みんな大好き遠州のてんぐちゃん恒例の、新春てんぐちゃん展が始まります
こんにちは〜。もうあっという間に年末ですね。皆さんお疲れ様です。ところでこちらのウェブサイトKOSODATE BASE浜松の前身であるオンモプラスの時から、年末の恒例でお届けしていた情報があります。それが、ジャジャン♫ 新春てんぐちゃん展。
皆さんは遠州のてんぐちゃんをご存知ですか。…はい、多くの方が手を挙げている姿を勝手に想像しております👍 とはいえ「はて、てんぐちゃんとは何じゃろな」という方もいらっしゃると思うので、少しおさらいをしておきますね。
遠州のてんぐちゃんとは、遠州天狗屋という天狗と張り子職人による縁起物ユニットの広報担当。遠州が大好きな天狗の子どもです。X(元Twitter)では約20,000人のフォロワー。みんなに愛される可愛らしいキャラクターです。遠州天狗屋については後でちゃんと説明させていただきますね。
ちなみに、KOSODATE BASE浜松でも、ハママツクリエーターズフェスや、鴨江アートセンターで開催された福よせ豆面の記事がありますので、ご参照ください。
今年は辰年、どんなてんぐちゃんに会えるかな〜
今回5回目を迎える新春てんぐちゃん展。その見どころはその年の干支に合わせて作られた数々のてんぐちゃんです。干支をモチーフにしているといってもそこはてんぐちゃん。ただ可愛い干支の動物がいるだけではありません。遠州の歴史や伝統にリスペクトをこめ、遠州をもっと好きになるように、地元の伝承を元に創作したてんぐのキャラクターを魅せてくれます。
2024年の干支は辰。辰といえば天竜川? 龍という字が付く地名も多いですが…。
今回のてんぐちゃん展のメインビジュアルとなる龍は、遠州七不思議の一つ。龍の寝床と呼ばれる水窪町の「池の平の幻の池」の龍の伝説から。皆さんはこの池をご存知でしょうか。私は全く知りませんでした。ちょっとマニアックなお話ですが超面白いので、ぜひ飛ばさずにお読みください。
浜松市天竜区水窪町の山中には「池の平の幻の池」という場所があります。ここ、すごいんですよっ‼︎ 普段は普通に木が生い茂る山の中なんですが、平均して7年に1回森の底に水が溜まって池になるんですって。
昔の人は、御前崎にある桜ヶ池に住むと言われる龍神が、長野県の諏訪湖に行く途中に休憩で立ち寄った池だと考えたんだそうです。地元の地に根付く伝承も、てんぐちゃんというフィルターを通して話を聞いてみるとグッと遠州が面白くなりますね。ちなみにてんぐちゃん。こちらの池を見るために、実際に山登りをして見に行ったらしいのですが、かなりハードな山道と、それに加えてヒルに血を吸われまくった…ということなので、興味本位で行くのは危険と思われます。もし行かれるならベテラン登山者と一緒にどうぞ。
詳しくは、てんぐちゃんのブログサイトのリンクを貼っておきますので見てみてください👺
少し話を戻しますが、今年の新春てんぐちゃん展メインビジュアルの龍がピンク色なのは、御前崎の桜ヶ池にちなんだ桜色。新春って感じがして可愛らしいですね〜。
地元の産業とのコラボも見どころ。可愛いてんぐちゃんグッズで2024年も縁起が良い年になりますように。
てんぐちゃん展では、ご来場いただき見て楽しんでいただくのも勿論構いませんが、可愛らしいてんぐちゃんの張り子や手びねり人形、その他グッズを購入いただくこともできます。新しい年に願いを込めて、よかったらお家にお持ち帰りください。
まずはこちら。新春バージョンのてんぐの張り子に手びねり人形。
全て手作りですので表情も皆んな違います。せっかくなので慌てずゆっくり。お好きな子をお選びください。
次にこちらは毎年好評を得ているトートバック。浜松のトートバッグ専門ブランドROOTOTEとのコラボ商品です。
おすすめは赤い深底のトートバック。みんなも身につけて見てんぐ〜♫
今回のメインビジュアルを最新型のUVプリンタで和紙に出力した作品。浜松市美術館近くにある額装屋 Page・1(ページワン)さんに額装してもらいました。
浜松注染ぞめの和田染工さんとのコラボで手拭いも作りました。
浜松注染ぞめは繊維業が盛んだった浜松に伝わる伝統技術。機械ではなく職人さんの手により丁寧に染色されています。
鋳金で絵本のような世界のアクセサリーや雑貨を作るアーティストehonno.さんとのコラボ、お香立て。作品が繊細で小さく私の撮影技術だとピンボケしちゃってごめんなさい…。
去年に引き続き遠州綿紬ぬくもり工房さんによるてんぐちゃんハンカチの新作。そしてTシャツ、キーホルダー、ステッカーなども用意してあります。
地元を愛し、縁起物というキーワードで地元を盛り上げるてんぐちゃん。どのアイテムもすごくかわいいのでぜひ会場で現物を手に取って見てくださいね。
会場は入野にあるツインギャラリー蔵。
車でお越しの方は無料駐車場がありますのでご安心ください(ハッピーバレー・酒やビックとの合同駐車場です)。バスでお越しの方は浜松駅より約20分。遠鉄バス20番線「東彦尾」下車。南へ歩いてすぐのところにあります。
会期中には、夜のてんぐちゃん展〜年越しナイトミュージアム〜が2023年12月31日の21時〜2024年1月1日夜中2時頃まで行われたり、年越し鍋会が開催されたり、2024年1月2日・3日限定でかもめの珈琲屋さんが特別出店 & リリーズケーキさんの焼き菓子を楽しめたりと、年末年始のオモシロ一番乗りなイベントが満載ですのでそちらも楽しみにしていただけたらと思います。
今回は、ツインギャラリー蔵での展示と並行して、遠鉄百貨店と上新屋町にあるHARUICHI STYLEでも出張! 新春てんぐちゃん展が開催されております。近くにお寄りの際はぜひ覗いてみてくださいね。
新春てんぐちゃん展を機に、遠州天狗屋のことも知ってほしい
さて、今まで新春てんぐちゃん展の紹介をさせていただきましたが、まだ遠州天狗屋の事を知らない方にぜひ知ってほしいので、少し紹介をさせてください。
記事の冒頭で紹介しましたが、遠州天狗屋は天狗と張り子職人による縁起物ユニット。アーティストであり張り子職人の坂田吉章さんのプロジェクトです。
張り子⁇ 張り子職人⁇って言われてもピンとこない方も多いと思いますが、日本伝統の民芸品である張り子って、実際に手に取ってみるとかわいいんですよね〜。坂田さんもそんな張り子の魅力に引き込まれ、張り子職人というニッチな職業をされています。
遠州天狗屋は、毎月季節ごとの張り子をオンラインで販売したり、地元のマルシェやアートイベントで作品の発表や絵付けのワークショップを開催されていますが、張り子という文化を現代にも伝承しているということもあって、東アジア文化都市2023の正式なゲストとして韓国にある韓紙の街「全州(チョンジュ)」に招待され、韓国に張り子の文化を伝えるという機会もありました。
なんか遠州のてんぐちゃんがGlobal Tengu-chanへと変わっていってしまうのではないか〜なんて思いながらも、遠州天狗屋の坂田さんは取材中にも雑談したり、最近の近況を話してくれたりと身近にいてくれて、いつでも遠州のオモシロを発掘してくれています。そんな遠州天狗屋。みんなで盛り立てていきましょう〜♫
それでは最後はみんなで‼︎ 「新春てんぐちゃん展に来てんぐね〜‼︎」