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美味しい豚には訳がある!浜松で子どもと食べたい「とんきい」の安心安全なお肉

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浜松で美味しい豚肉といえば「とんきい」

浜松市北区にある美味しい豚肉やとんかつでも有名な「とんきい」。1階はお肉の直売所、2階には「ミートレストラン」、敷地内にある隣の建物は「農家レストラン」があります。

「食は健康の源。子ども達には好き嫌いがないようにたくさん食べてほしい」

そんな想いから、直売所にはお肉だけでなく、椎茸入りのウインナーやネギ入りの餃子、豚肉のトマト巻きなど、子ども達が野菜を食べやすいように工夫された精肉店ならではのメニューも並びます。

たくさんのファンがいるお店ですが、お肉がこんなに美味しい秘密や、子どもへ達の食への想いを、鈴木芳雄社長に直接お伺いしました。

美味しい豚には訳がある!飼料へのこだわり

とんきいの農場は、同じく浜松市北区細江町にあります。

特にこだわっているのがエサで、自社で飼料の配合工場を持つほどです。防腐剤・抗菌剤・着色料などを使用せず、トウモロコシや大豆、お米等の原料をベースに安心安全なエサをから作っています。

それらを食べて育った豚は、味が純粋に美味しいだけでなく、私達が安心して食べることができるのです。

『浜名湖そだち』と『プレミアムきんか』のブランド豚としても有名で、その功績が認められ、国内外の様々なコンテストや部門からも表彰されています。

そんな豚肉が原料となるハムやソーセージ等の加工品にも、発色剤や保存料、化学調味料等を一切使用していません。 材料はシンプルで、塩、粗製等、香辛料、豚肉100%でできています。

また、ロースカツやコロッケなど、テイクアウトメニューあります。他にも、無添加食品、手作りの焼き肉のタレ、自然食品なども並びます。

このように、とんきいは生産、製造、加工、販売までのすべてを自社で行い、食材や商品にもたっぷりの愛情が込められているのです。

おいしさそのまま!2軒の農場直営レストラン

敷地内にある2軒のレストランでは、直営店ならではの豚肉を美味しく食べることができます。
店内には老若男女の様々な客層が集まり、たくさんの笑顔で溢れています。

・ミートレストラン

ミートレストランでは、焼き肉やとんかつ、ラーメンなどをメインに食べることができます。テラス席では、バーベキューもできます。

また、朝ラーメンは土日祝には9:30~(平日は10:30~)から食べることができるのも特徴です。もちろん、豚骨スープにもこだわっています。

・農家レストラン

農家レストランのテーマは「ちょっと懐かしいお母さんの味」。大人気のトンカツをはじめ、とんきいの豚肉と地元野菜を使った料理はビュッフェ形式で食べることもできます。

安心安全のお米は、水田の生き物が集まる場所で作られる

「レストランでも安心安全なお米を食べてもらいたい!」

そんな想いから、レストランでは全て自社で特別栽培米「まいひめ」のお米を使用しています。

地元細江のブランド米でもある「まいひめ」は、化学肥料を一切使用せず、環境にも配慮しているお米です。特に、水田の生き物に配慮した育て方から「水田環境鑑定特A」にも認定されています。

ソーセージ作り体験も!とんきいの食育

とんきいでは、ソーセージ作り体験などを通した食育にも取り組んでいます。子ども会やサークルなどの団体に向けた出張教室も実施しています。

年に1回、鈴木社長が自ら地元小学校の授業で食育のお話をしています。また、小学校の給食新聞づくり等の活動で子ども達が取材に来ることもあるそうです。

豚肉の話をするときは、必ず豚のエサを用意し、

「みんなが食べている豚肉は、こんなのを食べて育っているんだよ。」

と、安心安全の意味を子ども達にもわかりやすく伝えています。

素直な子ども達からの質問に、頭を悩ませたことも

「可愛がって育てたのに、食べちゃうの?」

子どもへの食育への取り組みの中で、こんな質問にはじめはどう答えたらよいのかと悩んだそうです。

そこから、「家畜」という単語を使って子ども達に命の大切さを伝えることにしました。

「家畜って知ってる?人間が大きくなったり、バランスよく成長したりするために命をくれている動物のことだよ。

卵だって、そのままひよこになるはずだったのに人間が食べてるんだよ。
牛乳だって、牛を大きくする為に出している乳を、人間に分けてくれているんだよ。

だから、みんながきれいに食べると、牛さんが喜ぶんだよ。」

こんな風に説明すると、子ども達も真剣に話を聞いてくれるそうです。

子ども達に、農業にはいろんな仕事があること伝えたい

「家畜の仕事は、飼育をするだけじゃないんだよ。

豚がたくさん子どもを産めるように勉強したり、牛の乳が一頭からもっとたくさん出るように研究してくれている人もいる。

お肉を食べたり、牛乳が飲めるのは、たくさんの人が関わってくれている人のおかげでもあるんだよ。」

話の最後には、こう子ども達に伝えます。

命の有難さや、それに関わる人達への感謝の気持ちを子ども達にも知ってほしい、という鈴木社長の想いです。

とんきいの豚肉を通して、「いただきます」の意味を改めて考える

「美味しくて安心安全なものは、農家だから作ることができる。それが楽しい。
美味しい!と食べてくれる人がいるから、大変な作業も頑張ることができるんです。

自分が仕事を頑張ることで、地域発展に繋げていきたい。
そして、子育て世代が住みやすく、子どものたくさんいる社会にしたい。」

こんな風に、現役で仕事を楽しむ鈴木社長は御年74歳。8人のお孫さんがいるおじいちゃんでもあります。

私達も、とんきいの美味しい豚肉を通して
改めて「いただきます」の意味を、子ども達と一緒に考えていきたいですね。

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