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建設業界で女性雇用率が高い【飯田組】ボランティア活動等で地域に貢献したい!

目次

建設業でありながら高い女性雇用率

昨今の若い世代においては、性差別的な考え方はほとんど消滅したと言ってよいでしょうが、実際の職場には色んな世代の人がいるのでまだまだ性差別の考え方があります。

長い間家父長制度で進んで来た私たちの生活ですからすぐには切り替えが難しいのかもしれません。

女性雇用率を業種別に見てみると「医療、福祉」の分野が一番多く76.9%、「宿泊業、飲食サービス業」が64.2%となっています。

次いで「生活関連サービスや娯楽業」「教育・学習支援」、「金融業・保険業」、「卸売業・小売業」の辺りが5割を超える女性雇用率となっています。

女性の割合が低い業種は「建設業」「漁業」「電気・ガス・ 熱供給・水道業」で2割を下回っています。

そんな中「建設業」で27.8%の女性雇用率を上げている企業が浜松市東区の株式会社飯田組です。

事務所全体が見渡せ女性も多く明るい雰囲気のワンフロアの社内風景

飯田組は“建物を建てる”というだけではなく、お客様の希望に沿うように企画提案をする

「営業」「設計」が自社の部署として存在し、一級建築士も自社で抱えています。

「営業」「設計」といった比較的女性が就労しやすい職種が社内に存在することが女性雇用率アップの一助となっています。

飯田組では元々、性別関係なく募集をし、各部署で実際に雇用しています。

女性の活躍は目を引くものがあり、女性独特の繊細さや優しさがお客様に対して生かされているといいます。

昭和2年創業の地域に密着した総合建設業者

4つの幸せのために

結婚や出産を機に働き方がガラリと変わる女性にとって家庭と仕事を両立させやすいかといったポイントはとても重要です。

とは言え「満足できる期間育休がもらえなさそう」「復帰しても前の仕事には戻れなさそう」など、理解の得られない職場はまだまだあります。

制度としては整っていても「周りに迷惑がかかる」「後ろめたい気持ちになる」といった理由から働きにくさを感じる女性もいます。

飯田組では女性男性関係なく、家庭の事情を考慮することが会社全体の風土と根付いており、「家族の体調不良」や「子どもの学校行事」を周囲や上司に相談しやすい環境であるそうです。

この雰囲気は飯田組の経営理念からくるものでしょう。

【飯田組の経営理念】

4つの幸せのため日々努力します

第一 お客様の幸せのため

第二 社員の幸せのため

第三 取引業者の幸せのため

第四 会社の幸せのため

この4つの幸せを経営理念に掲げ、1つの幸せが他の幸せに働きかけをしてポジティブサイクルを生み出しています。

飯田組では同僚や上司に意見や相談をしやすい環境にあるおかげで、

会社役員の声だけでなく社員の声によって新しい福利厚生が生まれることもあります。

その一つが資格取得支援制度です。

資格を取りたい場合、会社が費用の負担をし、受かった際はお祝い金も用意されるので、社員の向上心アップにつながっています。

他にはインフルエンザ予防接種も会社が費用を負担し、産業医が来社してくれるので病院に行かずに接種することができます。

また、社員や来社される方のため、飯田組オフィスは「音と光のパーティション〜Sound scape & Lighting analysis」(時間軸、空間軸による音環境および光環境構築) を導入しています。

光や音楽が事前に設計されており、時間によって光が調光され色が変わり、自然の音をベースにした音が柔らかな音量で流れ、より仕事や打ち合わせがしやすい環境を整えてくれる働きがあります。

「お客様の幸せ」を追求するため、社員の幸せも必要不可欠なものだと考える飯田組。

常に働く社員の声を大切にしています。

楽しみながらボランティア活動をすることで活動を「継続」させている

社員の声で活発化する地域貢献活動

飯田組ではSDGsの一環として地域貢献活動を積極的に行っていますが、これはSDGsが採択されるよりも前から行っており、社員の楽しみの1つになっています。

学校にあるような「委員会」を社内で立ち上げ、委員会に所属した人は部署を超えてアイデアを出し合って活動内容を決めています。

委員会活動は社員たちが自発的に行っており、毎回1/3の社員が有志で参加。

浜松市の協働センターやインターネットを使い、ボランティア活動や地域貢献活動などの活動の場を探しているそうです。

活動内容は

・子どもたちの学びの場として体験イベントを開催

・飯田組敷地内にて献血バスの献血活動

・天浜線沿線植栽地にて 花のリレープロジェクトの 草刈り・清掃活動

・浜松市 花と緑による魅力あるまちづくり『企業展示花壇』の苗植え活動

・小池三島線の清掃活動

など、コロナ渦でも感染予防に気を配りながら行っています。

今後は社員の家族への呼びかけも行い、SDGsの「目標4:質の高い教育をみんなに」に結びつけていきたいそう。

中学生向けの職業体験イベントにも参加し子ども達の未来をつないでいます

飯田組では過去のお客様、取引業社様などに飯田組のファンになって頂くべく「アイーダ・フレンズ会員」として登録してもらっています。

2か月に1度、会報「アイーダ・フレンズ ニュース」を配信し、飯田組のSDGsへの取り組みや完成物件・お客様のご商売の紹介をしています。

YouTubeチャンネルInstagramも開設し、積極的な情報発信をしています。

会員数約700名のアイーダ・フレンズで何か活動出来ることはないかと考えているそうで、まだまだ広がり続ける飯田組の活動に目が離せません。

地域貢献委員会顧問の岡崎さんはこう言います。

「自分達が楽しんでやることが継続に繋がると考え、「楽しんで皆でやろうよ!」と社員に声かけをしています。実際、やっていると楽しいのです。

何か皆で楽しんで行えることはないかな、と日々探しています。

SDGsが始まり、振り返ってみると私たちの活動は〇番の目標に当てはまっていたんだ!と気づくことがあります。

〇番の目標の為に活動するのではなく、活動したらこれは〇番や△番だったんだという1つの目標に絞らないような活動方法で、やりたい事をどんどん積極的に楽しんで行っていきたいと思っています。

仕事も同じですが一人で考えていても限界があるので、様々な部署の人の意見やアドバイスをピックアップして皆で考えています。

飯田組は風通しの良い職場環境のおかげで、社員が仕事や活動を行う上で主体性を持って発言を行うことができ、のびのびと働けていると感じます。

左:地域貢献委員会顧問 岡崎さん 右:地域貢献委員会委員長 木村さん

環境にも人にも優しい建設業者を目指して

飯田組では積極的にZEB(Net Zero Energy Building ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)のプランニング・建設に取り組んでいます。

ZEBは快適な室内環境を実現しながら、省エネや再生可能エネルギーを利用し建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

地球温暖化が加速する今、日本のエネルギー消費量の3割以上を占める、オフィスを含む民生部門での省エネ強化が求められています。経済産業省は、2030年までに新築全体でのZEB実現を目標に、普及の促進に力を入れています。

ZEBには達成状況に応じて段階があり、飯田組は精力的に努力し、施工後だけでなく建築をする過程においても地球環境に配慮した建築を目指しています。

イオンモール浜松志都呂で開かれたSDGsイベントにも参加

建設業でありながら高い女

飯田組は経営理念の「4つの幸せ」を軸にしていますが、

この幸せは1つでも欠けたら他の幸せが成り立たなくなります。

「飯田組は昭和2年に創業し、長い間皆様のお世話になってきましたので、これからは皆様に恩返しする番だと思っています。出来ることからスモールスタートで始め、我々が出来る範囲で少しずつ行い、皆様のお役に立てたら良いなと考えています。SDGsによって意識は更に高まりました。目指すものはまだまだありますので、社員皆で取り組んでいきたいと思います。」

と、取締役総務部 坂神部長。

風通しが良く、社員一人一人の意見を生かす飯田組。

今後の活動の広がりが楽しみです。

浜松駅北口にて駅周辺を彩っている「企業展花壇」の苗植え活動

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