家庭での性教育、どうしていますか?
性教育というと男女の体のことや妊娠・出産ばかりイメージしますが、それだけが性教育ではありません。
以前におもけんさんの性教育講座をご紹介しました。
≫性教育は人権教育、おもしろ健康教育研究所の性教育講座。Zoom版!
講座で知りましたけれど、自分も相手も大切にするということ、
NOと言えること(断れる関係)、そういったことも全て性教育です。
でも、自分も教えてもらっていないのに、まずは何を教えればいいの?…って思いますよね。
お子さんも、いきなり性の話をされても戸惑ってしまうかもしれません。
お子さんが思春期に入っていたら、上記の記事内でも書きましたけれど
「このサイトを見てみたら?」≫Dr.北村のJFPAクリニック
と言ってあげるのがいいと思います。
(お父さん、お母さんも見ておいてくださいね~)
その後で、反応があれば話を聞くと、性の話をする第一歩になります♪
子どもと性の話ができる環境づくりが目的ですので、反応がなかったとしてもそのままにしないで「どうだった?」と聞いてみてください。
まだ思春期前でしたら、チャンスです!
性教育講座で大学生の方も言っていましたが、性に関する話は小さな頃からしておいたほうがいいです。
大きくなるにつれて性の話は恥ずかしい(=下ネタ)、性器は触れていけないもの(=汚い)
という風に刷り込まれていませんか?
親である私達もそう感じていると思います。
ですので、5歳頃から性について話せる関係を築いておくことは大切です。
子どもに聞かれて困る質問は、
赤ちゃんはどうやってできるの?
ではないでしょうか。
どんな風に答えていますか?
大事なことは、ウソは言わない、誤魔化さないだそうです。
コウノトリが〜とか、キャベツ畑から〜というのが典型的なウソや誤魔化しですが、
昔から聞かれて困る質問だったから、生まれたのかもしれませんね。
それでも口で説明するのはなかなか難しいです。
そんなときにおすすめなのが、性の絵本です!
本を読んであげることで、正しい知識を教えてあげられます♪
「赤ちゃん 赤ちゃんはどうしてうまれるの?」「あかちゃんはこうしてできる」
こちらの本は、さっきの質問「赤ちゃんはどうやってできるの?」
と聞かれたときに読んであげるといい絵本です。
学校の授業を思い出してみると、卵子と精子の話はあったけれど性行為の部分が希薄です。
受精の話はあったけど、性行為の話ってすっぽり抜けていませんか。避けては通れないはずなのに!
私の時代の話ですが、今はどうなんでしょうか…
「せっくすのえほん」には性行為のこともしっかり描いてあります!
「とにかくさけんでにげるんだ」
性教育は、自分を守るためにも必要です。
こちらの本には、知っておいたほうがいいことが描いてあります。
性被害は女性が多いですが、男性もあります。
男の子も是非読んでおいてほしい内容です!
性暴力の8割は顔見知りからというデータもあります。
どうしたら子どもたちを守れるだろうかと考えてしまいます。
子どもを守るために、性教育は性病や望まない妊娠、性暴力などの危険性を伝えることばかりになっています。
こわいと思ってしまう子も多いでしょう。
危険だからこわいという感情を否定しなくてもいいですが、こんな絵本もあります。
「さわってごらん ひとのからだ」
まず最初に、大切な人との大切な行為だということを伝えたいですね。
ご紹介した絵本は「絵本の店 キルヤ」の星野さんからご提供いただきました。
全て星野さんが個人的にお持ちの本ですが、お店に置いておいてくださるそうです。
本の内容が気になりましたら、キルヤさんに行ってみてください~。
「とにかくさけんでにげるんだ」と「せっくすのえほん」は、お取り寄せになりますが、キルヤさんで購入できます。 (それ以外の本は、残念ながらもう入手出来ないようです…)
是非お子さんも連れてキルヤさんに行って、性の絵本を読んであげてください♪
性教育を始めるなら、絵本から。
まずは家庭に一冊、性の絵本。どうでしょうか。