遠州三山風鈴まつり
遠州三山風鈴まつりは、
2年ぶりとなる開催で、
あの涼しげな風鈴の音色を聞くだけで
夏の風物詩です。
5月22日(土)〜8月31日(火)
の比較的長い期間での開催なので、
どっと人が押し寄せてくる心配がなさそうで
人が分散されゆっくり楽しめそうです。
昨年は残念ながら開催できなかった
風鈴まつり。
今年は、行きたいですよね。
そもそも遠州三山とは、
袋井市にある3つの寺院(旧遠江国の三古刹)のことで、
可睡斎
油山寺
法多山のことを指します。
千年余の歴史を誇る遠州三山はそれぞれに趣きがあります。
三山を巡ってご利益めぐりをされる方も多いようです。
「火防総本山・秋葉総本殿 曹洞宗 可睡斎」
東海道の禅の大道場と、唯一の火防守護、
秋葉信仰の総本山として広く知られています。
東海道一の禅の修行道場である可睡斎は
応永8年(1401年)に如仲天誾禅師が開山し、
徳川家康が可睡斎と名付け、600年の歴史を刻んでいます。
可睡斎を一通り見学するために使う時間は、
なんと4時間30分。
10万坪(東京ドーム10個分以上)の境内に、
建造物数25棟
拝観箇所40
季節に応じて咲く花5万本、
日本有数の典座が用意した精進料理を体感することもできます。
実際に行ってみましたが、
そんなに広いなんて・・・
まだ私たちは可睡斎のほんの一部しか
見ていないことに愕然としました。
「目の霊山 真言宗 医王山 油山寺」
大宝元年(701年)に行基菩薩が万民和楽・無病息災を
祈念して創建した真言宗のお寺です。
すべての人の穏やかな暮らしと無病息災を祈って
本尊の薬師如来が法案されました。
油山寺という名前は、
昔この山から油が湧き出ていたため「あぶらやま」と
呼ばれていたことが由来だそうです。
現在は油山寺(ゆさんじ)と呼ばれていますが、
私たち・・・読めませんでした。
「厄除け観音 真言宗 法多山 尊永寺」
神亀2年(725年)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人により創建されたお寺です。
高野山真言宗に属し、厄除観音として有名です。
「厄除だんご」は十三代将軍徳川家定の頃より伝わり、
将軍様に名付けられ、
法多山名物として今も広く親しまれています。
万灯祭をはじめ四季を通じて様々なイベントが開催されます。
厄除け団子が大好きな私たちは、
法多山にはよく行きます。
そんな遠州三山は、
この風鈴まつりをはじめ、
多くのイベントを共同で行っています。
その共同イベントのなかでも
人気なのが御朱印です。
イベント開催時だけの御朱印が
毎回登場しているので御朱印集めを
している方はいつも目をキラキラさせています。
また、イベントの御朱印は、
3つ集めると最後の3つ目のお寺で
五色の水引きバンドが
プレゼントで貰えます。
御朱印にされる印も
風鈴をあしらった素敵なデザインで、
御朱印を集めていない私も
始めてみたくなってしまいました。
火防総本山・秋葉総本殿 可睡斎
浜松在住の私たちのおすすめルートは、
1番初めに可睡斎に行くことをおすすめします。
浜松市内からも数十分で行くことのできる
可睡斎は3つのお寺の中で一番暑い( 私の体感)ので
午前中の早い時間がおすすめですよ。
山門から本堂までの「風鈴の小道」には、
約2,000個の色とりどりの江戸風鈴が吊るされ、
涼しげな音色に心洗われる祈りの道となっています。
この風鈴の小道は、
カラフルな風鈴が鮮やかに吊るされていて
みるだけで「わぁ!」となります。
山門までの階段を登っている途中から
涼し気な風鈴の音が
鳴り響いていて誘われる気持ちで
階段を登りました。
まず、
音から入ってくるのも
また風流です。
そして、
可睡斎には
風鈴のみならず
他にもたくさんの見どころが満載です。
ちょうど今の季節は、
すぐ隣りの可睡ゆりの園が
開園中です。
可睡ゆりの園は
1年で2ヶ月しか開いていない
貴重な園なのです。
【2021年営業】
5月29日(土)~7月4日(日)
9:00~17:00
入園料 大人1,100円
小・中学生 400円
幼児 無料
3万坪の広大な敷地の中に
色とりどりのゆりが
咲き誇っている姿は絶景です。
1年でこの時期にしか
見ることのできないゆりたちが
咲き誇っています。
是非御覧ください。
また入園料がちょっと高いな・・・
という方には朗報が、
浜名湖ガーデンツーリズム 共通入場券
たるものがあります。
2日間有効で、
有料5施設のうち3施設に入場できて
1,980円です。
有料5施設とは、
●はままつフラワーパーク
800円
●龍潭寺
500円
●浜松城天守閣
200円
●可睡ゆりの園
1100円
●加茂荘花鳥園
1500円
上記の施設のうちから3施設なので、
お得が大好きな私なら、
1日目は、
可睡ゆりの園&加茂荘花鳥園
2日目は、
浜松フラワーパーク
に行きたいなと思います。
そうすると、
1420円のお得です。
もしよかったらご利用ください。
他にも、
可睡斎といえば
美味しいジェラートが
食べられるので、
参観した後はとっても暑いので
ジェラートで涼をとっている方々が
いっぱいいます。
スーッと汗がひきますよ。
私のおすすめは新茶みるくです。
そして、
今の季節だけの
私がとっても気になったのは
七夕の願いごとお守りです。
このお守りは、
階段を降りて一番初めの
お店に置いております。
かわいくないですか????
空色で星柄のお守りに、
「願」と書かれていて、
その下に
織姫さまと彦星さまがいます。
この時点で欲しい!!
そして、
このお守りは、
自分の願い事を書いて入れるんです。
粋ですよね。
用意されている
和紙とペンで自分の願い事を
書き入れてお守りに入れます。
見てかわいいし、
自分の願い事が入っているという
特別感・・・。
素敵です。
たくさんの人の、
願いが叶うといいですね。
そして、
可睡斎の風鈴は
実はこれだけではなく、
参観料500円で、
赤富士風鈴を参観できます。
赤い風鈴1000個で、
富士山を演出しているそうです。
縁起がよさそうですよね。
しかも、
赤富士風鈴を参観した方には
限定100食で
水無月ぜんざいなるものが
ふるまわれます。
こちらは7月5日から始まります。
他にも、
お絵かき風鈴体験(500円)も
体験できて、
自分だけのオリジナルデザインが
描けますよ。
私たちは行くのが
早すぎたみたいですね。
目の霊山 油山寺
続いては、
油山寺へ向かいます。
可睡斎から油山寺まで
なんと車で5分という近さ。
しかも、三山の中で唯一の
駐車場無料のお寺なので嬉しいです。
油山寺の風鈴は、
またひと味違います。
あおもみじの参道に
一列に吊るされた風鈴たち。
鮮やかな色彩ではないものの、
油山寺の山の中の風景に
ぴったりの優しい音色の風鈴たちです。
一つひとつの風鈴が、
違うのでそれを見ていくのも楽しいです。
まだ小さい我が子は、
風鈴を触りたくて触りたくて
ジャンプするけど触れない・・・
そんな大人の目線に風鈴があります。
油山寺の魅力は、
何と言っても景色にあると思います。
山全体が寺院である油山寺は、
とにかく自然にあふれています。
参道を歩くだけで
心が浄化されるような
川や木々などの
周りにあふれる自然の音で
癒やされていきます。
人が多くいないのもまたよくて、
この空間を静かに独り占めしている
贅沢な気持ちにしてくれます。
そんな油山寺は、
目の霊前として有名で、
目の病気や視力回復の
お参りに訪れる方がおおいようです。
他にも、
天狗の姿をした健足の神様が
祀られていることから、
古くから足腰の病に霊験あらたかであると
伝えられています。
足型のついた足腰のお守りもあったので、
母親に買おうか迷いました。
また、
他の2つの寺のように
お土産屋さんなどはありませんが、
一休庵(土日祝のみ営業)では
冷やし緑茶甘酒やわらび餅で
甘味を楽しむことができます。
小さいようですが、
山全体が敷地である油山寺は
歩かれている方たちも多くみました。
木々の木漏れ日に助けられ、
暑さをしのぎながら歩ける参道は
歩きやすいハイキングコースにも
なっているようです。
山内には、
おおくの建造物や
重要無形文化財もあり、
滝も流れています。
3つのお寺の中で、
一番涼しい(私の体感)油山寺は
夏の訪れにぴったりだと思います。
ぜひ、
日常を脱して、
心を洗われに行ってみてください。
厄除け観音 法多山
私の記事でも
何度か登場する
言わずとしれた法多山
こちらの厄除け団子が
昔から大好きで。
厄除け団子が食べられる所
という認識で法多山を認識していました。
法多山の風鈴は、
鮮やかだけれどガラスの部分は
透明で、可睡斎とも異なります。
風鈴が並ぶ道には、
浴衣を来た子どもたちや
家族が写真を撮っている風景が
よく見られます。
そんな、浴衣で来られた方に
嬉しいプレゼントがあります。
6月1日~6月30日
8:30~16:30
本堂祈祷受付窓口か
本堂札守授与所
で、浴衣や和装姿で行くと、
和柄の巾着袋または和柄の手ぬぐいを
先着200名様にプレゼントしてくれます。
※期間中1人一回まで
これは、
はりきって浴衣で行ってしまいますよね。
人数に限りがあるので、
欲しい方はお早めに行かれてください。
私たちも、
例年手ぬぐいをいただいています。
法多山の風鈴の特徴は、
「願掛け風鈴」です。
風鈴の短冊に
願い事を書いて奉納します。
1ヶ月間風鈴にかけてくれます。
料金は200円です。
その願掛け風鈴が
吊るされている光景も
なかなか圧巻で私は好きです。
夜間ライトアップされる日もあります。
今年は、
ホタルまつりが開催されないため、
万灯祭の日だけの予定です。
もちろん厄除け団子は
いつでも健在です。
夏になると、
厄除け氷として、
かき氷の中に
厄除け団子が刺されて
出てきます。
一つ500円です。
家族のなかで、
私だけがこの厄除け氷を
未だに拝めたことがありません。
写真は以前のものですが、
美味しそうでしょ♪
販売期間は7月と8月です。
ぜひ、みなさんもお試しください。
他にも、
ごりやくカフェでは
夏限定の
氷室さまの氷甘酒250円
も販売されます。
甘酒のシャーベットのような
甘味です。
ごりやくカフェは、
月、金、土、日のみの
営業ですのでご注意ください。