武道空手 少年クラブ東海~空手道 禅道会~
♪春の習い事特集♪
空手・柔道・剣道・合気道などなど、武道ってカッコいいですよね~
ってことで、今回は子どもの習い事「空手」について…
「武道空手少年クラブ東海」の稽古場にお邪魔してきました。
空手って色々な流派?門派?があるけど、禅道会は他とどう違うのでしょうか?
型やポーズ、スピード感などが重視される派が多い中、打撃のみならず、投げ技・関節技なども駆使して闘う「総合格闘技」であることが禅道会の空手の特徴です。
身体能力を高めながら、護身術にも重点を置いた、より実践的な空手とも言えますね。
浜松市内に12カ所の教室があり、3歳から高校生まで大勢の道場生が稽古に励んでいます。
取材に伺った日、本来は浜松市西区の大平台小学校の体育館が稽古場なのですが、学校行事の関係で冨塚協働センターに変更。
こういう変更も、きちんと事前に手紙でお知らせしてくれるので安心です。
稽古の開始時間に合わせて、子供たちが続々とやってきます。
「押忍!失礼します!」
と大きな声で挨拶、一礼して入室する道場生たち。
稽古が始まるまでは、子供らしくふざけて走り回ったり騒いだりとワイワイガヤガヤ。
ところが…
「はい、稽古を始めます」
先生の一声でご覧の通り。
稽古の流れ ~礼に始まり、礼に終わる~
白・紫・青・黄・緑・茶・黒、色々な色の帯を締めた道着の子どもたちが、ピンと背筋を伸ばし、あごを引き、ビシッと正座をしています。私語も一切ありません。
柔軟・屈伸などの準備体操
型の練習(ジャブ・アッパー・蹴り…など)
小さな子や、入門して間もない子は前列に並び、先生の動きを真似たり、蹴る高さポイントの指導を受けたりしています。
身体慣らしを終え、「服装を正す」との先生の号令で、開いた胸元や緩んだ帯を整えます。
そして正座。
続いて黙想。
小休止。
水分補給、トイレ、サポーターの装着を済ませます。
年齢や体格などによりグループ分けをして、二人で技を掛けあう3分間の組手練習。相手も入れ代わり立ち代わり、色々な子と組み合います。
格上の帯色の子供たちがサポート・審判役になり、年少者にアドバイスしたり、ケガのないように配慮したりもします。
バシッ!バシッ!と衝突音も大きいのでビックリしますが、サポーターをつけているし、防御もするので痛くはないそうです。
女の子の道場生も多いです。
護身術にもなるし、体力もつくしで一石二鳥!
お次は防御マスクを着けての組み合い。
先ほどのサポーター装着だけの組み合いと違って、攻撃もより本格的になります。
組み合いが終わると、マスクを外して二人向き合い、互いに礼をして最後に握手。
先生からのお褒めの言葉や、改善点などのアドバイスを貰います。
より実践的に、身長差・体格差のある組み合いもします。
子ども一人一人の体格・性格・習熟度によって攻撃も防御も変わってくるので、それらを踏まえて、先生はとても分かりやすく、具体的に、且つ実践的なアドバイスをしてくださいます。
背の低い子には、相手の死角を狙うように、そして確実な防御の方法を…
そして背の高い子には、キックやパンチの高さを変えることで相手の不意をつくこと、などなど…
最後、服装を正して正座。
先生の後について、みんなで道場訓を唱えます。
そして最後に黙想…
これで1時間の稽古は終わりです。
道場訓…
難しい言葉ではありますが、要は…
自然な感覚を養おう。
相手を敬い、命を大切にしよう。
無用な戦いはしない。
勉強も武道も頑張ろう。
己惚れることなく、一生学び続けよう。
ということを、毎回の稽古の終わりに誓っているのですね。
たとえ最初は言葉では理解できていないとしても、日々の稽古を通じ、自然とそれを理解し、実践できるようになっていくのでしょう。
格上帯の道場生のキリッとしたたたずまいや、年少者をサポートするその姿勢から、子供同士ではあるけれど、互いに学びあうことが出来る環境がここにはある、と感じました。
★空手体験会も開催中!!!~1カ月間無料で体験できます~★
服装 : ジャージやTシャツなど動きやすいもの
持ち物: タオル・飲み物
稽古日と場所は以下の通り。
お問合せは…
浜松スポーツ少年団
武道空手少年クラブ東海 事務局
053-422-6444(13~22時の間で)