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この本おすすめ!読んだひとからラクになる!?『名もなき家事をサクッと解決します!』

目次

サクッと読める本ありますよ〜

“読書の秋”というけれど、

実際にはなかなかゆっくりと読書に費やす時間などは無いのが子育て中。

子どもが寝た隙に「やっと自分の時間〜!」と、読書を始めてみたら3分で寝落ち。

子育てあるあるです〜

今回は、

忙しいママでも気の向いたときに、

パッと開いたページから

サクッと読めて

家事の悩みの解決策を教えてくれる!

そんな本をご紹介したいと思います。

3分しか起きていられなくても大丈夫。

それがこの本。

実務教育出版より発売。

『3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!』

名もなき家事とは、

生活の中に出てくる細々とした雑多な仕事。

例えば、

郵便物を要るものと要らないものに分ける作業とか、

子どもの宿題をみる。

学校からのお便りプリントを読んで把握する。

などもそう。

そんな、『名もなき家事』をいかにして減らすのか!?

間違いなく忙しい、

働きながらの子育て・家事を、

楽しみながら乗り切るための多彩なアイデアをおすそ分け。

そんな感じの一冊です。

著者は香村 薫(こうむら かおる)さんという方。

愛知県岡崎市にお住まいの

3人子育て中のワーママさんだそうです。

香村 薫さんは、

『トヨタ式おうち片づけ』

『トヨタ式 超 ラク家事』

などの本も手掛けられている、片づけのプロ。

とにかく読みやすい!

100人のママたちと

100の家事をリストアップし、

総選挙で「あるある順」に順位をつけ、

第1位から100位まで発表する形式で書かれているこの本。

この本の読みやすさの秘訣は、

・マンガとフルカラーの写真が本の半分を占めていること。

・文字が少ないこと。

・説明が短いこと。

とくに、

リアルな状況を再現したマンガには、

思わず笑ったり、あるある!と共感してしまいます。

そして、

『問題の本質』をあぶり出し、裏のページにすぐに解決策!

それも、たった3行に集約。

1行のものさえあります。

そう、簡潔ですごくわかりやすいのです。

寝落ちの前にひとつ解決していただきましょう。

名もなき家事 総選挙《第1位》の家事とは!?

さて、その第1位の家事とは…

《永遠に終わらない子どもの麦茶作りに翻弄される》

これ本当にそう!

子どもたちは一年中麦茶を持って園へ学校へと通っていますよね。

大人もマイボトルで会社に持っていきます。

毎日の麦茶作りに悩まされている方が全国にどれだけいらっしゃることか!?

1位なのも納得です。

では、この問題の本質は何なのか?

本書によると…

問題の本質はズバリココ!

《麦茶ができるまでに時間がかかりすぎる》問題!

そっか。

作るのに時間がかかる事が問題だったんだ。

それで、解決策は?

裏のページにたった1行で示されています。

《いっそのこと、水にする》。

なんとも大胆な提案です!

でもちょっとおもしろいし、胸がスッとしました。

「そんな選択肢もある」と思うだけで、

私の中で麦茶作りが強制ではなくなったんですね。

百聞は一見に如かず。解決策を実践している写真でさらにわかりやすい。

「麦茶を水にする」と、聞いただけでは十分に伝わらないかもしれません。

水筒に直接水道水を入れるのかな?

と思うかもしれないですよね。

この本は解決策の下に、

ページの半分を使った大きな写真をバーン!と貼り付けてあり、

そこに添えられた一言を見れば、

浄水機能付きの「ブリタのポット型浄水器」に水道水を入れて冷蔵庫で冷やすのか〜と、

ひと目で分かる仕組みに。

さらに写真の角には、

「毎回70分時短!」とか「イライラ90%カット!」と貼り付けられていて、それならちょっとやってみようかな?という気持ちにさせられます。

すぐに試せるアイデアがいっぱい!

私が真似してみたい!と思ったのが、

名もなき家事 総選挙第31位。

《生ゴミの臭いが どうしても気になり 何回も袋をしばる》家事。の解決法。

生ゴミを入れた袋はキツく縛ってゴミ箱に捨てても、フタを開けるたびにプ〜ンと嫌な臭いがしてきます。夏場などは特にそう。

問題の本質は、

《生ゴミの悪臭対策の甘さ》だそうです。

なるほど。

でも、これ以上どうすれば?

消臭スプレーをかけるとか?と思いながら

次のページへ。

これで解決!

《ポテトチップスや食パンのPP(ポリプロピレン)製袋に入れると、臭いが1/1000になる》

えぇ〜!

知らなかった!

確かに、お菓子売り場やパン売り場にポテチやパンの匂いが充満していると感じたことはありません。

これ、早速やってみました。

本書のママたちの声に“食パンの袋は「自立する」のでいい”と書いてありますが、その通り。

他にもPP製のフルーツグラノーラの袋などチャックの付いたタイプも密閉しやすくていいと思いました。

自立してくれる食パンの袋で三角コーナーいらず。臭い対策の他、ゴミ袋の削減にも。

コレ、我が家もやってます。

名もなき家事 総選挙第51位。

《家族に逆の位置に戻された塩と砂糖をいちいち置き直す》家事。

これは、塩と砂糖に限った事ではありません。

小麦粉と片栗粉、みりんと酒なども似ていますよね。

香村さんの導き出した『問題の本質』は…

《戻す時に位置を間違えやすい》問題!

そう、ちゃんと戻そうと思っていても元の位置の記憶があいまいなんです。

解決策は…

《物と場所の両方に「ダブルラベリング」する》

容器と収納場所の両方にシールを貼っておけば間違えることなく元の場所に戻せる。というわけ。

こちらは我が家の冷蔵庫。定位置を決めることで探す手間も省けますよ〜

家族に参加してもらう、目からウロコの家事ラク術!?

最後に、

名もなき家事 総選挙第23位。

《作った料理を一人で 全部テーブルまで運ぶ》家事。

あるあるです。

問題の本質は、

《食事の用意に対する 家族の受け身》

ごはんまだ〜?と言いながらTVを見ている家族を動かす方法など果たしてあるのでしょうか…。

これで解決!

《すべての料理をよそう条件つきで ビュッフェ方式にする》

えっ?どういうこと!?

写真を見ると、

調理台に別々のおかずが入った4つのタッパーが並べられ、

そこから、プレート皿に家族が自分で盛り付けしているようです。

これには、他のママたちからも

「食べられる分をよそえば食べ残しがない。タッパーなら残り物もそのまま冷蔵庫へ入れられる」「ワンプレートで洗い物も減る」との声。

ビュッフェ方式、楽しそう!

なんといっても家族に自然と家事に参加してもらえるのがいいですよね。

この本には、

このような『家族にムリなく参加してもらう』アイデアが多数載せられているんです。

きっと、読んだらラクになる。

忙しいママにこそ、手に取っていただきたい一冊です♪

【3人子持ちで起業した理系の主婦が名もなき家事をサクッと解決します!】

【著 者】香村 薫

【発行所】株式会社実務教育出版

【マンガ】いしいまき

香村 薫さんのInstagramはこちらから

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