ピーラー恐怖症(!?)克服を願って!
小学校の調理実習でじゃがいもの皮をむく機会があった長女。
調理実習の前に家で練習をしたけれど、包丁が怖くて上手にむけず…
ピーラーでむけばいいんじゃない?と思うけど、長女さん、ピーラーも怖いんです(-_-;)
あれは、3歳くらいの時…
お手伝いをしたいと言うから、
にんじんならピーラーでシュ〜ッとむけるかな?と思いピーラーを持たせると、
「じぶんで!」(ひとりでやってみたい!の意)と言って、
にんじんの皮をむくついでに(!?)
指先も少しシュ〜ッとやってしまったのでした…(・・;)
大したケガではなかったけど、
とても怖かったらしくそれがトラウマでピーラーが苦手。
自信をつけて克服してほしいな。
という思いもあり今回参加したのが、
浜松こども館のイベント
「和食のプロ直伝!今日の一品」。
小学3年生〜中学3年生が対象の定員16名。
参加費一人700円の、
事前に予約をしての参加です。
今回は肉じゃがと塩むすびを作るみたい。
皮むきできるかな?
あいさつから始まります♪
トイレを済ませ、
身支度を整えたらスリッパに履き替えて
子どもたちだけでお部屋の中へ。
食材と、
計量された調味料、
調理器具がきれいに並べられた調理台。
コンロはIH。
そして、各テーブルには
お手伝いボランティアさんが2名ずつ。
先生は肴町で割烹料理店をされている、
天野宗彦さん。
“旬の料理 あまの”の店主さんで、この道30年以上の和食のプロです。
みんなであいさつをして、
さぁ、お料理の始まり!
クッキング開始!
お料理は、食材の特徴に触れながら和気あいあいと進められます♪
糸こんにゃくは、
「におい嗅いでみてよ。これ、石灰の匂いね。ゆでて抜くよ」
絹さやは、
「ヒゲがあるよね。それを持って筋をこう剥く。反対側はこう。」
また、
「これ、なんだかわかる人〜?」
「お!◯◯ちゃん、よく知ってるね〜!」と、
コミニュケーションを取りながらのお料理。
そして、新しい食材を手にするごとに、
「みんな前に出ておいで。」
ほら、こうやってやるんだよ。と、手元が見やすいように子どもたちを前の方に集めて教えてくれる先生。
子どもたちは真剣な眼差しで見つめています。
さて、問題の皮むきは…
まずはじゃがいもの皮むき。
包丁でうまくできるかな??
と、心配する私の目の前で、
天野先生、
なんとじゃがいもの
片側をストンと切り落として、
まな板の上に立てました!
「こうすると、グラグラ動かない。
こうしておいて包丁で皮を削ぐ。ピーラーでもいいよ。」
と。
私、ちょっと驚きました。
包丁の刃の運び方なんかを
細かく指導されるのかな?と思っていたから。
だけど、
ケガをしない方法、
それぞれのやり易いやり方で、
とにかくじゃがいもから皮が無くなればいい!
なんて潔い!
包丁を上手に使えるようになることじゃなく、
子どもに、自分で出来た!っていう経験、
達成感を持たせてあげるコト。
それって自信に繋がるかも。
そして、長女をピーラー嫌いにさせたにんじんの皮むきも、
にんじんをまな板に寝かせてシュ〜ッ。で、
あっけなく問題解決。
(私がにんじんを手に持って皮をむく方法しか知らなかったので、長女にケガをさせてしまったのでした…ごめん)
長女は自信がついたのか、後日お手伝いをしてくれましたよ(*゚∀゚)
ピーラー恐怖症(!?)克服できたかな?
さて、ここから色々な食材の下ごしらえをしていきます。
ゆでたり、むいたり、切ったり。
じゃがいもの芽にはソラニンという毒があることも教わります。
たかが肉じゃがと思うけど、
子どもたちは慣れない手つきで一生懸命。
特に
お肉は、包丁の使い方に慣れないからか、
なかなか切れなくて苦戦。
ボランティアさんに手伝ってもらいながら頑張ります。
食材準備完了☆
約1時間もの時間をかけてようやく下準備完了!
まだまだ肉じゃがの形にはなってきませんね〜。
本当にお料理って手間と時間がかかるもの。
たけど、野菜たちの姿が次々と変わっていく様子を見るのは楽しいですね♪
下準備が終わったら、いよいよ油で炒めていきます。
使うのはごま油。
温めたフライパンに入れるといい香り。
まずはお肉から。お肉に8割方火が通ったら、
糸こんにゃく、じゃがいも、にんじん…と加えて油でコーティング。
玉ねぎはバラしながら炒めます。
「これ、なんでこの順番かわかる?」
「火の通りにくい順!」
子どもたちよく知っているなぁ〜と感心。
水を加えて沸騰したら、調味料を入れ蓋をして煮ていきます。
後はしばらくお鍋まかせ♡
プロに教わるおむすび作り!
さて、次のお料理は塩むすび。
岩塩とあら塩の2種類のおむすびを作るみたい!味の違いわかるかな?
まずは手を水で濡らして…
「指3本、出してね」
その指に塩を付け、
反対側の手のひらに塗り付けます。
次に、
湯呑み茶碗にこんもりと盛られたごはんを、
塩を付けた手のひらにポンっと落として
優しくにぎっていきます。
「あまり強くにぎらないよ。口に入れてホロッとほどけるくらいがおいしいからね。」と先生。
子どもたちからは
「三角にできな〜い!」
「ごはんが手に付くよ〜」
という声も。
普段ラップを使っておにぎりを作っている
我が家の子どもたちの手も、
やっぱりご飯まみれ☆
さて、
1時間45分もの時間をかけて、
どうにかこうにかお料理が完成しました!!
時刻は午後1時近く。
「おなか空いた〜!」の声も。
肉じゃがの煮える匂いに
私もお腹が空きました。
ここからは希望すれば保護者も部屋に入れてもらえ、試食ができますよ(^^♪
お味はどうかな?
みんなでリフレクション(振り返り)
こども館のスタッフさんの
「大変だったことは何かな?」の質問に、
「おにぎりが難しかった!」
「皮むき!」
「味付け。しょうゆ加減のところ」
という声がたくさんあがっていましたよ。
「それじゃあ、お家の人がいつもおいしい味でお料理を出してくれるの、大変なのわかるよね。」
子どもたちも納得の様子。
先生が最後に
「家でも作ってみてよ。母の日にさ!」
と言ったのを聞いて子どもたちは
目を輝かせてレシピを持ち帰っていました。
いつか、家でもお料理作ってくれるかな?
浜松こども館では、このようなイベントがときどき土日に開かれています♪
浜松こども館催し案内
http://www.hcf.or.jp/facilities/kodomokan/sp/event/
残念ながら今回のお料理教室は、
今のところ次の予定はないそうですが、
パン作り教室なども開かれているので足を運んでみてはいかがですか?
浜松こども館HP