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子ども達がやりたい事は、子ども達が決める。『デモクラティックスクールび〜だ』の、び〜だフェスタに遊びに行ってきました。

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なんか面白そう。び〜だフェスタってイベント見つけました。

おはようございますっ‼︎ こんにちはっ‼︎ こんばんは〜‼︎ いつも記事を見ていただきありがとうございます。だいぶ暑さがひいてきましたね。そろそろ長袖でもいいかもな季節です。

さ〜て、この記事を読んで頂いている皆さんは子育て世代の方が大半だと思いますが、皆さんのお子さんは何年生でしょう。未就学児? 小学生? 中学? 高校生? お子さんは楽しく学校に通われていますか?

今の時代。子どもの数は年々減少しているのに、不登校のお子さんの数は年々増加しています。それって例えばイジメとか分かりやすい理由の場合もあるけれど、一概にそれだけが理由とは言えません。

100人のお子さんがいれば100通りの考えはあるので、それを一括りにして論じてしまうのは危険ですが、時代の変化に対して学校のシステムが追いついていない事で、学校に窮屈さを感じストレスを溜めてしまっているお子さんは多いんじゃないかな?って思います。

我が家も小学3年生の娘が「学校行きたくな〜い」とぼやいていて、これからどうしていこうかなぁ〜とか思っていた時。デモクラティックスクールび〜だという施設が開催するび〜だフェスタというチラシを見つけました。以前にKOSODATE BASE hamamatsuで紹介させてもらった噐 infecto.さんもアーティストとして関わっているという事なので、遊びに行くことにしました〜‼︎

手作り感満載、び〜だフェスタ。みんな好きな事やってる、なんだここは〜⁉︎

会場のデモクラティックスクールび〜だがあるのは、富塚にある小さな一軒家。川沿いにある住宅街の一角にあります。

大人も子どももワイワイ大賑わいの、び〜だフェスタ

印象的だったのは、圧倒的な手作り感。よくあるオシャレなマルシェって感じじゃなくて、強いていうなら文化祭みたいな感じ。スタッフは大人だけじゃなくてお子さんも「いらっしゃいませ〜」って声をかけてる。…と思いきや寝っ転がってゲームやってる子もいるカオス感。かき氷体験に、綿菓子体験。焼きそばも食べれちゃう。一体全体、び〜だって何の場所なんだ〜。(ちなみに焼きそばはKIZUKIの食堂の大村さんが作ってくれていました。子ども達も手伝ってくれてま〜す‼︎)

び〜だの子ども達がかき氷の作り方を教えてくれます。
暑い日だったから美味かった〜♫
自分で作る綿菓子はサイコーに美味しいっ‼︎
お腹が空いたら焼きそば〜‼︎

「び〜ださん、ここってどんな場所なんですか?」デモクラティックスクールび〜だ代表の後藤さんにお話を聞いてました。

び〜だってどんな場所? というかデモクラティックって何‼︎??

デモクラティックスクールび〜だって、どういう場所なんですか〜?」

ここはフリースクール。民間の学校です。び〜だはスペイン語のVidaから。英語のLifeにあたる言葉。つまり命ですね。

そして、デモクラティックとはデモクラシーという意味。デモクラシーは日本語で民主主義を意味します。デモクラティックスクールとは直訳ですが民主主義の学校という意味です。

「民主主義」って字面だけだとちょっと固そうですが、単純な話、子ども達が自分がやりたいことを自分で考え実行できる学校と言ったら分かりやすいでしょうか。

例えば「ゲームをやりたい」って思ったらゲームをする。「楽器を弾きたい」と思えば楽器を弾く。「勉強したい」と思えば勉強する。休みたかったらお休みしていいんです。大人が「○○しなさいっ‼︎」なんて言いません。みんなで旅行に行こうとか、掃除分担をどうしようかとか、1人だけで決められない事は子ども達が話し合って決める。び〜だは子ども達を信じ、子ども達の尊厳を大事にしている学校なのです。

子ども達が企画してディズニーランドにも行きました。

ここでちょっと意地悪な質問。「子ども任せにしてたら、ワガママばっかりになっちゃうんじゃない?」

これ、そもそもワガママとは何か? ですね。大人のモノサシで机に座って勉強している事を正解って考えているなら、それって学校でいいじゃんって話。大人に一つ一つ指導されなくても子ども達は自分なりに考えて行動をします。「遊んでいるだけじゃん」って遊んでいて何が悪い。遊びの中から学べることもあるんです。

好きな事をしてていいし、何もしたくなければしなくてもいい。正解は子ども自身が持っている。

このようなデモクラティックスクールというのは び〜だ だけでなく、日本中にいくつもあるんだそう。その考えの元になっているのはアメリカのサドベリーバレースクールという学校。今の時代、私が知らなかっただけで、世界には新しい教育が生まれているんですね〜😲

サドベリー・バレースクールに関する書籍。色々な子どもがいるように色々な学びの方法がある。

び〜だのことを知って子ども達を見ると発見がある。

び〜だの事を知って、び〜だフェスタを体験すると、多くの発見がありました。何より子ども達が自由にイキイキとしている。今回のイベントに参加している子ども達も、強制的に参加させられているわけではなく、「面白そうだからやってみようかなぁ〜」と来てくれた子ども達なんですって。子どもは大人に指示されなくても″自分で考え実行する力″を持っているんです。

アーティストが滞在し、一緒にモノづくりをする機会を与えてくれる事も特徴
機会をくれるだけだから、参加してもしなくても自由。やりたくなったら参加すればいい。

フリースクールに通う子ども達って繊細で、人とコミュニケーションを取るのが苦手な子が多いのかなぁ〜って勝手な偏見がありましたが、それも思い込み。接してみると普通の子ども達です。(もちろんコミュニケーションが苦手な子もいると思いますが、それはフリースクールに関わらず、学校にだって大人の世界にだって居ますからね。つまり人は皆違うという事です。)

今でこそ、フリースクールという居場所が昔に比べ増えてきましたが、既存の教育のみを常識としていると、フリースクールという存在は謎に包まれた怪しげな場所に見えてしまうかもしれません。(実際、私も誤解していたことがありました。)び〜だフェスタという開かれた機会を作ってくれたこと。子ども達の生き生きとした表情を見れた事で、この場所にも未来の大きな可能性があるのだと気がつくことができました。

楽しげなオモチャがいっぱい。正直言って私にもこういう″場所″がほしい。

普通の学校に行く選択もOK。でももし子どもがSOSを発していたら…。お子さんにあった選択肢を考え直してみるのもいいかもしれない。今回は取材を通してこのような発見をさせていただきました。

(※フリースクールの考えも、学校でそれぞれ違います。全てのフリースクールがデモクラティックスクールという事ではないので、もしお悩みの方がいらっしゃいましたら、お子さんに合う学校をいくつか見学させてもらうのがいいと思います。)

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