アートをきっかけに掛川の街を歩いてみよう。きっと発見がいっぱいある。
以前より何度かこちらのサイトで紹介させていただいている『かけがわ茶エンナーレ2024』。先週遊びに行ってきました。アート作品も良かったのですが、会場となっている施設や建築物も面白く、多くの楽しみ方があるのでぜひ遊びに行ってみてくださいね。
会期が11月17日㈰までということで、週末のお出かけスポットとして紹介させていただきますっ‼︎
(遊びに行った日は天気が悪く半分も廻りきれませんでした。今回紹介するのも全てではないので、ご自身の足と目でお楽しみ頂ければ幸いです。)
なんじゃこりゃ、大手門で巨大なバナナに遭遇‼︎ いきなり楽しいっ‼︎
かけがわ茶エンナーレ2024は主に掛川駅から徒歩圏内の施設や店舗・広場に点在する形で開催されています。(いくつか掛川市の南北の中心街から離れた場所にも展示されている作品があります。)
全エリアを廻ろうとすると一日あっても足りないので、掛川城を中心にウロウロしていこうと思います。
掛川へは車で来るのですが、我が家はいつも大手門パーキングに停めます。
特に深い理由はないですが、広くて静かな駐車場なので子連れで来ても安心かな?
大手門パーキングはその名の通り、大手門のすぐ近くにあります。ちなみに大手門とはかつて掛川城と宿場町とを繋ぐ唯一の番所で、城内に出入りする人はここで怪しくないか調べられたそうです。
現在では、掛川の表玄関といった感じですね。
ここに置かれていたのが…ババーン♫
そんなバナナ⁉︎ 巨大なバナナの皮〜‼︎
とりあえずデカくて楽しい‼︎ ただただ楽しい‼︎ 巨人がバナナの皮を踏んですっ転びそうですっ。
この作品は木の彫刻作品。皮の裏面とかが木の質感とマッチしてなかなかリアル。ふにゃんとした感じも躍動感があっていいですよね〜。通りがかる子ども達がみんな興味津々に触っていました。
かけがわ茶エンナーレ2024をこれから楽しむのにふさわしいっ‼︎
掛川城二の丸御殿でりんごのオブジェを発見。国の重要文化財の建物の迫力もすごいです。
バナナの後はりんごっ‼︎
かけがわ茶エンナーレ2024のメインオブジェ アフターニュートンアップルという作品を観に掛川城二の丸御殿に行ってみます。
素敵な庭園に置かれていました。ジャン♫
美しいと庭園に可愛らしいりんご。色がカラフルで素敵ですっ‼︎
そして、こちらの作品が展示されている掛川城二の丸御殿。
江戸時代の当時の生活が偲ばれる貴重な国の重要文化財だ…ということですが、私たちが行った時は大掛かりなお茶会をやっていたようで、人が多くてあまり写真が撮れませんでした。ザンネン。
建物の持つ迫力に、ムスメは(人気アニメ鬼滅の刃の)無限城みたいだって言ってましたが、確かに今はこんな古いお屋敷を見る機会なんてないから、そう思っても仕方がないですよね〜。
なお、御殿の中は重要な資料や壊れやすい部分もありますので、小さなお子さん連れの方は走らせず、親御さんの目の届く範囲で手を繋ぐなどして見学していただいた方がいいと思います。
急須‼︎ 急須‼︎ ヘンテコ急須がいっぱいで楽しいっ‼︎竹の丸で急須をいっぱい発見っ‼︎
場所を移し、今度は掛川城のすぐ北にある竹の丸。
竹の丸は1903(明治36)年に葛布を扱う豪商松本家が建てた本宅。現在では見学のほか、カフェとしても利用されているようですね。
こちらに展示されていた『茶の周囲としての急須群 vol 2』という作品が、私たち家族にとってイチオシの作品です。ムスメと一緒に「めちゃ楽しい」と大喜びしました。
急須が急激に進化してしまったようなオブジェ。
何、この発想。めっちゃおもしろいっ‼︎ 不気味さと可愛らしさもあります。
こちらの展示会場にある急須。まだまだこの写真に写っているものだけじゃありません。
あそこを見れば急須、こちらを見れば急須。急須ではないものが急須。
世界は急須に支配されたと言われても過言ではありません(嘘)。
急須だけでこれほどおもしろい発想にたどり着くのか〜と感心しながら笑っちゃいます。急須がすごいことになっている動画もあるのでぜひ会場でお楽しみください。この作品大好きです。
掛川の『色』でどんな『絵』が描けたのかな? ツクルバ・ダラのシンボルアートを観に行こう。
大手門パーキングに車を取りに行くついでに、先日少しだけ色を塗らせてもらったスギサキハルナさんの「掛川で採れた絵の具で描いた絵」を観に連雀にある蔵へ寄り道。
詳しくは上に貼った記事を読んでいただければですが、掛川で採れた草花や卵の殻や煤などのみを使って描かれた″メイドイン掛川″の絵を参加型公開制作をしていました。
我が家も少しの時間でしたが、参加させていただきました。
そして…
わ〜‼︎ 大迫力。絵が完成しているっ‼︎
写真だと分かりづらいですが、近くで見ると絵の具の素材が粒になって織り重なっています。
絵の具の素材を集めてくれた人、一緒に色を塗った人。参加者みんなの協力で出来上がった絵。実物はかなりデカくて迫力満点ですっ‼︎
「私たちが描いたのってどこだろう。あっ‼︎ ここだね」
こんな発見もおもしろいものですね。
最後に、街の中心街から少し離れたSAIGO FARMによって来ました。
さて少し時間があいたので、ラストスパートに掛川市上西郷にあるSAIGO FARMに寄ることにしました。
こちらもかけがわ茶エンナーレ2024の会場になっていますし、ウチのムスメもお気に入りの場所です。
ここで展示されているのは公募アートプログラムで展示をしている竹村有希さん。
竹村さんはcode to ito(コードと糸)というアートプロジェクトで、スクラッチというプログラミング言語を使って刺繍をするワークショップを過去に紹介させていただきました。
今回の作品は『思い出茶隧道』というもの。茶刈袋を洞窟に見立てたインスタレーションで、袋にはお茶にまつわる言葉やお茶の葉が刺繍されています。
ちょうど私たちが行ったときに、子ども達が隠れんぼの場所として使っていたみたいで、中に子どもがいました。中には誰もいないと思っていたものですから、目が合った時はお互いに気まずく無言になってしまいましたね笑。
ムスメに釣られて他の子ども達も一緒にトンネルくぐり。ひとしきり遊んだ後は、SAIGO FARM内を探検します。SAIGO FARMは特定非営利活動法人。動物と触れ合えたり、野菜の収穫ができたり、山の中を探検することができます。
さっきまで掛川の街を歩き回っていたというのにまだまだ元気いっぱい。SAIGO FARMで遊ぶのは無料ですので、どなた様もお気軽に遊びに来てください。(野菜の収穫体験や動物の餌など有料のものもあります。)
「アートにふれあい、街を知り楽しむ。」
かけがわ茶エンナーレ2024を通して掛川の魅力にいっぱい気がつくことができました。
1日いっぱい楽しんで、帰る頃はぐったり…。けど良い一日だった〜。
さて、最初に書いた通り、かけがわ茶エンナーレ2024は11月17日㈰が最終日。
展示だけでなく、アートパフォーマンスもあるのでぜひ公式サイトをチェックしていただき、何処にどのような順番で回るのか計画を立てておいた方がいいと思います。
どうぞお楽しみに〜♫