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日本国内で出荷されている約250億本の使い捨てプラスチックボトルのうち30億本削減を目指す【WATER STAND】

目次

ウォータースタンドはどんなサービスを行っているのか

私たちにはもう身近な存在のウォーターサーバー。

このウォーターサーバーには大抵大きなプラスチックボトルが上に乗っていて、ハンドルやボタンを押せば冷水温水が出てくる、という物ですが、ウォータースタンドでは水道直結のウォーターサーバーを扱っています。

水を買うのではなく、家庭に通っている水道水を美味しくするサーバーをレンタルしているのがウォータースタンドです。

商品はどれもスタイリッシュで、簡単な操作で温水も冷水もすぐに出すことができます。

水道直結でも設置環境に合わせて取り付けしてくれるので、チューブやコンセントがぐちゃぐちゃ…なんていう心配もいりません。

グッドデザイン賞や日本子育て支援大賞を受賞するのも頷けます。

家庭の水道水を使うので水代は今までと変わらないし、電気代もわずかで済みます。

機種によってレンタル代金は様々ですが、月額2,000円~4,000円の価格帯がメイン。

このレンタル代金には定期的なメンテナンスやフィルター交換、万が一の際の修理・本体交換の料金が含まれているため、安心して使用できるのも魅力の一つとなっています。

店頭では温水、冷水が無料で給水できる。子育てママには有難いスポット。

ウォータースタンドが向き合う「CO₂」と「プラスチックごみ」

ウォータースタンドもプラスチックボトルを用いたウォーターサーバーを取り扱っていました。

しかし、昨今の地球温暖化や海のゴミ問題を考えるようになったことで、

圧倒的に環境負荷が少ない現在の水道直結ウォーターサーバーをメイン事業としました。

まず、2週間に一度のボトル配達、ボトル回収が不要となり、

ガソリンを使って配達をしていたその分のCO₂がゴッソリなくなったのです。

半年で12回もお客様先へ伺っていたものが、今では半年に一度、フィルター交換に伺うだけでよくなり運送で排出されるCO₂が削減されました。

そして重たいボトルを運ぶ、という肉体労働が減り女性雇用率が伸びました。

現在の商品は重たい水を運ぶ必要がないので、フィルター交換やメンテナンスも女性でも行えるので活躍の場が広がったのです。

そして何よりボトルが無くなったことでプラスチックごみが削減されました。

ウォータースタンドは「ごみを減らす」といった一部分だけの改善ではなく、

「生産、運搬、消費、回収、リサイクル」というプロセス全体を見直して構築しているのが凄いところでしょう。

私たちの暮らしにとても身近なプラスチックは「安価」「安全」「加工しやすい」といったメリットが多い素材ですが、一度海に流出すると回収が困難になり、生態系に大きな影響を及ぼしかねません。

マイクロプラスチックというのをご存じですか。

極小のプラスチックで、5ミリメートル以下のプラスチックのことを指します。

プラスチックは自然界で分解されるまでには、100〜200年またはそれ以上と多くの時間がかかるといいます。

海に住む魚やそれを餌にする鳥や海洋生物が取り込んでしまう危険性があり、

魚をはじめとした海洋生物が取り込むということは、魚を食べる私たちも体内にマイクロプラスチックを取り入れてしまっているかもしれないのです。

プラスチックに付着している有害物質が体内に吸収、蓄積されるのでは?と懸念されてもいます。

地球温暖化も目が離せません。

自分達が子どもの頃、夏はこんなに暑かったでしょうか。

雨は災害レベルまで降り注いだでしょうか。

日本の過去100年間の平均気温は1.2℃上昇し、今世紀末には、20世紀末と比較してさらに最大で3.4℃~5.4℃上昇すると予測されています。

そっと置かれた塗り絵。子供が居ても安心して訪れることができる。

一人ではなくみんなで取り組む「ボトルフリープロジェクト」

日本国内で出荷される使い捨てプラスチックボトルは約250億本。

ウォータースタンドは2030年までにこのうち30億本減らすことを目標に掲げています。

その為にまずしたことが「マイボトルキャンペーン」。

従業員全員に「マイボトル」を配布。

ウォータースタンドのお水をマイボトルに汲み、そのマイボトルを持ち歩くように呼びかけました。

同時に全社の自動販売機からペットボトル飲料を廃止し、

365日24時間稼働している自動販売機台数を5割削減させることで、

ペットボトルごみの削減とCO₂の排出を抑えました。

更に地方自治体や企業とパートナーシップを結び、「ボトルフリープロジェクト」として全国に輪を広げています。

全国に展開する雑貨店やリゾートホテルとパートナーシップを結ぶことで、

「提携した店舗に給水スポットを設ける」「ホテルのウェルカムドリンクをウォーターサーバーに変える」といった取り組みをしているのです。

神奈川県の葉山町もこのプロジェクトに賛同し、

庁舎に「ウォータースタンド」を設置し庁舎内の売店からもペットボトル飲料を撤去しました。

結果、町役場では職員の多くがマイボトルを持参するようになり、町役場のプラスチックごみは94%削減されたのです。

現在コロナの影響で止まってしまっているが、京都の観光地にも1,000か所設置予定とのこと。

観光地がデザインされたマイボトルを現地で購入し、給水しながら観光地を巡るのも素敵に思います。

驚くことにSDGsを学んだ大学生から声がかかることも多いといいます。

確かに大学には沢山の自動販売機が置いてあります。

静岡大学では先生がプラスチック削減に賛同して先日「ウォータースタンド」が配置されました。

さいたま市では教育委員会と協定を結び、公立の小中学校に無償で提供しています。

「私たちは仕事を通じてプラスチックごみとCO₂を削減することが出来ます。これはSDGsへの取り組みにもなっています。全部のペットボトルをやめるのではなくて減らしていこう、出来ることからやっていこうという気持ちです。継続していくことが一番大切です。私たちの力だけでは不十分なので様々な企業、地方自治体にご協力を得て活動を広げています。一人で沢山やろう、ではなく小さなことを100人でやろうということです。一人1本ペットボトルをやめたら100人で100本ですから。」と浜松営業所所長の宮崎さん。

今後のウォータースタンドはどんなパートナーシップを築いていくのでしょうか。

コンパクトで人気の高い「ガーディアン」

「オンモプラスを見たよ♪」でマイボトル1本プレゼント

今回お邪魔したのはイオンモール浜松市野2F「WATER STAND」のショールーム。

落ち着いた照明の暖かなショールームで子供連れでも安心して訪れることができる空間を作っています。

店頭に設けられた給水機は温水も冷水も給水出来ます。

特に乳幼児を連れたママさんには有難い給水スポットなので是非覚えておきたいですね。

今回の取材の中で嬉しいお申し出が。

なんと、オンモプラスを見たよ♪と声をかければマイボトルを一本プレゼントしていただけるとの事。

皆さんもマイボトルをゲットしてウォータースタンドで給水してみましょう!

スタイリッシュなボトルたち。画力でも有名なさかなクンデザインのものもあります。

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