浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

学校をお休みしているお子さんのいる親御さんにそっとお伝えしたい。気軽に繋がれる情報共有の場。『ゆる〜くつながる浜松不登校親の会』を紹介します。

目次

はじめに

ちょっと回りくどくなりますが、少しだけお付き合いください。
わたし、こちらのサイト『KOSODATE BASE 浜松』で2年ほど記事を書いている浜松市内在住の子育て中の親です。

こうして「子育て」というテーマで記事を書いていると、普段から何かネタはないものかなぁ〜とか思いながら生活したりしていて、「もっと純粋にモノゴトを楽しめばいいのに、アンテナ貼りすぎて疲れちゃうなぁ〜」とか思うときもあったりします。
ただ、そうやってネガティブに考える事だけでなく、取材をきっかけに自分の知らなかった事について知る機会もあって、自分自身の視野が広くなりそれが学びと喜びに繋がる事も多々あります。

私が取材していく中で知った学びの一つは『不登校』について。私は過去にフリースクールに関する記事を書いています。取材をさせていただく中で、今まで自分が思っていた不登校というイメージとは全く違った印象を受けました。

大変失礼ながら、それまで私は学校に行かなくなる子どもを″心に傷がある子ども″とか″イジメとかで行けなくなった子ども″と捉えていました。学校に行けなくなれば″人生のレールから外れる″とも思っていました。

取材を通して知ったことは子ども達の笑顔と、フリースクールの先生方の愛情と熱意。
中にはもちろんイジメなどで学校に行けなくなる子もいますが、そもそも学校という窮屈な環境に馴染めない豊かな感性を持った子ども達もいること。いわゆる″学校教育″だけでなく世界には多くの教育方法があり、一つの方法に絞る事の方が不自然である事をお話を聞く中で知ることができました。


我が家は…というと、浜松市立の小学校に通っています。
本人的には割と楽しく通っているので、今のところはそのまま学校に行かせようと考えています。

なので、我が家の実体験としての記事は書けないし書くつもりもないですが、不登校のお子さんがいる親御さんから『ゆる〜くつながる浜松不登校親の会(通称:ゆるつな浜松)』というサイトを教えていただき、KOSODATE BASE 浜松で発信してほしいと声をかけていただきました。

少し長いですが、きっと誰かの救いになるお話です。
是非、最後までお付き合いください。

学校をお休みしているお子さんのいるご家庭へ。

最初に書いた通り、『不登校=悪い事』ではありません。
どうしても行きたくないものを無理やりに行かせて、本人がダメージを負ってしまうのも良くないですし、今の社会は終身雇用が主流でもないので、自分に合った生き方を柔軟に選択できることを考えれば、「学校に行かなければ人生の落伍者になる」という呪いの言葉も説得力を持ちません。

それでも、大事なお子さんが「学校に行きたくない」って言ってきたら…、やっぱり不安になりますよね。
「どこに、相談したらいいだろう」
「誰に話を聞いてもらえばいいんだろう」

私が自分の子どもに「行きたくない」って言われたら、何からどうしたらいいかわからず、抱え込んでしまって仕事どころじゃなくなりそうです。大事な子どもの事ですもの。何とか助けになってあげたいですよね。

だけど、悩みを抱え込まないで。
話を聞いてくれる仲間はいます。

ゆる〜くつながる浜松不登校親の会(通称:ゆるつな浜松)の事を知ってほしい。頼ってほしい。

静岡県西部地域で不登校のお子さんを持つお父さんやお母さんたちが、LINEオープンチャットで悩みを相談したり情報交換をしている『ゆる〜くつながる浜松不登校親の会』という親の会があるんだそうです。

会を運営する代表は、鳥居宏一さん(チャットネーム:トリッピー)と、辻加奈子さん(チャットネーム:加奈子)のお二人。
お子さんが不登校になった時、誰にも相談できずに抱え込んでしまい、とても苦しい想いをしたことから、このオープンチャットを作り、「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」「相談できる場所があるんだ」という居場所を作ったんだそうです。

2023年9月にLINEオープンチャットを開設。
現在、230名の方が登録されているそうです(2025年4月での登録者数)

オープンチャットでは、不登校の悩みや困りごと相談。先輩ママからの体験談やお役立ち情報。愚痴や雑談まで色々な情報がやり取りされています。
LINEオープンチャットの詳細については公式ホームページ(https://yurutuna.net/)よりご確認ください。

あなたは一人じゃない。冊子「学校をお休みしているみなさんへ」。

もう一つ知っていただきたいのが、ゆる〜くつながる浜松不登校親の会が作成した『学校をお休みしている皆みなさんへ』という冊子。(冊子はPDFになっているので、どなたでも無料で読んでいただく事ができます)

この冊子は、親御さんはもちろん。学校をお休みしているお子さんにとっても「私を支えてくれる人や場所がこんなにあるんだ」と心の救いになってくれる本だと思います。

冊子は公式ホームページ(https://yurutuna.net/)より閲覧・ダウンロードが可能です。

無料で読めるのに内容の充実ぶりったら素晴らしいんですっ‼︎
地域にある居場所(フリースクールやフリースペース、相談に乗ってくる居場所など、対象者の年代もわかりやすく表記されています)、相談機関や校外まなびの教室へのアクセス。教育の機会を確保する法律の説明。不登校お役立ちリンク集など、優しい言葉で丁寧に書かれています。

何よりも、「大丈夫だよ」「一人じゃないよ」「お話をきくよ」というメッセージが冊子の中にいくつもあり、子ども達に対して、悩みを抱える親御さんに対しての愛情をとても強く感じました。


この冊子は、不登校のお子さんのいるご家庭のために作られた冊子ではありますが、この記事を読んでいただいた方の中で不登校でなくても興味があったら読んでほしいなって思いました。
だって、冊子の中にも書かれているけど、『不登校は誰にも起こり得る』んだもの。
特別な事じゃないし、もしご友人で困っている方がいたら「大丈夫だよ」って教えてあげてほしいなぁ〜って思います。


もし不登校で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ふらっと『ゆる〜くつながる浜松不登校親の会』のオープンチャットを覗いてみてはいかがでしょう。
ゆる〜い繋がりなので見ているだけだってOK。まずは「仲間がいるんだ」っていう安心から始めてみませんか?

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