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発想をフル活用してモノづくり。プスプス byZINGに行ってみよう。

目次

プスプスbyZINGとは?

ザザシティ西館の交差点を国道257号線沿いに南に行った先。成子町の交差点付近にあるこちらのビル。浜松に住んでいる多くの方は一度は見たことがあるのでは無いでしょうか。

成子町にあるハトのイラストが象徴的なビル

こちらのビルの壁に2022年末からプスプス byZING(以下、プスプス)と描かれていることに気がついた方もいらっしゃるかも?

ここは一体何の施設なんでしょう。プスプスは主に小部数の印刷物を中心とした、誰もがモノづくりができる場所。大人はもちろん、子どもだって利用可能です。

とはいっても実際に何ができるのかまださっぱりわかりませんね。

それでは早速、覗いてみましょう。

ZINEを作ってみよう

ZINE(ジン)とは大量型の印刷物とは違い、少部数の冊子。

そこに書かれているテーマは自由で、個人的に気になっていることや発表したいこと。子どもの絵や写真や自分の趣味を本にして、売ったり配ったり集めたり交換しあったりして楽しみます。

デザインソフトを使って作り込んだものもあれば、手書きのものもあり表現の幅は自由。紙質やサイズも好きに作れて、小部数であるからこその楽しみ方がある小さなメディアです。

ZINEやカードなどプスプスで作成した印刷物。個性的でおもしろいものばかりです。

自宅で紙を用意して手作業で作る冊子も立派なZINEですが、何冊か作って配ってみたいとなったら、なかなか簡単にはできないですよね。

プスプスではZINE作りをサポートしてくれるスタッフや機材があります。

例えばこちら。

一見、カラーコピー機のようなこの機械はリソグラフという機械。通称リソと呼ばれます。

機械の中にあるドラムに絵柄を転写させて版画のような感じで印刷できるのが特徴。微妙なズレや滲みがあったりと、高精度の印刷機とは違うアナログだからこその質感が面白いのと、新聞折込みチラシなど大量に刷る印刷機と違いコストが安いため、ZINE作りととても相性が良い機械です。

ドラムに一色づつ絵柄を転写し印刷します。インクはゴールド、イエロー、ブルー、グリーン、レッド、ブラックがあります。

ZINEとまでのボリュームでなくても、こちらのリソを使ってお子さんと一緒に年賀状やお誕生日カードを作ってみたり、新学期に向けてお子さんの名刺を作っちゃったり、夏休みの自由研究でお爺ちゃんお婆ちゃんの肩叩き券を作ってみたり。アイデアは無限に広がっていきます。どうでしょう。ちょっとワクワクしてきませんか?

我が家では昨年年末にムスメが年賀状を作りました。気分はデザイナー♬

シルクスクリーン体験をしてみよう

プスプスではシルクスクリーンも体験することができます。

シルクスクリーンとは、メッシュ状の版に孔を作りそこにインクを乗せて手で圧をかけて刷ることで柄が転写される印刷技法です。

手拭いやトートバッグ、サコッシュなど、布製品にも印刷できます。

リソと違って厚紙でも布でも木材でも平らなところに印刷できるのが特徴。

例えばシルクの版にお子さんが直接絵を書いて、その絵を服やバッグに転写することだってできるんです。

重ねて刷ることも可能なので、塗りと線の版を作ってオシャレに仕上げてみるのもアリだし、子どもの絵と親御さんの絵を重ねて印刷することもできます。

版は何度でも繰り返し使えるので、1つの絵柄を服やバッグやエプロンに…など、複製することができます。

木枠の中にマーカーで絵を描くだけで簡単にシルクスクリーンの版ができます。

絵を通して子どもの成長を身に付けて楽しむ。そういう事ができるのはシルクスクリーンの面白さですね。

制作した版は持ち帰ることができるので、家に飾ったり、別日にプスプスに版を持ち込めば繰り返し使ったりすることもできます。

シルクスクリーン用のインク。どんな配色にするかも考えるのも面白味の一つです。

缶バッチだって作れるよ

プスプスでは缶バッチも作ることができます。

家にお子さんが描いた絵が溜まっていませんか? 子どもの成長の証なのでとっておきたいけどかさばっちゃって処分せざるを得ない…な〜んてことないでしょうか。

例えばその作品を写真に撮って缶バッチにして残しておくなんてどうでしょう。

缶バッチは2種類の大きさから選べます。(小:38ミリ 大:57ミリ)

丸くツヤっとした缶バッチ…何となく額装されたように見えてきませんか?こんなコレクション。子どもが成長した後に見たら喜んでくれると思います。

缶バッチ 38ミリ(1個)300円 / 57ミリ(1個)400円

他にも、プスプスに来て紙に絵を描けばそのまま缶バッチにできますし、家族写真や思い出の写真を缶バッチにしてみてもいいですよね〜。

いろいろな紙やペンも用意していますので、手ぶらでお越しいただいて問題ないですよ〜。

まずはワークショップから体験してみよう

いろいろなものが作れるというのはわかっていただいたと思いますが、「自由に何かを作ってみよう」と言われても…。おもしろそうだけど、どこから手をつけていいかわからないですよね。

プスプスではモノづくりの面白さを知ってもらうために、定期的なワークショップを開催しているので、こちらに参加していただくのがおすすめです。

 

●毎月第3日曜日に開催 プスプス通信ワークショップ

毎月発行されるプスプス通信の片面に参加できるワークショップです。リソを使い2色印刷で紙面を作ることができます。

お子さんと絵を描いてもいいし、何か発表したいことや、子ども同士で流行っていることを書くもよし。テーマに困っても、他の参加者やスタッフとおしゃべりしながら考えれば良いアイデアが浮かんでくると思いますので、お気軽にご参加ください。

参加費:(一枠)1,000円 缶バッチ1個制作付き

毎月発行するプスプス通信の裏面を使って、好きなことを自由に発信することができます。

 

●ファンジンワークショップ(2月のテーマは”音楽”)

好きな音楽について参加者と一緒に一冊のZINEを制作します。音楽のジャンルは問わず、好きな音楽の紹介でも、音楽会の発表成果でも構いません。熱い音楽愛をZINEにしてみましょう。

参加費:1,000円(後日完成したZINEを5冊もらえます)

好きなレコードやCDを持ち込んで、みんなで聞きながらおしゃべりなんてどうでしょう。

 

他にも毎月、様々なワークショップを行っています。

記事下段にSNSへのリンクを記載しておきますので、そちらをフォローしていただきチェックしていただけたら、何か作る際のキッカケになると思います。

グッズショップもあります

まだプスプスがオープンしてそれほど経ってないということもあり、それほど商品数は多くないですが、ZINEを中心としたショップコーナーもあります。こちらは今後充実させていく予定とのことですが、オススメの商品はこちら。

お家でも作れる『ZINE KIT』。

こちらの商品はコロナ禍で外出がしづらかったときに作られた商品で、家でゆっくりとZINE作りができる簡易キットです。

実はこちらの商品が作られた2020年当時、我が家でも1セット取り寄せて作ってみたことがあります。

当時5歳のムスメと作りました。簡単に作れておもしろいですよ。

ストーリーを娘が考え、それに合わせて私と妻と娘の3人でページ分担をして一つの絵本を作り上げました。

この本は今でも我が家の宝になっています。

プスプスに対する想い

プスプスby ZINGを運営しているのは吉田朝麻さん。

友人が作っていたZINEを手にしたのがキッカケで、ZINEという文化に興味を持ったそうです。

プスプスを運営する吉田朝麻さん。一児の父親でもあります。

自身でもZINEを作ったり収集したりしながら、10年前にZINGというユニットを立ち上げ、ZINE作りのワークショップを行っていました。そして「浜松にもこういった場を作ったら街が面白くなるんじゃないかな」と2022年11月末にプスプス byZINGを立ち上げました。

吉田さんが集めたZINEのコレクション。手に取って読んだり、ZINE作りの参考にできます。

プスプスとはPress Placeの略。日本語で言うなら”印刷する場所”といった意味でしょうか。

そして「プスプス」という擬音にも準えていて、「プスプス」と風穴を開けて風が吹くことで、社会が少し変わったり、関わった人の人生が少しだけ変わるキッカケになったらいいなぁという意味も込めて名付けられました。

吉田さんのお子さんもまだ小さく、プスプスで一緒に絵を描いたりして遊んでいますし、お子さん連れ大歓迎の施設です。

福祉施設でも働いている吉田さんはとにかく褒め上手。絵の上手い下手とか関係なく「こういったことをやってみたい」という気持ちがあればどんどん褒めて伸ばしてくれるので、親としても嬉しくなってしまいます。

ワークショップの間、気分転換に遊ぶ子ども達。楽しいプスプスの一コマです。

モノづくりを通して、発想力を高め自信をもつ。そして浜松にプスプスと新しい風穴を開けてみましょう‼︎

どうぞ親子で参加してみてください。プスプス byZINGの紹介でした〜‼︎

Links

※料金や出来ることについては、紙質や色数などによって細かく変わりますので、具体的な内容を確認したい場合はSNSなどでお問い合わせいただければと思います。

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