浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

連載企画【教えて!ママたちのお仕事事情】~第2弾~

目次

こんにちは! オンモプラス編集部:ワーママ調査隊のえみです♪

オンモプラスを運営している株式会社NOKIOOでは、既に100人を超えるママ達の転職・再就職支援を行っています。

そんなオンモプラスより、皆さまのお仕事事情を調査する連載企画【教えて!ママたちのお仕事事情】を開始しました。

今回の第2弾では『出産前後でどう変わった?働き方と生活』をテーマに、

第1弾:『出産を期に辞めた?続けた?みんなのオシゴト事情』でお話頂いたさおりさん、みきさんに改めてご登場頂き、それぞれのケースを実体験を交えて詳しくお聞きしました!

<ケース1:さおりさん> ~正社員継続(退職・転職なし)~

出産後、復職時のお話を聞かせてください

オンモプラス編集部:

さおりさんこんにちは!

本日も色々とお話を聞かせてください。

さおりさんは出産前からのお仕事を、フル正社員のまま続けてらっしゃいますが、出産して復職後にとてもご苦労されたというお話がありました。(参考;『出産を期に辞めた?続けた?みんなのオシゴト事情』

この時のお話を、改めて詳しく聞かせて頂けますか?

さおり:

はい。

まず私は、幼少期から自分の母が働いている姿を見ていたので「子供がいても働く」というのが当たり前の感覚でした。

また義理の両親が近くにいる事もあって、「何かあったら助けてもらえる」という期待もあり迷わずフル正社員を続けるという選択をとりました。

こんな形で、あまり深く考える事なくそのまま復帰してしまったので、実際の復職後のギャップ・壁に思いっきりぶつかってしまったんです。

オンモプラス編集部:

なるほど。想像していた「両立」の姿とは違っていたんですね。

具体的にどのような事がありましたか?

さおり:

はい、とにかく「時間は有限である」という事を思い知らされました(笑)

当たり前のことなんですが、子供がいない間は「仕事が完結するまで」思う存分時間をかけられてたんです。

自分の納得する状態まで資料の精度をあげたり、関係者とのコミュニケーションをとったり、自分がやりたいだけの努力が出来てた。

それが、復職後は一日の働ける時間が何時間、と限られており、それは何があっても伸ばせない。一日の時間がこんなに短いの!?と驚いたし、毎日が時間との戦争でした。

今まで自分がいかに残業に頼っていたのか、思い知らされました。。

オンモプラス編集部:

お子様のお迎えがあると退社時間は動かせないですものね。

実際に仕事上での問題も発生したんでしょうか?

さおり:

そうですね。どうしても確認作業がおろそかになってしまって、ミスが増えたと思います。

そのミスの対応・フォローといった新たな仕事が増えていき、さらに自分の首を絞める結果に繋がるという悪循環でしたね。

復職後に大変苦労されたさおりさん。その後何か変化はあった?

オンモプラス編集部:

時間の制約が出来た事でミスが発生するという悪循環。それは辛かったですね。

その状況は今も続いていますか?

もし続いていないとすれば、どういったきっかけがありましたか?

さおり:

状況はあるきっかけで改善されました。

実は、育勉普及協会さんが運営する育勉セミナー『時間管理術』というものに参加したんです。

育勉普及協会とは:女性が自分らしくいきいきと輝く社会の発展のために、学びの機会を提供する一般社団法人です。

当時悩んでいる私の姿を見た女性の先輩社員からの薦めでした。

私が参加したのは『時間管理術』に関するセミナーで、今までやみくもに目先の仕事に取り掛かっていたやり方を見直し、スキマ時間を有効に活用するテクニックを身に付けられたんです。

これは仕事だけでなく、子育てや家事にも有効な方法でした!時間に余裕が出来て来た事で、明らかに気持ちにも余裕がうまれてきたんですよね。

オンモプラス編集部:

なるほど。セミナーで得たノウハウを実践して、効果が出たわけですね!

それは素晴らしいですね。

その後、仕事や生活にどんな変化がありましたか?

さおり:

セミナーをきっかけに改善はしましたが、全てが一気に良くなったわけではありません

仕事も子育ても、本当に山あり谷あり、、、特に子育ては先が見えませんね。笑

昨日まで大好きだった離乳食を急に食べてくれなくなったり、だいぶ成長したなと思っていた長女が下の子が生まれて一気に赤ちゃん返りしたり。今でもやはり悪銭苦闘してます(苦笑)

ただ、前と違うのは、気持ちの面

仕事面含めて何かの壁や課題にぶち当たった時に、「時間術」テクニックで何とか乗り切れる、という自信がついたからでしょうか。冷静に、着実に問題点を分析してやるべき事を切り出していけるようになった気がします。

オンモプラス編集部:

一喜一憂せずに冷静に対処する力、といったところでしょうか。素晴らしいですね!!

さおりさんのご経験とまさにリンクする話題がありますので紹介しますね。

◆『小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ』

 ~仕事も家族も自分も楽しく両立できるヒント~

 #1 育休復帰後1ヶ月で上司に泣きついた話

https://note.com/odagitomoko/n/n0651078aa450

 #3 育児を制約にする働き方、制約にしない働き方

https://note.com/odagitomoko/n/n26f3b6a9d8f2

知っているかいないかで、時間の使い方、仕事の効率・質が変わる再現性のあるノウハウがあります。

さおりさんもぜひ、身に付けたテクニックとノウハウで、これからの両立生活をより充実したものにしていってくださいね。

本日は貴重なお話を有難うございました!

<ケース2:みきさん> ~出産を機に退職⇒パート~

出産を機に退職、という決断に至った背景を教えてください!

オンモプラス編集部:

みきさん、こんにちは!

本日もよろしくお願いいたします。

みきさんは、妊娠をきっかけにそれまで働いていた正社員のお仕事を退職されたんでしたよね。

その決断をするまでにとても悩んだ、というお話でしたが、詳しくお聞かせ頂けますか?

みき:

はい。

妊娠前は営業で働いていて、出産後もそのまま働き続けるつもりでいました。

けっこうバリバリ働いてやりがいも感じていたし、辞めるという選択肢は考えてなかったんです。

でも、ほぼ毎日残業が発生していたので、妊娠した時にふと、「出産したらこの働き方はムリなんじゃないか?」と気付いたんです。

子供を育てながら当時の仕事を続けるイメージが持てなかった。

職場に出産後復帰して働いている先輩がいなかったのも一因かもしれません。

営業以外の職種に異動願いを出すことも出来たかもしれませんが、営業が好きだし適職でもあると思っていたので、職種を変えてまでわざわざ子供を預けて働く、というのは違うんじゃないか、と悩んでいました。

そうこうしているうちに夫の転勤が決まって、結局辞めざるを得なかった、という感じです(笑)

オンモプラス編集部:

なるほど。確かに旦那様の転勤によって離職や部署移動を余儀なくされるケースは良く聞きますね。

ここでキャリアの分断が発生してしまって、その後の転職・再就職に悩まれている女性も多いようです。

みきさんは既に再就職されてますが、出産後すぐに働き始めたんですか?

みき:

いえ、子供が幼稚園に入ってから、やっとパート職に就けた形です。

オンモプラス編集部:

幼稚園に入るまでは仕事が見つからなかったんですか?

みき:

仕事が、というより保育園に入れなかったのが一番の原因かな。

非就業の状態だとまず入れない。無認可で高いお金を出せば選択肢もあったかもしれませんが、認可保育園、という部分はどうしても譲れなくて。

子供の預け先がない状態で雇ってくれる企業はないですし、そもそも面接などの就職活動も、預け先がないと出来ないですし、、辞めてみて気付いた大きな壁でした。

オンモプラス編集部:

そうだったんですね。

保育園が先か、就職が先か問題は根深いですよね。

一度離職したら好きなタイミングで戻れないというこの構図は、ライフステージの中で転機を迎える事の多い女性にとって、自由なキャリア設計を阻害している大きな要因だと思います。

将来的には正社員に戻る?今後の計画を教えてください

オンモプラス編集部:

ところでみきさんは、現在パート職、との事でしたが今後は正社員での就業を希望されているんでしょうか?

みき:

はい、いつか正社員、を希望してはいます。

でも以前と少し考え方が変わってきたのは、前は「とにかく早く正社員になってやりがいのある仕事をしたい」と思っていたんですが、今は「時短パートでもやりがいと責任をもって働く事はできる」と思っているので、無理に急いではないです。

オンモプラス編集部:

考え方が変わってきたのには何か理由があるんですか?

みき:

はい、まさに今の職場の上司の影響です。

「やる気と能力さえあれば、正社員かパートかは関係なく、仕事を任せる」と言ってくれていて、今年に入って私もよりステップアップした業務を行えるようになってきました。

責任感も仕事の内容も、簡単ではないですが今まで以上にやりがいを感じています。

正社員になりたいと思ってはいますが、それは「やりがいある仕事をしたい」からではなく、「より成果を出して会社に貢献したい」からです。

とは言え、子供はまだまだ手のかかる状態で、今の幼稚園は延長保育が月10日まで、という制限もあるので、実際に正社員になれるのはもう少し先になりそうです。

なので今は、将来の正社員に向けての準備期間と捉えて日々を過ごしています。

オンモプラス編集部:

なるほど。素敵な上司の影響で、考え方が変わったのですね!

この一年で副業・リモートワークなどの多様な働き方が一気に広まってきています。

みきさんの上司のように、フルタイム・時短・パートなど働き方で評価するのではなく、成果で評価する企業も多くなっているように思います。

だからこそ、これまでの常識や環境に捉われるのではなく、自分はどうしたいのか、そのために何をするのか…がより一層大切になっていきそうですね。

そんな問いに答えるヒントとして、こちらの記事もぜひご参考頂ければと思います。

◆『小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ』

 ~仕事も家族も自分も楽しく両立できるヒント~

 #2 働き方でやる気を判断しないでいただきたい

https://note.com/odagitomoko/n/neee8fed04d8f

みきさんがこれからもご自身が思い描くキャリアプランを歩んでいかれることを、心より応援しています。

本日は貴重なお話を有難うございました!!

オンモプラスはこれからもママ達の両立生活を応援していきます

いかがでしたでしょうか?

本日お話をお伺いしたお2人とも、試行錯誤しながらも子育てと仕事の両立生活に奮闘する姿がうかがえました。

オンモプラスを運営する株式会社NOKIOOが提供する、Voicyチャンネル『小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ』では、「仕事も家族も自分も大事にしたい」ワーママが、出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を配信しています。

ぜひお聴き頂き、ご感想をVoicyのコメント欄にお寄せください♪

Links

目次