日を迎えます。
子どものアート力爆発‼︎ 見事にギャラリーにお花が咲きました。
今回のイベントとは直接的には関係ないとはいえ、イベントを応援し記事も書いた私。初日はどうしても都合がつかず心の中でイベントの成功を願っていたのですが…。
「ギャラリーに花が咲いてる〜‼︎」
夕方にSNSの更新を見て人前で叫んでしまいました笑。いや、スマホ越しにですが思った以上の作品が出来上がっていますっ‼︎ その後も毎日ギャラリーには個性的な作品がどんどん追加されていき、ギャラリーはお花でいっぱいになっていきました。
お花を咲かせるのと同時に行われていたのが、26日㈰のこどもじゃずで使用する楽器作りです。26日に演奏される音楽ユニットMikaで、ヴォーカルとギターを担当するミュージシャンの美歌さんがカズー作りを教えてくれます。
カズーってご存知ですか? 一見すると笛のように見える楽器ですが、息を吹き込むのではなくて、しゃべると声の振動でビニールがブルブル震えてバリバリした声（「こんにちは」と喋ると「ごんにじゔぁ」と聞こえる感じ）になる楽器です。楽器屋さんに行くと金属製やプラスチック製のカズーが売ってたりしますが、美歌さんが教えてくれるカズーは豆乳のテトラパックに穴を開けてビニールをくっ付けた単純なもの。パックを筒状にしてテープで貼り付けると立派なカズーになります。
さて、そんなこんなで、22日から続いたギャラリーにお花を咲かせるプロジェクトは4日間でこんなにも華やかになりました。
完成されたアートではなく、その日・その時に子ども達が作り上げて行く工程がとても想像力に溢れていて、最初の心配なんて吹き飛んでしまうほどの素晴らしいアートが完成しました。
さて、この楽しいお花畑で、26日最終日はこどもじゃずが行われます。
Mikaさんと一緒に歌って演奏しよう‼︎ 楽しい時間が始まるよ♪
今回のイベントの最終の仕上げには、子ども達が作ったお花畑のステージで、音楽ユニットMikaさんと一緒に歌って演奏して楽しいこどもじゃずの時間です。会場は満席。子どもから大人、おじいちゃんやおばあちゃんまでいっぱいっ‼︎ 何よりも今回の主役の子ども達の楽しそうな表情といったらっ‼︎ お友達も初めて会う子も一緒になってカズーを鳴らしたり走り回ったり。元気いっぱいで楽しくなってしまいます。
音楽ユニット『Mika』は、カズー作りを教えてくれた美歌さん（Vo・G）とTeruさん（Ba）のユニット。今回のように子ども達を対象とした演奏のほか、大人向けにシャンソンなども演奏されるそうです。
クリエート浜松での定期演奏や、浜松こども館でのカズー作り教室、ヤマハ発動機コミュニケーションプラザなどでの演奏も決まっているようですので、よかったらそちらも行ってみてくださいね。
さて、そんな事を言ってる間に、演奏スタートの時間がやってまいりました。「Mikaさ〜ん‼︎」子ども達が大声で呼ぶと、Mikaさんがニッコニコでいらっしゃり演奏がスタートします。曲は童謡やアニメのテーマ曲をジャズにアレンジしたもの。子ども達もMikaさんに負けじと大きな音で一緒に演奏。あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました。
これで終わりじゃない。パネルシアター、絵本も楽しいよ
演奏を聞いて心も身体もあったかくなった子供達。これで帰るのはちょっと寂しい…かな? でも大丈夫。もう少し一緒に遊びましょう。
ツインギャラリー蔵には2階もあり、そこでは絵本のコーナーにパネルシアターも開催されていました。静かに本を読む子は絵本を楽しみ…。そしてパネルシアターに群がる沢山の子ども達。
「静かにしなきゃダメっ‼︎」な〜んて怒る大人はいません。学校じゃないんだもの。怪我をしたり、相手を傷つけなければ、どんどん好きに遊べばいいんです。みんなで楽しく一緒に遊んで、長い長い特別な5日間が過ぎていきました。
いっぱい遊んだ帰り道。「すっごい楽しかったね。また行きたい〜‼︎」と言っていたウチのムスメ。家に着く頃には疲れちゃってウトウトしているのがとても可愛らしかったです。
今回のチャレンジで、若い子育て世代に向けてアプローチしたツインギャラリー蔵さん。イベントが無事に成功し、「自分と同じような世代の方が気軽に遊びに来ていただけるような場所作りをしたい」といった夢に一歩近づいたのではないでしょうか。
ご年配の方はもちろん、大人から子どもまで。自由に気軽に遊べる場所作り。この記事を読んでいただいた方も、ぜひツインギャラリー蔵のこれからを楽しみにしていてくださいね〜。
