けん玉は一世代前のオモチャではないっ‼︎ 世界で愛されるストリートアイテムなのだっ‼︎
「よっしゃ〜っ‼︎ うまくいったっ‼︎」
…おっと、冒頭から取り乱して失礼しました。今、我が家はけん玉が大流行してましてね。先ほど一発で大皿に球が乗ったんです。それだけでもやっぱりテンション上がりますね。「やったぜ‼︎(ガッツポーズ)」
さて、けん玉といえば我々の親から、子ども達の世代まで広く遊ばれているオモチャですよね。今では100均なんかにも置かれています。ただ…主流のオモチャ?って言われるとそうではないような…。テレビゲームだったりSNSでバズるようなPOPでかわいらしいオモチャに比べて地味ですね。実際に私は「一世代前のオモチャ」って思っていました。皆さんはどのような印象をお持ちですか?
そんな古いイメージを持っていたけん玉が、なぜこれほど我が家で大流行しているのかをお話ししますね…。
実はムスメとお出かけしていた時に偶然”けん玉”をもったお兄さんと遭遇。興味を持ってお話してみると、サマーソルツという屋号でアメリカ製のけん玉を輸入販売している里見さんという方でした。
最初に書いたように、一世代前のオモチャという印象だったけん玉。話を聞いて見ると、海外でけん玉はスケボーやダンスなどのように、ストリートで音楽をかけながらプレイするかっこいいアイテムとして使われているそうで、逆輸入のような形で日本でも流行っている先端のオモチャなんだそうです。
ちなみに英語でけん玉の事を”Kendama”、もしかめ(もしもし亀よ♫のリズムで大皿と中皿交互に球をのせる基本的な技)のことも”Moshikame”って言うんですって。ルーツの日本語が残ってるの、ちょっと誇らしいですね。
ちゃんと練習すれば着実に技術が上がる。自己肯定感がアップする。それがけん玉。
「せっかくだから、ちょっとけん玉やってみようか?」
そう言ってムスメにけん玉を手渡してくれた時…。親としては、けん玉って難しいし、難しくて癇癪を起こしちゃうんじゃないかな…と焦りました。うちの子、負けず嫌いだから怒ると長いんです…。「たぶん無理だと思うよ〜」と言う私に、里見さんは「大丈夫ですよ。数分いただければお皿にのせる事ができますよ。」と平然な顔をしていうじゃないですか。
「そこまで言うならやってみてもらおうじゃないですか」って思っていたら、本当にものの数分で”けん先”(先が尖った部分)に刺すことができちゃった。この時の教え方を見て、これって育児にもつながるなぁ〜と思って、改めて取材を申し込んだというわけです。
けん玉をやったことある人。ちょっと手をあげてもらって良いですか?どうですか?上手にできましたか? けん玉というものは裏切りません。偶然にのるということはまずありません。しかし、ちゃんと成功に向けてステップを踏んでいけば、必ず上手になる…それがけん玉なのです。
片足を軽く前に出し、脇は動かないように少し締めて。最初はいきなり大技を決めようとするのではなく、球を垂らした状態で上下に動かしてみます。イメージするのは球をまっすぐに上げて、皿ですくってあげる感じ。手で球を持ち大皿にのせてみるのも大事。自分が一番キャッチしやすい高さはどこらへんだろう? こうやって成功のイメージを身体と目で覚えます。
イメージが固まったら「まずやってみましょう」。上手にできなかったら「なぜできなかったのか」、うまくいったら「どうしたらもっとできるようになるか」を考えましょう。そして「その反省を踏まえてもう一度やってみましょう」。これはビジネスのマーケティングの世界でも言われるPDCAサイクル=Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)にもつながります。
ただ闇雲にやればいいのではなく、成功に向けて自己改善をしていき精度を高める。このサイクルを習慣にする事で、勉強だったりスポーツだったり様々な場所で応用できると思います。
一度成功すると、途端に見える景色が変わります。いや、本当ですよ。「あぁっ‼︎ なるほどっ‼︎ けん玉ってこういう理屈で球がのるんだっ‼︎」って体感できるんです。この感覚は…何というか…、自転車に初めて乗れた時のような気持ちに似ているかな? 今まで「出来ない」と思っていたのが、成功がキッカケになって身体が覚えるというか。
…ってムスメに言ったら「えっ‼︎ わたし自転車に乗れるようになったの⁉︎」って言ってましたが、ノンノン! これは例えです。けん玉が出来たからって自転車に乗れるわけじゃないですよ笑
それはさておき、遊びながら自分の技術が着実に上がっていくのが実感できるので自己肯定感がアップします。テレビゲームと違い、生活の中のちょっとした空き時間に気分転換で遊べるのがいいですね。成功したらみんなでハイタッチすると盛り上がりますよ。
一度使って欲しいっ‼︎ サマーソルツさんが取り扱うけん玉ブランド”NEW LACED KENDAMA”
どうですか? 少しづつけん玉に興味を持っていただけましたでしょうか。早速100均に買いに行こう…と。おっと‼︎ それは少しお待ちください。我が家も最初は100均のけん玉を購入したのですが…、全っっっ然うまく出来ません。
重心もバランスが悪いし、材質によっては球を弾いてします。安いのは魅力ですがうまくできなければ購入するメリットがありません。むしろ「わたしはけん玉が上手にできない」という意識を持たせてしまうことになりかねません。
ここで機会があれば見て欲しいっ‼︎ 今回取材をさせていただいたサマーソルツさんがアメリカから輸入販売をしているけん玉ブランド『NEW LACED KENDAMA』。数ある海外のけん玉ブランドの中でも割と新しいブランドです。複数の材質の木を組み合わせることで球がフィットし技が決まりやすく、ファッション性にも優れた、プレイヤー目線で作られたKENDAMAです。
サマーソルツさんでは、球とけんをバラで売っているので、自分に最も馴染む組み合わせのけん玉をカスタマイズする事もできます…が、まぁここら辺はけん玉に慣れてきたら考えればいいですかね。
私もNEW LACED KENDAMAを触らせていただきました。重さもバランスもしっくりきて、非常に使いやすくすごく良かったのですが、少〜しお値段がします。(けん玉の品質の高さや、輸入商品である事を考えると妥当な金額です。)
ゆくゆくはNEW LACED KENDAMAのように、こだわりのけん玉をゲットするとして、最初は3〜5,000円程度のけん玉から初めてみてはいかがでしょう。(ビギナー向けの5,000円程度で購入できるNEW LACED KENDAMAも入荷予定とのこと。詳しくは記事末尾にリンクがあるのでぜひフォローしてくださいね。)材質や紐の長さなどいろいろありますので、ネットで初心者向けや子どもでも使いやすいけん玉を探すのをお勧めします。
けん玉を買ったはいいもの、どんな技から手をつければいいの?
せっかくけん玉を買ったはいいものの、どのようなステップを踏めば上手になれるのか知りたいですよね。そんな時は『けん玉検定』を参考にしていただくのがおすすめです。
けん玉検定は小さなお子さんでもできる『メダルチャレンジ』から、プロ級の技『マスタークラス』と段階ごとに動画付きで技を紹介してくれているので、一つ一つを順番に消化していけばきっと上手になりますよ。
ちなみに一番簡単な技は『手のせ大皿』。文字だけだと迫力がありそうな気もしますが、手で球を持ち大皿に置くことが出来たら成功です。こんなの誰でも出来そうじゃないですかっ? それが本当に誰でも出来るんです笑。それでも「くだらない」と一蹴するのではなく、まずは一回でもいいのでチャレンジ♬ 少しづつレベルアップしていきましょう。
偶然の出会いから、これほどけん玉について熱く語ってしまいました。私たちもまだまだ始めたばかりです。一緒にけん玉を楽しんでいきましょう。けん玉って一人でやるよりも何人かで遊ぶのが楽しいんです。「浜松にけん玉ブームが来ますようにっっ‼︎」
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オマケと言っては失礼ですが…。せっかく里見さんに「少し上達すればこんなのもできるよ」と見せてもらった技。(せっかくやってもらったのに、記事の中に入れるタイミングがなかったので…汗)
「え〜、こんなの出来ないよ〜っ‼︎」とはもう言いません。ちゃんと順を追って練習していけばこんなカッコイイけん玉ができるんですっ‼︎ お子さんの為に…とか言っちゃって大人が遊ぶのもアリだと思いますっ‼︎ ぜひご家族で、友達同士で楽しんじゃってくださいね♫