「浜松にこんなに美味しい苺があったんだ~!!」
待ちに待った苺の季節ですね♡
普段食べるのにはまだ少~し気が引けてしまう時季ですが、
せっかくクリスマスケーキを手作りするなら、
美味しい苺を使いたい。
年末年始の挨拶に、特別な苺を贈りたい。
そんな時にぴったりな、素敵な苺を見つけちゃいました!
しかも、直売所ならではのお値段。
これはわざわざ買いに行く価値ありです!
熟練のいちご農家がつくる、こだわりの章姫(あきひめ)。
浜北区宮口にある『相佐(あいさ)農園』。
約12,000株の苺をご夫婦二人で育てています。
『相佐農園』の苺の特徴は、
☆根本まで鮮やかなツヤのある赤色
(完熟の証拠!)
☆キュッと引きしまった実
(固いのとは違います!)
☆章姫らしい優しく、でも濃厚な甘さ
(美味しい!!!)
『相佐農園』の苺は、主にケーキ屋さんやレストランで使われ、そのためスーパーなどでは買うことができません。
あるケーキ屋さんは、
「相佐農園の苺以外は使わない。」と決めていて、
気候の関係などで収穫がクリスマスの時季に間に合わなかった年には、苺のクリスマスケーキを作らなかった! そんな逸話もあるのだそう。
そんな食のプロからも絶大な信頼をおかれる『相佐農園』の苺。
どうしてそんなに美味しいのか?
他の苺と何が違うのか?
どーーしても気になったので、今回、特別に苺を育てるハウスにおじゃまさせてもらい、その美味しさのヒミツを教えてもらっちゃいました♪
(ちなみに私が相佐農園を知ったのも、浜北区のケーキ屋さん『アトリエ プール ヴー』でこちらの苺が使われていたのがきっかけです。詳しくはコチラの記事で!)
そのまま口に入れても大丈夫な、清潔で安全な苺!
明るく、清潔感のあるハウス。
苺を作り始めてから今年で17年目だそうですが、
そんな年月を全く感じさせない、手入れの行き届いた場所です。
そのまま口に入れても大丈夫なように、化学肥料や農薬は極力使わずに栽培をしているそうです。
収穫からパック詰めまでも、ほこりなどが入らないように細心の注意をはらってくれています。
(『相佐農園』の苺を買って帰ると、車の中が苺の甘い香りでいっぱいに!!
帰り道、子どもが我慢できなくなってしまっても、「しょうがないな~」とそのまま食べさせてあげても大丈夫ですね♪
ただし、家にたどり着くまでになくなる可能性あり。笑)
美味しさのヒミツ!相佐農園の新しい栽培方法への取り組み。
☆余分な水を与えず、中身のつまった実にする
☆地下100mからくみ上げた水に酸素を加える事で、いちごの色も鮮やかで鮮度も良い
☆収穫は一番うまみがのった朝採り
「水にこだわる」というと、「水耕栽培(=土の代わりに水を使った栽培方法)」と勘違いされることも多いそうですが、『相佐農園』は水耕栽培ではありません。
しっかりとした甘さにするためには、栄養分をたっぷり吸い上げる細かい根が重要。
その細かい根をはらせるためには、やはり良い土が必須!
そのため、『相佐農園』では、ヤシ殻に様々な微生物などを混ぜてつくった土を使用しています。
「それはもはや“朝採り”とは言わないんじゃないですか?!」
そして、他のいちご農園と全く違うのは
≪収穫時間≫。
「朝採りが美味しい!」というのは、色々な果物や野菜で言われることですね。
日の出前から朝の涼しい時間帯に収穫する、というのはよく耳にしますが…
「今はまだ採れ始めだから、
3時~6時くらいかな。
これから収穫量が増えてきたら、
2時~6時くらいになるよ」
とご主人。
もちろん≪午前≫の話です。
葉に日光が当たると光合成をはじめてしまい、余分な水分を吸ってしまう。
そうすると苺の味が水っぽくなってしまう。
そのため、収穫は≪日が出る前に行う≫ことを徹底しているとのこと。
それはもはや、”朝採り”ではなく”真夜中採り”では…?!
水分をすう前に収穫することで、『相佐農園』の苺は完熟だけれど実がキュッとしまり、
日持ちもするし、味も濃くなるのです。
↓↓ご主人、顔写真はNGということだったので、遠目で隠し撮り(笑)。いつ寝ているんだろう…?
「完熟」=「やわらかい」
というイメージですが、『相佐農園』の苺は全く違うんですね。
一般に売られている苺は、完熟の状態で出荷をするとすぐに傷んでしまうので、まだ青い状態で収穫し、店頭に並ぶ頃に赤くなるようにする…というのはよく聞く話。
でも『相佐農園』の苺は実がしまっているため、完熟の状態で収穫しても、配送などでも傷がつきにくく、採れたての美味しさをそのまま届けることができます。
そのため、遠方への贈り物にする人も多いそう。
もちろん実がしまっていると言っても、決して固いわけではなく、中はとってもみずみずしい!
贈り物にしたい気持ち、すご~くよく分かります。
「一番のこだわりは何ですか?」という質問を反省した理由。
他にもここに書ききれない、たくさんのこだわりや工夫を教えてもらいました。
あんまりたくさんのこだわりがあるので、
記事に何を書こうか、すっかり迷ってしまった私…
その後、奥さんに聞いてみました。
「一番のこだわりって何でしょうか?」
すると奥さん、
「一番かぁ…。苗を作ることろから全部こだわってやってるからなぁ…。何だろう…??」
と困らせてしまいました。
そうですよね!!苗から全部、自分たちの手でつくってるんですもんね。
もっと言えば、苺を育てる棚も、苺を均等に甘くするための絶妙な水の流れを計算して、ご主人が全てご自身の手で手作りしたものだそう!
そんなふうに、一から全てをこだわっている方に、「一番のこだわり」を尋ねるのは間違いでした!
お二人の話を聞くと、苺がもっと美味しく感じられちゃいます♪
(でも、話を聞かなくても美味しい!!)
直売所ならでは!シーズンを通して1パック600円。
そんな『相佐農園』の苺は、ハウスのすぐ横にある直売所でのみ買うことができます。
お値段はシーズン通して1パック600円。
苺が出始めの今の季節も、同じです。
こだわりの苺がこのお値段は、直売所ならではですね。
事前に電話で確認をするのが確実です。
直売所の営業時間は9:00~17:00ですが、その日の分がなくなり次第終了となります。
特にこれからの年末年始の時季はすぐなくなってしまうそうなので、
当日朝に電話で取り置きをお願いしておくのが確実だそうですよ。
とっておきのこだわり苺、ぜひ食べてみてくださいね♪
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相佐農園
静岡県浜松市浜北区宮口
営業時間 9:00~17:00(完売次第、営業終了)
電話番号 090-4156-3410
ナビを利用する場合は、直売所向かいの「モリタエクスプレス」さん(浜北区宮口4831-212)を設定すると分かりやすいそうですよ。