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心が狭くなっていたとき私が救われた漫画が、誰かの心も軽くしてくれますように…

目次

悲しみの日

私事ですが、

流産をしました。

待望の第二子を授かり、

ウキウキの私でした。

39歳の私は、

半ば諦めかけていたので

少しホッとしていました。

しかし、

検診3回目の日に、

前回から全く成長していないこと

前回動いていた心音が聞こえないことから、

先生から流産だと告げられました。

今後のことを

説明してくださる先生には

申し訳なかったのですが、

私はボー然としてしまい

話の内容はたいして

頭に入ってきませんでした。

でも涙が出るわけでもなく

私は無表情で診察室を後にしました。

また、

その日は間が悪く、

新生児の会のようなことを

病院で開催していたので、

待合室にいる新生児たちやママ、

お腹の大きな妊婦さんたち

を見るのが辛くなりました。

検診前は、

泣いている新生児たちに

かわいいなと思ったり、

お腹の大きな妊婦さんをみて

自分の数ヶ月後を想像したり、

優しい気持ちいっぱいだったのに。

数分後には、

人を妬む気持ちが

自分の中に芽生えてしまったことにも

ショックでした。

会計を済ませ、

駐車場の車に乗り込み。

そこで、

急に糸が切れたかのように

涙が溢れてきて…

久しぶりに声をあげて

泣いてしまいました。

友人が教えてくれた本

強く気持ちを持たなきゃ。

家族に心配かけちゃいけない。

でも、

ふと急に思い出して

悲しくなる。

そんな気持ちが

交差する中、

どのように心を保てばいいのか

分からなくなりました。

流産を

どう受け止めたらいいのか、

私には自分で

方法を見出せなかったのです。

妊婦さんの約15%が流産すると

言われているそうで、

その内の約80%が

11周目までの妊娠初期の流産だそうです。

年齢を重ねるほど、

流産の確率も高くなるそうです。

原因は、

赤ちゃん自体の問題で、

母体の過ごし方や、

身体に何か問題があったわけではないと、

説明を受けますが、

やはり自分を責めてしまいます。

そんなとき、

友人が教えてくれた一冊の本。

それが、

おかあさん、

お空のセカイのはなしを

してあげる!

という、

竹内文香さん著のマンガでした。

胎内記憶と中間生記憶

スピリチュアル的な

お話になります。

こういう話に、

めちゃくちゃ疎い私は、

この本を読むまで知りませんでしたが、

お腹の中にいたときの記憶を

胎内記憶。

お空の上にいたときの記憶を

中間生記憶。

というそうです。

本の著者である

竹内文香さんの長女さんが、

2歳頃から

この胎内記憶と中間生記憶の

お話をし始めたそうです。

竹内さん自身も、

スピリチュアル的な話に

苦手意識はあったものの、

子どもの話の内容が、

とても興味深く、

作り話だとしたら、

よく出来すぎていると感じ。

お子さんの話を受け止め、

数年に渡り話を聞き、

それをまとめたのが

この本です。

有る人には有る世界で、無い人には無い世界でいい

竹内さんも

本の冒頭でもおっしゃっていますが、

この本の内容を

こうなんだと断言するつもりはなく、

ご本人自身も、

未だに疑っている部分もあるそうです。

また、

様々な葛藤の中で、

この話を発信することを決め、

このようなジャンルのお話には、

嫌悪感を抱く人も多く、

賛否両論があるのを承知の上で

マンガにして発信したそうです。

目にした誰かの

気持ちに少しでもプラスに

なることを願って…。

話の内容の

真偽を考えるのではなくて、

こういう世界があったらいいなと

思えた人に

届けばいいのだということです。

実際、

私は苦手意識がある中、

この本を読みましたが、

違和感なく

すんなり心に入ってきて

心が軽くなっていきました。

おすすめポイント①

「長女ひいちゃんの自信満々のお話」

お話を読んでいて

スッキリする理由の一つに、

長女ひいちゃんのキャラクターが

あると思います。

お空のセカイの話をするときの、

当たり前かのような

キッパリとした言い切り方。

ヘェ〜とさえ思ってしまう。

つじつまが合うしっかりとした

お空のセカイのお話が、

ひいちゃんの中から

湧き出てきます。

お母さんの竹内さんもそうですが、

ついつい、

それで?

これはどういうことなの?

と、

続きや、

疑問に思うことを

聞きたくなってしまう。

そんな

興味深いお話なんです。

おすすめポイント②

「こっちのセカイでは悲しくても

お空のセカイでは悲しくない」

そう思えることが多々ありました。

そこに、

私を含めて

たくさんの読者の方が

励みになり、

希望になり、

前向きになれたのだと思います。

ネタバレになってしまうので、

詳細は書きませんが、

流産のこと

障害を持って生まれてくる子

生まれてすぐ亡くなってしまう子…

とても悲しくて、

受け止めるのも大変で、

なかなか自分の中で

整理できないことがら。

それは、

もしかしたら

私たちの勝手な思い込みで、

本当は悲しいことでは

ないのかもしれない。

そんな風に、

思わせてくれます。

おすすめポイント③

「オムニバスなので

読みたいところだけ読める」

この漫画は、

もともとInstagramに

あげられていたものなので、

一つひとつの話しが短編で、

繋がっているわけではありません。

なので、

心が狭くなりそうなとき、

自分が読みたい部分だけ

読む方法がオススメです。

紹介してくれた友だちも、

ときどき本を開いては、

泣けちゃうけど、

元気もらってるって言って

教えてくれました。

元気が欲しいとき、

前を向きたいときに、

ちょこっと読みたくなる

そんなバイブル的なマンガだと

思います。

本の購入方法

Amazonなどのネットでも

購入できますが、

書店にも置いてあります。

7/17に発売された、

新しめの書籍だということと、

やはり話題の書籍なのでしょう。

数冊ありましたので、

お近くの書店で手に入るかと思います。

価格は990円です。

実は、発売前は1210円という設定だったところ、

竹内さんの1000円以内で販売したいという願いが叶って

変更してくれたそうです。

ありがたいです。

マンガのためにネームから

Instagramで話題になった

この作品ですが、

そのまま書籍化したのではなく、

書籍化のために

竹内さんがネームから

しっかり作り込んで

描かれています。

ですので、

Instagramで背景していたものとは、

少し異なる部分もあり、

そこも書籍を楽しむポイントです。

ぜひ、

多くの方に手に取って

いただけたらと思います。

売り上げの一部は寄付に

作者の竹内さんは、

発売前から書籍化で得たお金の

一部は寄付すると決めておられました。

理由は、

自分が考えた話ではなく、

長女のひいちゃんと巡り会えたから

知った話だからだそうです。

それに、

裏で神様が絡んでると思うと、

私利私欲のためにお金を使うと

バチが当たりそうだ…

ともおっしゃっていました。

読む人の心を救って、

寄付により、他にも救われる人がいるなんて

ステキな買い物だと思います。

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