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収入が減ってピンチ!ーーイザという時、いくら貯金があればいいの?

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FMハロー!で放送された「カネラジ〜お金の話をするラジオ」の一部を文章におこしました。

FP鈴木:今まさに、人類を上げてコロナウィルスとの戦いの最中にありますが、お給料が減ってしまったり収入が落ち込んでしまったりと「お金との戦い」になっている方もいらっしゃるかと思います。

ですので今日は、緊急時と家計についてお話したいと思います。

パーソナリティ:緊急時とお金、確かにニュースなどでも街頭インタビューで「厳しい、苦しい」という声、よく聞かれますね。

いろいろと考えてらっしゃる方も多いかと思います。

FP鈴木:そうですね、もちろん我が家も他人事ではないのですが、ほとんどの方が何かしら考えていたり、不安を抱えているんじゃないかと思います。

外出自粛でストレスが溜まる、なんていうこともあるかもしれませんが、こうして時間が出来た時というのは家計を見直すチャンスとも捉えられますので、是非いろんなことを考えていただきたいですね。

パーソナリティ:そうですね!ピンチはチャンス!前向きに考えていきたいですよね!

では、どんなところから教えていただけますか?

FP鈴木:でははじめに、こうした人生のピンチに普段からどのように備えておいたらいいのかというところからお話しますね。

経済的なピンチを回避するためには保険とかをイメージする方もいるかも知れませんが、アタリマエのことをいいますがまず真っ先に使っていくのは貯金、ですよね。

パーソナリティ:それはそうですね、貯金があれば多少の収入源は耐えられますもんね。

FP鈴木:では、どれくらい貯金があったらいいと思います?

パーソナリティ:えーーっと、そう言われると・・・あればあっただけいいですよね。

FP鈴木:そうなりますよね。貯金って、あればあっただけいいですし、100万円貯まれば200万円欲しくなりますし、1000万円あればいいかというと、老後は2000万円かかるって言われたりして、キリがありません。

キリがないので、面倒くさくなってなんとなくそのまま貯金してる、って人も多いんじゃないでしょうか?

パーソナリティ:そうですね、これくらいあれば大丈夫かな、って感覚的なものしか無いかも。

それでいて、周りの人と比べてどれくらいだろう、とか、平均より上なのか下なのかって気になっちゃったりしますよね。

「緊急予備資金」という予算を考えよう!

FP鈴木:お金って数字で出るのではっきりしているように感じますが、意識しないと液体みたいに線を引きづらいところがありますよね。実はお金の管理をする上では、色分けをしていくことが大切になります。

今回はピンチについてですので、「緊急予備資金」という考え方を紹介させていただきます。

パーソナリティ:「緊急予備資金」ですね。なんだか国家予算の一つみたいですね。

FP鈴木:そうですね、漢字にするとちょっと硬い言葉になってしまいますが、いざという時のためにいくら位取っとけばいいの?という金額ということですね。

一般的に言われているのは、会社などにお勤めの方でしたら通常生活費の3ヶ月分から6ヶ月分、事情によっては1年分で計算します。私の事務所では最低6ヶ月分をおすすめしています。

例えば生活費が月に30万円かかっている家庭でしたら6ヶ月分で180万円、生活費が40万円かかっていれば240万円、ということになりますね。

パーソナリティ:生活費、というのはどこまでのことでしょうか?

FP鈴木:生活費、というと食費や電気代、携帯などの通信費や住宅ローンなどと積み上げていってイメージしがちですが、積み上げ式の計算だと大概少なすぎることが多いんです。

自分はあまりお金を使っていない自分でありたい、という心理が働くんでしょうね。

普段生活しているときの夫婦の手取りの金額から、貯金を引いた金額、という計算をしたほうがいいでしょう。

パーソナリティ:なるほど、生活費、って聞かれると20万円くらいあればいいかと思っちゃいますが、そう言われるともっとかかってますね。

FP鈴木:そうなんです。

私も言ってて胸が痛くなる時ありますが、自分には優しくしちゃいがちですからね。

こうした金額は急な失業や病気、災害などに罹災したりしたときの当座の生活を維持するものです。

実際には失業保険や傷病手当金といった公的な補償があったりしますが、給付を受けるまでのつなぎであったり、不足額を補うものであったりします。

こうした金額の目安がわかると、資産管理の上でとても役立ちます。

実は、投資や資産運用にも役に立つ。

パーソナリティ:資産管理、というとかっこいいですね。どんな風に役立つんですか?

FP鈴木:緊急予備資金はイザというときに使えないといけないので、普通預金など流動性の高いところに置いておく必要があります。

すぐに解約できるなら定期貯金とかでも構いません。

でも、価格変動の大きい株式や投資信託などの運用商品だったり、早期解約をすると損をしてしまう保険などは向いていません。

逆の言い方をすると、緊急予備資金を超えたお金については運用に回してもいい、という自分なりのルールを作ることも出来ます。

闇雲に投資をしていって緊急時に値下がりしたものを解約せざるを得なくなって損失確定、というのは危険ですねからね。

車を買ったりマイホームを買ったりと言うときにもこの緊急予備資金は参考になります。大きなお金が動きますので、一時的に目標額を下回ってしまうこともあるかもしれませんが、下回っているときは「今、何かあったらヤバイ状況」という認識をしているだけでも変わります。まずは緊急予備資金の目標額まで回復させることを目指せばいいんです。

パーソナリティ:なるほど、金額の目安が分かるだけでもいろんな判断に使えるんですね!

緊急予備資金って、言わば家計のディフェンスラインみたいなものですね。

FP鈴木:そのとおりです!ボールがディフェンスラインの向こう側にある時は色々リスクを取ってチャレンジしてもいいんですが、ラインを破られてキーパーと1対1になったら緊張しますよね。

ゴールを割ってしまう、つまり、負けて初めて気づくというのは危険です。でも、だれも注意してくれません。自分たちのルールを決めておくということが大切ですね。

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