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アナタは凸のある世界を体験したか⁉︎ 圧倒的謎イベント、凸凹まつり体験レポート

遂にこの記事を書くときが来てしまいました。まだ書き始めたばかりですが、まともな記事になる着地点が見えていません。いや、もしかしたら着地点は無いのかもしれません。

しかしこのオモシロイベントを体験した身としては、あの子ども達のキラキラした笑顔を忘れられないっ‼︎  一人でも多くの子育て中のお父さん・お母さんへ「また次にこんなイベントやる時があれば、私たちも参加しよう‼︎」と思っていただけるように書いてみます‼︎ それでは行くぞ‼︎ 凸のある世界へ‼︎

目次

そもそも凸ってなんなんだ‼︎ 改めてご説明いたします。

あれは8月下旬のこと。このKOSODATE BASE hamamatsuでこんな記事を書きました。

2023年10月、新川モールでかつてない奇祭が始まる⁉︎ 君も一緒に凸作りをしてみないか?

今読んでも謎でしかないこの記事。私としてはかなり面白く紹介できたと自負しているのですが、全て読み終えるまでにとても疲れると思うのでダイジェストでご説明いたします。

10月13日・14日の2日にかけて、遠鉄第一通り駅近くの新川モールで『お祭りごっこ! みんなでつくる凸凹まつり』というイベントが行われました。このイベントを盛り上げるテーマでもありメインオブジェでもある凸(デコと呼びます)は、静岡県立浜松北高等学校の体育祭で発表される巨大オブジェをヒントにしてはいるのですが、「とにかく自分たちで巨大オブジェを作って楽しもうぜ‼︎」「みんなも一緒に手伝ってくれよなっ‼︎」という記事を書かせていただいたのです。

あの頃はまだ凸作りがこれほどまでに大変だとは思ってもいなかった…。

そして遂に巨大凸が完成する。

あれからおよそ2ヶ月。巨大凸を作っているのは連尺町にあるたけし文化センター。こちらは文化施設であり福祉の施設。日中は主に福祉の利用が主となるため、利用者が帰られた金曜・土曜の夜に少しづつ少しづつ巨大オブジェを作っていたのでした。

地元の方はおわかりいただけると思いますが、連尺町といえばすぐ近くにはザザシティもある浜松の中心街の一角。何も知らない通行人の皆さんは「何か作ってるよねぇ…」「何やってるんだろ…」と気になっていたと思います。

日が経つにつれ「こんなペースで間に合うのかな?」という不安の声が上がります。皆さんも巨大オブジェを作っていただくとわかると思いますが、巨大オブジェ作りは非常〜〜〜に難しいのです。いい加減な寸法作っているとバランスが悪くなるし、大きくなれば大きくなるほど重量が増し危険になるので表現できない事が増えてきます。そして作業は地道なので骨組みの状態では「これは来場者の皆さんに喜んでもらえるのだろうか?」という実感が沸きづらい。しかし後ろを振り向く余裕はない。何故なら我々は既に凸のある世界へと足を踏み入れてしまったから。

我々はすでに、

凸のない世界軸には二度と戻る事は

できないのだ〜っ‼︎

だんだんと巨大凸が姿をあらわしてきたが、まだまだ先の道のりは遠い。しかし戻ることもできない。

…と、自分たちが何をやっているのか、どこに向かっているのかわからなくなった頃。遂に巨大凸が完成しました。何と3mと超デカい‼︎ ものづくりは大変ですが、出来上がった時の喜びは大変さの何十倍・何百倍もあります。

スタートから約2ヶ月。とうとう完成しました。
巨大凸はこちら『家内安全ヲ守 十二支之図』をモチーフに作られました。

ちなみに我が家。この巨大凸作りに子どもを巻き込むのは危険なのと、作業時間も遅かったため、自宅でミニサイズの凸を作っていました。ミニサイズとはいえムスメが作っているのは1メートルのパグの頭。(ムスメは大のパグ好きなのです。)

こんな骨組みに紙を重ねていき…
徐々にパグが出来上がっていきます。

ムスメに最初は「手伝った方がいいかな?」と声をかけていましたが断固拒否。私は材料を提供するのと補強のアドバイスをするだけで最初から最後までほぼ1人で作りきりました。学校の授業の工作でも1メートルもの巨大工作をする機会はないので、とても楽しかったようです。(そしてすごく疲れたそうです。)

私の家にはルールがあります。それは「子どもばかり楽しまないで、親も一緒に楽しむっ‼︎」というもの。なのでムスメのパグに負けず、親チームも作ってやりましたよ。親チームの作品はこちら。リーゼントヤンキーです。

こちらは風船を型にして作っています。ムスメのパグに負けず劣らずインパクトのある作品。いかがでしょうか。

凸凹まつりの当日を迎える。街に凸が解き放たれた‼︎

出来上がった『家内安全ヲ守 十二支之図』。そして他にも数々の凸が新川モールへと並びました。13日㈮は前夜祭。私のムスメの凸(パグ)もなんとか間に合い届ける事ができました〜‼︎

イベントスタート直後にやっと完成品をお届け。盛大にインタビューしてもらいムスメも大満足です。

13日㈮はもう夜も遅かったので、翌14日㈯イベント本番へ。それは不思議な光景でした。浜松の中心地に巨大な『家内安全ヲ守 十二支之図』が置いてある光景は、日常が日常でなくなるようなワクワクした景色でした。

家内安全ヲ守 十二支之図というよりも、ガンダムのホワイトベースとか言われてました。私にはスフィンクスに見える。

何かイベントをやっているのはわかるけど、何のイベントかわからない。楽しそうだけど、なぜ楽しそうに感じるのかわからない。混沌とした新川モールの印象に通りがかりの皆さんの頭の上に?マークが見えて来るようです。ここでちょっと会場の様子をバーチャル体験してみましょう。

我が家の凸の他にも、数多くの凸が飾られています。
みんなも凸を作ってみよう。凸作りワークショップコーナーとデスマスク凸。
光り輝くウンチが売られるオモチャ屋も‼︎
以前に記事にしたPUSUPUSUさんは、おめん作りコーナーを‼︎
対決ロボットコーナー‼︎
子ども達に人気!! 恐竜シールだって売ってる‼︎
ガンダムも登場‼︎ ん? ガンダム⁉︎
ガンダムだけでなく、…誰⁉︎ ポーズ的には仮面ライダーかな? 登場笑
そしてイベントハイライトの一つ。金色ウンコの凸クス玉が割れて、妄想恋愛詩人ムラキングの詩が飛び出してきた〜‼︎ムラキングといえばNHKのバリバラにも出ていましたが皆んな見てくれたかな? (NHKバリバラ公式の動画はこちら

凸の対には凹がある。スケボーランプ凹も登場。ストリートを楽しもうっ!

巨大オブジェが凸ならば、この凸凹まつりにはもう一つ。凹が必要です。凹はスケボーランプ。

スケボーといえば、ストリートで楽しむもの。しかし実際には騒音問題や通行人に危険ということで、ストリートでスケボーをしている人を見かける事はそれほどありません。まぁ確かに危険と言われれば「やめてほしい」という気持ちもわからないではないですがね。

でももしかしたら…、相手のことを理解していないまま過剰に苦手意識を持っているのかもしれません。凸凹まつりはカオスな祭り。しかしカオスなりにも「誰も置いてけぼりにしない」多様性のある世界を目指し、未来へ繋いでいく祭りなのです。凸凹まつりでは正式に許可を頂いた上で浜松市南区卸本町にある全天候型屋内スケートパーク/スケートボードスクールNUTRIAさんに協力していただき、スケボーランプ凹を新川モールに登場させました。

メッチャかっこいいですね
初心者もスケボーを体験できるコーナー

凸凹まつりはまだ終わらない。浜松盆部による盆踊り。そしてDJのプレイもあるよ〜。皆んな阿呆になって踊れ〜♫

皆さんは踊るのは好きですか? 踊るったってZOOのようにキレッキレのダンスを踊れというわけではありません。逆立ちして頭を軸に高速回転しろというわけではありません。日本の踊りといえば盆踊り。みんなで輪になってニッコニコの盆踊り。古い? ダサい? どう思うと勝手ではありますが、この輪に入ってしまったらそんなの関係ねぇ‼︎ 踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損‼︎ という事で、みんなで踊っていきましょう。

みんなで輪になって盆踊り。上手い下手は関係なし。楽しければいいんです!

盆踊りをレクチャーしてくれたのは、浜松盆部の皆さん。今、盆踊りがアツいんですよ〜。浜松盆部は鎌倉イマジン盆踊り部という方々に衝撃を受け、2019年に浜松盆部を起ちあげたそうですが、日本全国にはそれぞれの盆踊りをされるグループがいらっしゃるそうです。みんなもクールに盆踊りはいかがでしょう。

だんだんと日が暮れてきました。この時間になると楽しさと疲れが私の心の中で闇鍋パーティーを始めています。正直、あまり記憶がありません笑。イベント終了後には片付けなどもあるので、ムスメは家に帰してもう一度凸凹まつりの会場に戻ってきました。

イベントは最終盤戦。ゲストのDJ 吉沢Dynamite.jpの演奏。大人も子どももスケボー兄ちゃんも、お爺ちゃんもおばあちゃんも、ガンダム凸もリーゼント凸も、夢中になって踊りました。

子ども達も、元々子どもだった大人達もキラキラと目を輝かせてこの場所を楽しんでいます。普段生活をしていれば交わらなそうな人同士が同じ場所に集まって一緒に楽しみ一緒に踊っていると、「多様性を認め合う社会はいつか作れるものだ」「そこにはこんな楽しそうな世界が広がっている…かも?」とか考えてニヤニヤしてしまいました。

お祭りごっこ‼︎ みんなで作る凸凹祭り。ほぼ多くの方にとっては2日間のヘンテコなお祭りだったと思いますが、我が家にとっては約2ヶ月にわたる長い長い夏〜秋祭りでした。

「疲れたなぁ〜。巨大凸の後片付けが大変だ〜」とか…。冷静になると後処理に頭を抱えてしまいますが、それでもやっぱり楽しかったなぁ〜。ムスメが想像力を働かせて一生懸命にパグを作っていく姿や、形が出来上がっていくたびに見せてくれる笑顔はとても貴重な思い出になりました。

今回は初めての凸作りでスタッフの皆さんも大変だったので反省点も多くあったと思いますが、また次回は全く同じ内容とは思いませんが多分開催されるんじゃないかなぁ〜。その時には一緒にどうですか? 興味のある方はぜひ下記リンクにあるSNSのフォロー。ホームページのチェックをしてみてくださいね。

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