『ライオン ~25年目のただいま~』を観てきました
先日14日はTOHOの日。
TOHOシネマズの劇場では、毎月14日は1100円で映画鑑賞できます。
そこで気になっていた公開中の映画
『ライオン ~25年目のただいま~』を観てきました。
もう涙腺が崩壊して、号泣しました。
止めようにも止まらないくらいに涙があふれて、
魂が震えました。
こんなパワフルで温かい作品は久しぶりです。
タイトルの「ライオン」がどこからくるのか、
作中では一切出てきません。
ありとあらゆる事実がエンドロールで明かされます。
エンドロールの最後の最後まで観ないといけませんが、
観た後には、心が晴れやかになります。
本当に観て良かった!
心からそう思います。
みなさんにも是非オススメしたい作品です♡
《ネタバレ無し。ザッとあらすじ》
オーストラリアのタスマニアに暮らす青年サルー。
優しい両親と雄大な自然に囲まれ、立派に成長した彼は
大学進学を機にメルボルンへ。
クラスメイトであるインド人留学生主催のホームパーティーに招かれたサルーは、そこでカラフルなインドの揚げ菓子を見つけ、雷に打たれたように脳裏に様々な映像が鮮明に蘇る。
それは5歳の時に生き別れた、インドの実母と兄グッドゥ、妹シャキーラとの生活の記憶だった…
サルーはインドの片田舎で暮らしていたのだが、外出先で兄とはぐれ、たまたま乗り込んだ長距離列車が行きついた先は大都市コルカタ(英名カルカッタ)。
ストリートチルドレンのように街を彷徨ううちに保護され、養子縁組によって、現在の両親に引き取られオーストラリアにやってきた、という過去があった。
クラスメイト達はサルーにアドバイスする。
「グーグルマップで探してみよう!」
「当時の列車の速度と乗っていた時間が分かれば、
生まれ故郷の場所の目安がつくはずだ!」
「自分は無事でいることを伝えようじゃないか!」
と…
しかし、実の家族を、インドの故郷を探すことは、
養父母への裏切りになるのではないか…
インドの家族は自分のことをまだずっと探しているかもしれない。今日の今まで25年間ずっと…
そんな思いに苦しみ、葛藤するサルー。
サルーは打ち明けた。
養父母はサルーの気持ちを理解し、話し始めるのだった。
「自分たちがなぜ、インドの児童施設から養子をとったのか。」
その深い愛に心を打たれ、サルーはインドへ実の家族を探しに旅立つのだった。
果たして、サルーは故郷にたどり着けるのか?
家族に会えるのか?
役者も映像も音楽も全てが最高!!
この作品、実話に基づいてるのですが、
その原作に惚れ込んだオーストラリア出身の歌手Siaさんが
曲を書き下ろし、自らがソウルフルに唄っている主題歌が、これまた最高に良いのです。
予告映像と合わせて、こちらからどうぞ…
↓↓↓
映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 SIAバージョン予告編 ※歌詞字幕つき
ギャガ公式チャンネル
役者さんも、実力派揃い!!
サルーの養母役にはニコールキッドマン。
美しくて強くて。
子どもを見つめる愛にあふれた表情。
5歳時のサルー役の男の子がむちゃくちゃ可愛いです。
クリクリした目…
必死に帰ろうとする姿…
監督が一目ぼれしたのも納得です。
そしてサル―役のデヴ・パテル。
「どうしてもこの役をやりたい!」と自らを売り込んできただけあって、今までのひょろっとしたなんだか心もとない印象とは打って変わって、凄く「イイ男」です♡
映像は、本当に鮮やかです。
タスマニアの大自然。
インドの街の喧騒。人込み。
ジュワッと油で揚げられるカラフルなインド菓子。
映像から匂いまでもが感じられるような鮮明さです。
お近くの上映劇場は…
静岡県西部では
TOHOシネマズららぽーと磐田
でのみの上映となっています。
その他の全国の上映劇場はこちらから…
→劇場情報
作品に少しでも興味を持ってくださった方。
こちらの予告編もどうぞ…
→Google Earthで実の家族を捜し出す!映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』予告編
惜しくもアカデミー賞獲得には至りませんでしたが、
各界からはそれを疑問視する声が続々と出ています。
ま、アカデミー賞とか関係なく、心に響くものは響きますし、
良いものは良い。
世界中の人々の心に深く響き、絶賛されていることには間違いありません。
あなたも温かい涙、流しませんか…