自分で調べられるかな?!
waBiです。
こんにちは!
子どもたちは楽しい夏休みの真っ最中。
そろそろ学校生活の日々から日数が経ちましたので、生活リズムが乱れてきている頃ではないでしょうか(><)我が家も怪しい・・・
ところで、浜松市の小学生(3年生以上)の夏休みの宿題の1つに、「調べ学習コンクール」というのがあるようですね。
だんだん生活面でも自己管理が難しくなってきたころ、この自律学習とも言える「調べ学習」に子どもたちを立ち向かわせるのは、親としてもなかなかハードルが高そう。
「きっと、私と同じようにそんなことを思っていらっしゃるママもいるはず!!」という出発点から、この記事を投稿します(汗)
今回は「”調べ学習”の進め方のコツ」を探るべく、浜松市立中央図書館で行われた「夏休み調べ学習講座」を取材させていただきました。
こちら、事前申し込みが必要で、予約解禁からわずか数時間~数日で終了となってしまう、毎年人気の講座なんです!!
(図書館は写真撮影厳禁ですが、今回は特別に事前に許可をいただいて撮影させていただいています)
「調べる時の手順」を考えよう。まずは「絞り込み」から…
「調べる」と言っても、子どもによっては、調べるもの自体のターゲットを定めるのが難しい…ですよね。
でも、ここは親がしっかり関わる最初の関門です^^
調べることは、日常生活のあちこちに転がっていますので、子供が興味の持てるテーマを会話で引き出し、導きます。
この講座へ参加する子どもたちは、「調べたいこと」を事前に決めてきていましたよ。
こんなテーマを持ち寄っていました。たとえば、
●天竜美林について
●携帯電話のこと
●雲や空のこと
●夏の虫について
●台風(どうして強い台風が生まれるのか)
●金魚について
●学校のこと
●海外の観光について
●国のこと
●時計について
すごーい!!
で、まだ結構タイトルがざっくりしているので、もう少し親子で会話をし、テーマを磨いていきます。このとき、本だけでなく、ネットやアンケートなども組み合わせて、事前に調べてみてもいいですね。
たとえば、「ごはんについて」調べたい場合、「ごはん」から連想することを思いつく限り出していきます。出てきたものから共通点を探したり、「これは絶対に知りたい」というものにマークを付け、それ以外はいったん省いていきます。そうして、「ご飯にまつわるものの中からコレ」というテーマに絞り込んでいくと…調べる際の検討がついてきます^^
皆の強い味方、、百科事典「ポプラディア」で調べてみる!
だんだん焦点がはっきりしてきたテーマについて。百科事典「ポプラディア」で調べてみましょう。もちろん、他の書籍でもいいのですが、百科事典のよいところは、調べたいものを五十音・名詞でひとまず調べられるという点です。調べることの第一段階としては、うってつけというわけですね。五十音に並んでいる「つめ」と呼ばれる索引から、誰でも簡単に調べることができます。
この手軽さがいいですね♪
もっと調べてみよう!!
図書館の中には「ポプラディア」以外にもたくさんの本があります。さっそく子どもたちは、図書館内にほかの本を探しに出かけました。わからないときは、図書館の検索システムで調べたり、気軽に職員の方に相談したりできます。
本の住所
調べるときに大切なことは、調べたい本の所在です。図書館の本をよく見ると、ラベルが貼ってあります。ここに「本の住所(普段、どの本棚に置かれてれいるのか)」が書いてあります。「本の住所」は全て数字で管理されていて、その数字を見れば調べたい本のカテゴリーにたどりつくこともできますし、借りた本はそのラベルの通りに戻せば、「本の住所」に戻れるようになっています。
調べる経験を通して、「著作権」についてもしっかり意識すること
中を開けて調べた本で、参考になることがあったらメモしますよね。そうやって、調べものに使った本については記録を取っておくことも大切です。
ところで、本は書いた人が一生懸命調べたり、時間をかけて作ったものです。これを、自分の調べもののために丸ごと書き写さないこと、参考にさせてもらったら本の「奥付(おくづけ)」と呼ばれる、裏表紙の1枚戻したところに書かれている本の情報(書籍名、書いた人、出版社、出版年など)を書いておきます。
こうした体験で、子どもたちが「著作権」について知る機会が得られるのは良いことですね。それに調べた際に奥付の情報をメモしておくことは、後でもう一度振り返るときにも役立ちます。
まとめ
①テーマの絞り込みが大切。大きなテーマから小さなテーマを探そう。
②図書館で調べてみよう。(本の住所があるので、意識して)
③百科事典をうまく使おう。(百科事典は参考図書の王様!!)
④調べものをした際に参考にした本があれば、「本の名前、書いた人の名前、出版社」をメモしておこう。
参加者の声
この日、「夏休み調べ学習講座」に参加した子に感想を聞いてみました。
「本を探すのは難しかったけど、探せて、調べて、わかったとき楽しかったです」(小5女子)
「今日は時間が短くてうまくできなかったけど、本を探すのは楽しかったです」(小3男子)
ネットのように一発では探せないけど、図書館で知りたいことを調べるとき、子どもたちは好奇心に満ち溢れ、夢中に過ごせる時間になっていると言えそうです。
浜松市立中央図書館
浜松市中区松城町214番地の21
053(456)0234
開館時間 月曜~金曜(休日を除く) 午前9時~午後7時/土日祝 午前9時~午後6時
ホームページ
http://www.lib-city-hamamatsu.jp/index.htm