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言葉と絵を使ったコミュニケーションワークショップ。子どもも大人も夢中になっちゃう、くじドロやるよ〜。よっといで〜。

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我が家も大好き‼︎ くじドロやるよ〜♫

突然「くじドロやるよ〜♫」と記事を書きだしましたが、くじドロを知らない人は何のことかわからなくて困っちゃいますよね笑。「ケイドロ」とかそういう遊びの一種?  いえいえ違います。 くじドロとは”くじびきドローイング”の略称。今回の記事では略称”くじドロ”で統一させていただきますね。

くじドロとは言葉と絵を使ったコミュニケーションワークショップ。アーティストの乾久子さんが考案したワークショップです。

ワークショップといっても難しく考える必要は全くなし。実は我が家ではこのくじドロが大・大・だ〜いすきで、ワークショップが地元で開催されるたびに遊びに行っては楽しんでいるんです。

今回は、5月20日にくじドロが開催されるという噂を聞きつけてきたので、KOSODATE BASE hamamatsuを見ている皆さんにくじドロの魅力について語り尽くしていきたいと思います。興味が湧いてきたらぜひ遊びに来てくださいね〜。

くじドロのルール説明をさせていただきますっ

それでは初めての方に、くじドロのルールについて説明をさせていただきます。

①まずはくじを引きます。

どんな言葉が出てくるのか緊張の一瞬。書かれている言葉はだいたい無茶振りです。具体的な言葉もあれば概念的な言葉もあったりそれぞれ。ドキドキしちゃいますね。


②くじに書かれた言葉を絵にします。

絵の上手い下手とか気にせずに、自分の中に感じたものを絵にしてみましょう。むしろテクニックだけに頼った絵よりも、気持ちを込めて描いた絵の方が素敵だったりします。難しい言葉の時もあるけれど、まずはチャレンジして描いてみてね。


③テプラという印字文具で言葉のテープを貼ります。

絵が完成したらスタッフの方に声をかけていただければ、テプラで言葉のテープを印字してくれるので、それを作品に貼りましょう。そしたら作品の完成です。


④作品を展示しましょう。

出来上がった作品を展示しましょう。いろいろな人に見て楽しんでもらえます。


⑤次のくじの言葉を考えよう。

次の言葉を考えてくじに書きこみ、くじびきの箱の中に入れましょう。その言葉はいつか誰かに書いてもらえるよ。どんな絵になるかワクワクしちゃいますね。くじドロワークショップで作られた言葉と絵はこのサイクルを繰り返し数珠繋ぎにつながっています。

誰もが一人一人違う世界を持っている楽しさ。

上にも書きましたが、くじドロを楽しむコツは、上手い下手ではなく自分の想像力を働かせて自分自身の絵を描くことです。

初めて参加される方には「こんな言葉は絵にできないよ〜」「どうしたらいいかわからない〜」「絵が苦手だから難しい〜」と仰られる方が多くいらっしゃいます。うんうん。わかりますよ。学校だと絵の上手さが評価の基準になりますもんね。でもくじドロの世界は違います。その言葉から何を想像するか。たったそれだけなのです。

自分が書いたくじが作品になると、もう一段感動が増すと思います。誰かが自分の言葉を絵にしてくれた時、他の人には自分が想像したことと全く違う世界が広がっているのを知ることができ、それが発見と喜びにつながります。

私が書いた言葉を誰かが絵にしてくれました。感動っ‼︎

実際の社会では”違う世界”を持っている人は自分と相容れなく歪み合う事も時としてありますが、くじドロのルールの中では”人と違う世界を持っている事”が面白味になるのは不思議な感覚です。

ワークショップを通して他者との違いを認めていく。くじドロでは敢えてそういうメッセージを直接的に伝えることは無いですが、遊んでいきながら自然とそういう事を学んでいくことができると思います。

世界は繋がっている。くじドロがつなぐラブ&ピース。

くじドロのワークショップは、浜松だけでなく日本各地で開催されてきました。関東圏や都市部だけでなく、本州を離れ四国にも。そしてまだ震災の傷が残っている福島でもワークショップは行われました。

時を超え、場所を超え、どこかの誰かが書いた言葉が数珠繋ぎに絵になり言葉になり、ずっとずっと続いている。それがくじドロのワークショップです。

浜松城公園でおこなわれたくじドロ。風に吹かれて気持ち良かったです。

「面白いね」「楽しいね」それで全然構わないと思います。でもこれを俯瞰した視点で見てみると、言葉と絵がずっとずっと続いている…誰かと誰がが手を繋いでラブ&ピースのマイムマイムのダンスを踊っているように感じるのは私だけでしょうか。

別に平和を訴えろとか、そういうんじゃないですが、絵と言葉を使った平和な企みに加担してみちゃいません? ちょっとしたイタズラ心で。その程度の気持ちで遊びにきてくれたら嬉しいなぁ〜って思います。

松菱跡地で行われたイベントに参加したくじドロ。

5月20日に浜松市立城北図書館でくじドロやりま〜す‼

5月20日㈯ 14:00〜15:30の間、浜松市立城北図書館2階講座室を使って、くじドロが開催されます。くじドロは言葉のワークショップなので、図書館という言葉の世界で開催されるのはとっても面白いことになるのではないでしょうか。

貸し出しカウンターのすぐ前にありますので、ぜひ手に取ってみてください。

それに伴って、くじドロ名作集全七巻が浜松市立城北図書館のカウンター前にて閲覧できるそうです。この記事に興味を持っていただいた皆さん、ご近所の皆さん、近くにお立ち寄りいただいた方は、ぜひこちらを見てみてくださいね〜。素晴らしい作品だらけで思わずクスクス笑ってしまいますよ。

※5月20日のくじびきドローイングは予約制です。下記の案内を確認の上、浜松市立城北図書館にご連絡ください。


また、その後もくじドロワークショップが各地で開催されます。現段階で以下の予定があります。

  • ・8月6日 藤枝文学館
  • ・9月2日 佐鳴湖公園
  • ・9月9日〜10月9日 中之条ビエンナーレ(群馬県中之条町)
  • ・9月24日 入野協働センター
  • ・11月12日〜20日 浜北森林公園

くじドロを実際に体験された方で「ぜひ、自分たちのところでもやってみたい」という方がいらっしゃいましたら、記事下段にくじドロ公式サイトのリンクも貼っておきますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

今までのくじドロで描かれた作品の殆どを、主宰者の乾久子さんが大事に保管してくれています。

それと、今回はいちおうKOSODATE BASE hamamatsuということで、お子さんを対象にした記事にしていますが、大人も一緒になって楽しむくじドロが本当に面白いんです。「子どもの遊びだね」で終わらせないで、ぜひ一緒に体験してみてください。自分が持っている常識という枷が少し外れて、少し脳がほぐれる感じがしますよ〜。どうぞよろしくお願いしまーす。(イベント毎に年齢などの参加条件が違いますので、興味のある方はくじドロ公式サイトまでお問い合わせください)

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