浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

奇数月の第3土曜日は、「かもえのあさいち」で浜松の食と出合おう

目次

「かもえのあさいち」は、鴨江アートセンター主催の地域を繋ぐイベント

浜松駅から徒歩15分、浜松市中心部から鴨江小路を西に進むと右手に、赤い旗が目印のおしゃれな建物、浜松市鴨江アートセンターが見えます。

周りから見るとどことなく英国様式のクラシカルな雰囲気で、前を通ったことがある人は、きっと一度は目を引かれたことがあるのではないでしょうか。

それもそのはず、ここは、1928年に浜松警察署庁舎として建てられた歴史的建築の魅力をそのままに残しているのです。2013年には「鴨江アートセンター」として新たに生まれ変わり、現在はたくさんのアーティストが集うとても魅力的な場所として存在しています。

そんなおしゃれな鴨江アートセンターの玄関先と1階ロビーで開催するのが「かもえのあさいち」。奇数月の第3土曜日に、9:00~13:00まで開催されていて、多くの人でにぎわいます。

浜松市鴨江アートセンター入口

出店者は「食」に共通する専門家たち

あさいちでは、野菜や果物、お茶やコーヒー、焼き菓子や加工品をはじめ、植物生まれの石鹸、食卓を彩る食器など、10店舗以上が出迎えてくれます。

それぞれの活動拠点は浜松市内・近郊がほとんどで、ふだんは店舗を持たない生産者もこのイベントの為に出店することもあり、貴重な出会いも期待できます。

朝から、たくさんのお客さんで賑わいます

直接、おいしい食べ方を教えてもらうことができる

「かもえのあさいち」の特徴は、なんといっても生産者や作り手から顔を見て直接買えること。代理販売をする店はひとつもなく、出店者の皆さんも、買い手の人達に会えるのを楽しみにしているのです。会場では、出店者と消費者の楽しい会話が各ブースから聞こえてきます。

また、どのお店も子どもにも大人にも丁寧に接する姿が印象的で、その会話を楽しみに来場する人も多いとのことでした。

朝の陽ざしと一緒に出店者の笑顔に包まれ、会場にいるだけでも充実した土曜日をスタートすることができるイベントです。

新鮮な野菜が並びます

同時開催のワークショップは、出店者が先生に

販売だけでなく、ワークショップが同時開催されるのも大きな特徴です。「食」をテーマに、出店している様々な専門家が毎回異なる内容を用意しています。

事前予約制となり、年間のスケジュールも公表されています。

▼年間スケジュール

鴨江アートセンター
イベント情報 鴨江アートセンター情報に関するイベントのアーカイブページです。

(鴨江アートセンターHP)

毎回、大人気のワークショップ

今回のテーマは「おやさいパスポートワークショップ」。

浜松のおいしい野菜を見つけて紹介する達人の川嶋さんから、自分にとっての「おいしい野菜」と出合う方法を教わりました。

具体的な内容は、野菜を食べ比べて自分が美味しいと感じる野菜の特徴を書き出し、生産地を地図で見比べます。

普段と違った角度から野菜を観察してみることで、自分好みの野菜を見つけ出すというものです。

シートにどんどん書き込むことで、自分専用の「おやさいパスポート」が完成。

何気なく食べていた野菜も、ワークショップに参加することで全く違う視点で選ぶことができるようになります。

楽しく食材と関わるきっかけとなる企画も、鴨江アートセンターならではの内容です。

「お野菜パスポート」作成中

主催者はアートコーディネーター。彼女の考える食文化とは

「生産者と買い手がよりよい形で繋がってほしいと思います。ライフスタイルの変化は多いですが、ここに来て、手に取って、知ってほしい、食べてみてほしい。一生寄り添えるものに出合えることができるはずです。」

そうお話してくれたのは、「かもえのあさいち」(主催:鴨江アートセンター)の担当・松岡さん。

「食」という文化もアートという分野の一つと捉え、街の生活が豊かになることを目指している、という彼女の思いを知ると、イベントの見方も少し変わってきます。

何気なくなく購入している野菜も、ここまで成長するまでに、どのような人が、どのような土地で、どのように育てたのか、会話を通してその背景を知ることができるのがこのイベントの醍醐味で、そんなチャンスはとても貴重なものなのです。

「かもえのあさいち」(主催:鴨江アートセンター)の担当・松岡さん

顔を見て会話することで、食を選ぶ楽しみを感じることができる

「かもえのあさいち」は、食を選ぶ楽しみを提供してくれている場所です。

例えば、女性ならお気に入りの服のブランドが、男性ならお気に入りのスニーカーのメーカーがあるはず。

そんな風に、食にもお気に入りの作り手がいたら、より選ぶ楽しみ、食べる楽しみを感じることができるはずですね。

「買い物を通して地元の魅力を子ども達へ伝えていくことも、私達のできる大切な食育の一つではないか」

という食文化の新しい視点に気付くことができ、とても心が豊かになるあさいちでした。

子どもが食に興味を持つきっかけにも

出店者紹介(2021年11月開催)

echoU

https://www.instagram.com/coffee.echou/

噐 infecto.

https://www.instagram.com/ceramicclass.mrmt/

遠州オリーブ

https://enshuolives.shop/

お菓子のKOGUMA

https://www.facebook.com/Koguma2010/

おとなりさんち

https://otonarisanchi.shop-pro.jp/

Kuche

https://www.instagram.com/kuche2011/

鈴木製茶

https://suzuki-tea.com/

へっちゃらや

https://www.instagram.com/heccharaya/?hl=ja

朝日がとても気持ち良い会場

Links

目次