こんにちは。
浜松市の初生町にあります、スタジオ&カフェチルチェの産後指導士、小野崎あゆみです。
産後ケアコラムの2回目は
赤ちゃんのお世話をしながらママの体ケア
産後の体ケアは、特別に時間を作ってやるものではなく、育児の中に上手に取り入れていきましょう。月齢が低い時は何回も行う、授乳とおむつ替え。
一日に何度もすることなので、その時間を体ケア時間にしてしまえば、一石二鳥です。
授乳の時は、赤ちゃんの口に、ママのおっぱいを合わせてしまいがちかもしれませんが、先ほどの正しい姿勢の、ママのおっぱいに、赤ちゃんの口を合わせましょう。
赤ちゃんを抱っこしている肘の下にクッションを入れたり、背中も楽になるよう後ろに寄りかかってもいいです。(骨盤は立たせるようにしましょう)
おむつ替えは、骨盤を立てたあぐらの姿勢から、股関節から折りたたむように背筋を伸ばしたまま、前に傾けましょう。
そうすると、お尻から太ももにかけてのストレッチができます。
産後にありがちな腰痛や坐骨神経痛の予防改善にもなります。
開脚をして、骨盤を立てて、おむつ替えをしてもいいですね。赤ちゃんのお世話をしながら気持ちよく体を伸ばしてみましょう。
産後は初めての事ばかり。赤ちゃんが泣きやまず夜眠れないことも
妊娠中は、赤ちゃんに会える事、大きくて苦しいお腹スッキリする事、ママになって世界が広がる事・・・など楽しい世界を想像しがちです。
しかし、上手く母乳を飲んでくれない赤ちゃん、夜寝てくれない赤ちゃん、肩こり・腰痛、腱鞘炎など体の痛みや不調など、悩まされることも多いのが現実です。
周りのママたちは、楽しそうに育児をしているように見えます。
理想と現実のギャップがあったり、周りのママ達は楽しそうに育児をしている、自分は・・・と考えてしまったり、こんな状態で仕事に復帰できるだろうか、と不安や焦りがあったりすると、楽しい育児も「大変なこと」と脳が判断しやすくなります。
そんな時に赤ちゃんが泣いたら・・・
誰でも「初めて」があります。最初はみんな「1年生」です。
家の事は少しくらいおろそかにしてもいいから、赤ちゃんの生活リズムに合わせてみてください。
赤ちゃんが寝てくれない時はママの心臓の音を聴かせてあげたり、ママの寝息(呼吸)を感じさせてあげたりすると赤ちゃんは安心します。
赤ちゃんは生後3日でママの顔を判別できると言います。ママの顔写真と、他人の顔写真を見せると、ママの方を見るそうです。
また、ママが部屋から出て行くだけで、赤ちゃんの体温が下がるそうです。
赤ちゃんは全身でママを感じ取っています。ママがリラックスしていると赤ちゃんもリラックスします。
それには、ママがしっかりと睡眠を取ること。
夜の授乳があると細切れの睡眠になりますが、深い睡眠になるよう、昼間は気持ちよく体を動かしたり、アロマを利用したりしてリラックスして寝れるようにしてみてくださいね。
気持ちはノートに書きだそう
育児日記は書いていますか?
赤ちゃんの授乳時間、便の様子など、入院中には書いていても、だんだん大変になってやめてしまう方も多いと思います。
が、簡単でいいので、書くことをオススメします。
赤ちゃんが体調を崩して通院する時に、前日はどんな様子だったのか、を振り返りやすい、という理由もありますが、できればメモ欄にママの気持ちややりたいことなども書いておくといいでしょう。
体の不調や、辛かったり不安だったりネガティブな気持ちも育児日記に書きます。
頭の中で考えていると、悶々としがちですが、書き出すことで頭が整理されて心がスッキリします。
そして、旦那さんが見れるようになっていると尚良いです。
日本人は、耐えたり我慢したりが得意です。
人に迷惑をかけてはいけない、という思考もあります。「つらいよ」「助けて欲しいよ」って、なかなか口では言いにくいかもしれませんが、心の中に貯めて、貯めて、ある日ドカンとぶつけてしまうと、溝が大きくなってしまうことも。
赤ちゃんは、ママが育てているのではありません。夫婦2人で育てているのでもありません。家族、地域みんなが育てているのです。赤ちゃんが小さいうちは人の手をいっぱい借りて子育てしていってくださいね。(そしてその助けあいは循環していって下さい)
ママの心と体を整える6週間プログラム
浜松市では初生町のスタジオチルチェで「産後トータルケア6回コース」という、ママの心と体を整えるプログラムを定期的に開催しています。
まず、育児に必要な体力をつけるために、膝や腰など関節に負担がなくできる有酸素運動のできるバランスボールを使って産後女性でもできる運動をします。
そして、お腹周りや肩こりなど、産後女性にありがちな不調を解消するセルフケアや、しっかりと体の力を抜くことができるようストレッチやリラクゼーションの時間もあります。
後半は、脳内メンテナンスを。紙に書き出すことで、頭の中を整理し、自分を客観視し、将来のビジョンを描き、人生を更に楽しく生活できるスキルを学びます。
産後トータルケアを受けるのと受けないのとでは人生が全く変わる、といっても過言ではありません。
女性の人生の中で、ちょっと休憩だったり進む道を考えるきっかけとなったりする産後。
ママの心と体のケアは家族のケアにも繋がります。育児をもっと楽しむために「産後ケア」を受けてみてくださいね。
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プレママ~ママのためのカラダとココロのケア
チルチェの産前産後ケア「チルチェママパーク」
代表:小野崎あゆみ
一般社団法人体力メンテナンス協会 認定講師
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