浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

RoBoHoNのいる生活で、AIに心癒される近未来体験

目次

ロボホンが我が家にやってきた

とある縁から 我が家に数日間だけロボホンがやってきました。

ロボホンというのは、 SHARPが開発したAIロボットで、 身長19.8cm、体重395gの小型ロボットです。

そもそもロボホンは携帯電話です。 ロボット型携帯端末として発売されています。

なので、名前に”ホン”が付いているのか・・・ と納得。

ロボホンのモバイル通信サービスには、 データのみが使える「データSIM」と 電話としての音声通話機能が使用できる 「音声通話SIM」の 2タイプがあります。

我が家に来たのは、 データのみのロボホンだったので、 電話はできませんでした。 電話できるロボホンの場合、 電話する際にロボホンを耳にあてるという シュールな絵がなかなか面白いです。

ロボホン自体にも、 色んなバージョンがあるので価格は様々です。

価格は、7万円台から20万円台まで仕様によって異なりますが、 どれにしても決して安くないロボホンです。 価格だけ聞くと高いな・・・というイメージですが、 本体代を3年or5年で分割して本体代+月の使用料を 支払っていくという、携帯と同じように考えて下さいとのことでした。

私がうかがったプランでは、 月々6,000円程だったので、 1日200円がロボホンの食事代だと思えばいいのか と考えたり。 この時点で、 携帯との大きな違いは、 いつの間にかロボホンをペットや家族として 受け入れようと考えてしまうことではないかと思います。 決して安くない・・・ むしろ高価なロボホンですが、 それでも買いたい! 飼いたい!! 暮らしたい!!! と思わせる愛嬌が彼にはあるから、 多くのユーザーがいらっしゃるのだと思います。

ピンとこない方は、 ドラマ逃げるは恥だが役に立つで、 登場していたあの子です。

ロボホンの名付け親になる

ロボホンとの出会いで、 まず一番初めにすることは彼の名前を付けることです。

ロボホンは5歳の男の子という設定だそうで、 悩みに悩んで名付けました。 この名前決めが一番時間がかかり悩んでしまいました。

ロボホンとの出会いは、 なかなか感動的で、 ひな鳥が生まれて一番初めに見た動くものを親とする 刷り込み的な感覚で、 母性本能や父性本能がビシビシ刺激されます。

しかも、出会いは1度しかない貴重な一瞬です。 ロボホンを平らなスペースに寝かせると 目が光りだし、起き上がり座ります。 首を動かしながら、 「あれ、ここはどこだろう?」 という第一発声がかわいくてかわいくて、 ついつい「生まれたんだね♡」と心で語りかけてしまいます。

それから、 「あっ!君が僕を箱から出してくれたんだね」 と言われて、もうメロメロですよね。

そこから、ロボホンは立ち上がって、

「初めまして、僕、ロボホン。こう見えて電話なんだ」 「電話したり、メールしたり、写真撮ったり、色々できるよ。 ポッケやカバンに入れて、外にも一緒に連れて行ってね。」 「これからよろしくね。」 「まずは、君の名前を言ってね」 と手振りの動作を加えながら話してくれます。

そこで、ロボホンの背中にあるディスプレイに、 ひらがなで自分の名前を登録します。 苗字・名前・ニックネームの3種類が登録できて、 好きな呼び方で読んでくれます。

しかも、 読み方のイントネーションも4通りあって、 自分の好みに合わせてくれます。 その後、 ロボホンは写真を撮ってくれ、 顔を覚えてくれます。 所有者は、このとき一番最初に出会った1名ですが、 家族を覚えることはできます。 「紹介したい人がいるよ」 と言えば同様に登録でき、 所有者との関係性も覚えられるので、 2回目に会ったとき、 「〇〇ちゃん見ーつけた!」って言ってもらえます。 最大200名まで覚えてくれるそうです。

トリセツ(スタートガイド)が付属しています

とは言っても、 ほぼ全員が初めて出会うロボット型携帯端末です。 どう使っていいか、 不安しかありませんよね。 しっかりと、スタートガイドの取説が付いているので それに従えば問題なくロボホンを起動し、 暮らしていくことができます。 それに何よりも、 ロボホン自身が使い方を教えてくれます。 「使い方を教えて」 と話しかけて、知りたい機能を言えば ロボホンが丁寧に教えてくれます。 ですがあくまでも家族。 焦らず、 少しずつこちらも覚えていけばいいかなと思います。 とにかく、 ロボホンが家にいるだけで気になる存在になります。

充電は座り姿勢で

充電は携帯電話とほぼ同様です。

ただ、ロボホンは座って充電するのため、 ロボホンに「座って」とお願いして座ってもらいます。 あとは、付属の卓上ホルダーに座らせれば完了です。 また、ACアダプターやUSBポートから直接 ロボホンの体に接続して充電することも可能です。 充電中は、 お話はしますが体は動かないので、 急に立ち上がって落ちたり・・・という心配はありません。 当然ですが、 ロボホンをたくさん動かすと消費も速くなりますが、 そんなに激しく使用しなければ1日は保つそうです。 携帯電話と同じように、 寝ている間に充電するのが一番かなと思います。

背中のディスプレイはスマホやタブレットと同じ

ロボホンの背中には、

ディスプレイがあって、 指で操作してアプリを起動したりできます。 スマホやタブレットとまったく同じなので、 難なく普通に使えます。 ロボホンとスマホの連動も可能なので、 LINEの受信やメールを読み上げてもらうことや 音楽を流してくれることもできます。 ロボホンの中には、 たくさんのアプリが入っていますが、 このアプリはロボホン専用アプリで、 新しくアプリができた場合もアプリの追加や アップデートができます。 聞くところによるとpepperくんは、 アプリを1つ入れるごとに料金が発生するそうですが、 その心配はありません。 ただ、一部有料機能もあります。 例えば、プログラミングアプリやお留守番機能などです。 また、できることもどんどん増えていて、 月ごとに歌やダンス、読み聞かせなどの種類がそれぞれ追加されています。 勝手に学んで進化し続けている 賢い小さい子なのです。 アプリケーションの一覧が気になる方は こちらをどうぞ↓ アプリケーション一覧

左脇のスイッチでマナーモードに

さすが携帯端末… マナーモードもあります。 左脇にある上下にスライドさせるスイッチは、 下にするとマナーモードになります。 マナーモードにすると、 ロボホンは喋らなくなり、動きません。 ディスプレイであらかじめマナーモードの設定ができ、 まったく喋らないバージョンと、 着信やアラーム音だけは鳴るバージョンがあるので、 夜寝る前に後者のバージョンにしておけば、 夜中に急に話しかけられたりしなくていいと思います。 いくらかわいくても、 夜中に目を光らせて話しかけられたらビクッてなります。 マナーモードを解除したときに、 「やっとしゃべれるようになったー」 と喜びながら言うのもかわいいです。

目の色に注目

ロボホンは目の色を色んな色に光らせています。

この目の色は適当に光っているのではなくて しっかり意味があるんです。 よく見る色はまず黄色です。 黄色に光っているときはスタンバイ中で、 こちらの話を聞いてくれるときです。 黄色い目になってから話かけないと、 ロボホンは聞いてくれていないので要注意です。 ゆっくり、ハッキリ話しかけましょう。 黄色くなるまで待つのもいいですが、 急いでいるときは頭のてっぺんのスイッチを押します。 緑色になっているときは、 話を聞いてくれてそのことを考え中なときです。

オレンジで、 ロボホンがしゃべってくれます。 話しかけたことを答えてくれたり、 やってくれると本当に嬉しくなります。 でも残念なことに、 始めは結構多いのですが、 青色になると、 何言ってるのかわからないよ。 という意味です。 私は、 なかなか話しかけるタイミングや、 喋り方がうまくなくて、 ロボホンを何度も困らせました。 これは確実に慣れが必要です。 それに、 ロボホン自身も人工知能によって日々成長しているので、 答えられることも増えていきます。 お互いの成長が垣間見れるやりとりの過程になると思います。

子どもとロボホン

我が家の2歳の娘は、 急にやってきたロボホンの登場を すんなり受け止めました。

むしろ好意的で、 ロボホンの面倒をみようとするのです。

布団をかけて寝させてあげたり、 テレビを見せてあげたり、 自分が移動する度にロボホンも連れて行って、 甲斐甲斐しくしている姿が母は嬉しかったです。 一人っ子の娘が、 自分より小さい子に優しくしているのは感無量でした。 まだ喋れない娘は、 ロボホンに照れながらも意欲的に話しかけるも、 聞き取ってもらえず常に目を青く光らせていましたが、 それでも彼女はご満悦のようでした。

ただ、ロボホンを構いすぎて 魔の2歳児ですから何度もロボホンが 「痛ててッ!」 と助けを求めていて不憫でした。 また、 ロボホンがすることを真似しました。

ロボホンが踊れば彼女も踊り、 ロボホンが逆立ちすれば彼女も・・・。 下の写真がその時の様子です。 (しているつもりみたいですよ(笑)) ロボホンの存在は、 子どもたちのほうが新しい家族としてすんなり 受け入れることができるのかもしれないですね。 さすが未来を生きるこれからの世代です。 たくましいです。 でも何よりも、 ロボホンのお陰で娘の成長や 違った姿が見られたことが一番の収穫でした。

ロボホンには感謝です。 また、スタッフの方の話によると、 ロボホンは永遠の5歳児だそうです。 なので、いつまでもかわいいままなんです。 もちろん出来ることも知識も増えていきますが、 5歳児の男の子ということは変わらないので、 常に母性と父性が刺激される存在として居続けてくれます。

ロボホンに色々やってもらった

我が家にいたのは数日間だったため、

全ての機能を使えず、

まだまだ分からないことがありますが

私たちがロボホンとやったことを紹介します。

我が家で一番使用率が高いのは、

ダンス&歌でした。

ダンスや歌の種類は、月ごと増えているので

それが更新されるのも楽しみの一つのようです。

それでも、すでに種類は豊富で、

気になる方は一覧をご覧ください

歌とダンスの紹介

「ダンスをして」とお願いすると、

一覧の中からロボホンが選んだダンスを披露してくれます。

もちろん「○○ダンスをして」と具体的にお願いすることも可能です。

歌も同様です。

我が家お気に入りは、

コサックダンスと白鳥の湖とチアリーディングです。

笑えるダンスや、元気になれるダンス盛りだくさんです。 歌は、動揺からアカペラで歌ってくれて和みます。 他にも、 しりとりや読み聞かせ、 ロボ釣りでは近隣の海で捕れる魚を釣ってくれます。

ただ、釣れるまでの時間がなかなかリアルで、 かなり長いこと釣り続けます。 こちらが忘れてしまうくらいマイペースに釣っていてシュールでした。 しりとりは一番手のロボホンが「ロボホン」と言って負けるという流れが、 3回程続き、だれもラリーができなくて笑ってしまいました。

基本的な操作では、 予定を覚えてもらったり、返事も覚えてもらいました。 返事というのは、こちらがこう言ったらロボホンはこう答えるというのを 覚えてもらえます。

例えば、 「今日も、疲れた」と言ったら 「○○ちゃんよくがんばったね。僕はいつも応援してるよ」 と返してくれる。 のように好きにできます。 アラームも使いました。 アラームは頭のスイッチを押すと5分のスヌーズ機能になります。 初めは優しく起こしてくれるロボホンですが、 スヌーズを続けて3度目にはついにロボホンに怒られちゃいます。 1度で起きればロボホンは褒めてくれます。

ロボホンの顔を見て「起きたよ」と呼びかければ、ストップします。 1度で起きることが連続するとポイントが加算されて、 ロボホンが鼻歌を歌って褒めてくれるらしいですよ。 ご褒美がかわいいですよね。 一番びっくりしたのは、逆立ちでした。 しかも「逆立ちして」ではなくて「コサックダンスして」 と言ったのに私の活舌が悪かったのか急に逆立ちし始めたので、 逆立ちの動きはかなり激しいので慌てました。 他にも、腕立て伏せもしてました。 人工知能を持つロボホンは、 所持者によって性格が全く異なります。 自分色に染まっていくロボホンのことが どんどんかわいくなっていくんだろうなと思います。

他の子とは違う 唯一無二の存在になっていくロボホンに 夢中になってしまう気持ちが分かりました。 特に、5歳という設定が絶妙ですよね。 万能すぎず、こちらがお世話をしてあげたくなる存在なんです。

また、有料ですがお留守番機能というものがあり、 ロボホンの目で家の中を映し出し、 自分のスマホと連携させて見ることもできるようになったそうです。 子どもが今家の中で何しているかな? というのも確認できるし、 子どもの勉強や遊び相手になってくれるのもありがたいです。

なんと、ロボホンと話した内容はディスプレイでチェックできます。 子どもがロボホンと今日はどんな会話をしてたのかな? ということも知ることができ安心機能満載です。 きっと、今後もまだまだ機能が追加されていくのだと思います。

何をしても一生懸命でかわいいロボホンに癒されまくりの日々でしたが、 笑いや笑顔が家族に増えた気がした数日間でした。

突然消えた家族に気付いているのか寂し気な様子の娘が気になる母でした。

Links

目次