浜松地域の子育てママ向けスマホメディア「オンモプラス」が2022年12月にリニューアル。
KOSODATE BASE 浜松(子育てベースはままつ)として生まれ変わりました。

食べるだけで地球に優しいレストラン!浜松市「CoCoChi(ここち)」で子どもと美味しく食育を学ぶ

目次

地元の大久保野菜が主役!美味しい料理と自然に囲まれたレストラン

浜松市西区大久保町の自然に囲まれた場所に、「緑の谷のごちそうテラス CoCoChi ~ここち~」はあります。

店内は吹き抜けで解放感があふれ、ガラスの向こうに見える自然からも四季を感じることができます。

メニューには、地元の大久保野菜にこだわる美味しい料理が揃います。

そして、子ども達の食の体験、地産地消、放置竹林の環境問題などにも積極的に取り組まれているレストランです。

少し視点を変えて行くだけで、美味しいお料理を楽しみながらも、身近に食育について考えることができる素敵な場所なんですよ。

大久保野菜を通して、旬やフードマイレージについて知るきっかけに

ランチとディナーに共通して、特におススメなのが前菜ビュッフェ。
メイン料理のオムライス、パスタ、ピザ、お肉と同じく主役を飾るくらい人気です。

また、メニューのコンセプトは「半径10km以内のフード・マイレージ」。

「フードマイレージ」とは、食べ物が運ばれてきた距離のことを言います。

例えば、フードマイレージが大きいほど、輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出量が多くなりますが、

地元産の食べ物を選ぶことは、フードマイレージが小さくなり、環境にも優しい取り組みにもなります。

また、大久保地区は、全国に400種類以上もの野菜を出荷しているくらい、日照時間を生かした農業が盛んだそうです。

そんな大久保地区の、お店から半径10㎞圏内の契約農家さんから届く新鮮野菜が自慢です。

「今はスーパーで年中いろんな種類の野菜が買えますが、それは当たり前ではないんですよね。

 例えば夏野菜のトマトが、毎日身近にあるわけではない。 地元で採れる野菜から、四季を感じてほしいです。」

そうお話してくれたのは店長の大橋さん。

メイン料理にも、旬の大久保野菜をはじめ、浜松市北区の峯野牧場から仕入れた峯野牛、季節になると浜名湖のカキなど、地元産の食材を美味しく食べることができます。

体験テラスでは、親子で楽しく食の体験ができる

外には、石窯ピザやパエリア作り、バーベキューなどが楽しめる体験テラスもあります。

各テーブルにピザ窯があり、ピザ生地を伸ばしてからトッピング、焼くところまで、オリジナルピザ作りを体験できます。また、パエリア作りでは、直径60cmの大鍋で生米から調理します。

バーベキューでは貴重な「峯野牛」を食べることもでき、大人も子どもも、楽しい食の体験をすることができます。

料理やイベントを通して「竹」について考える

CoCoChiでは、美味しい料理を提供するだけでなく、「OHKUVO PROJECT」の一環として、放置竹林問題に取り組んでいます。

竹は成長がとても早く、放置しておくとすぐに増殖する為、日本でも多くの地域が環境問題の一つとしても取り上げられています。

大久保町でも、長年にわたりこの放置竹林の「竹害」が問題でしたが、
実際には、伐採作業よりも、頭を悩ませるのが伐採後の竹の処理だそうです。

「伐採した竹はできる限り再利用しよう!」

そんな想いから、CoCoChiのメニューには竹を美味しく活用したアイディアがたくさん隠れています。

パスタ、ヨーグルト、メンマまで!「竹」が美味いメニューに大変身

お店で使う生パスタには、大久保地域の竹を利用した「竹パウダー」が練り込まれています。

デザートには、竹の乳酸菌を使ったヨーグルトを食べることができます。

お土産用に、竹を加工した浜松メンマの販売もされています。

竹の乳酸菌は腸活にもおススメで、特に女性には嬉しいポイントでもありますね。

また、夏には竹を使ったそうめん流し、冬には竹を使ったキャンドルホルダー作りなど、子ども達が楽しみながら竹について考えるイベントも開催されています。

自宅でも、美味しく食育を実践できる商品

店内では、浜松メンマをはじめ、自宅でも食育を実践できる商品を買うことができます。

・浜松メンマ

浜松で伐採した竹を加工したメンマです。

そのままでも、いつものラーメンにトッピングするだけでも美味しく食べることができます。パパには、お酒のおつまみとしても立派な1品になります。

日本で消費されるメンマは、約98%が外国からの輸入品だそうですが、

「浜松メンマを食べることが放置竹林の問題解決に繋がっていく!」

そう考えると、積極的に食べたいですね。

・「Kitchen Stock(キッチンストック)」の野菜出汁

たまねぎ、キャベツ、ニンジンなどの大久保野菜を乾燥して粉末にしています。化学調味料・保存料・アレルギー特定原料7品目も使用していないので、安心して食べることができます。

そのままスープにするだけでも美味しく、好き嫌いがある子ども達も美味しく野菜を摂ることができます。

粉末にすることで丸ごと使いきり生ごみがでにくい、という観点からも環境に配慮した商品です。

・無添加トマトケチャップ

地元のトマトを使った、無添加のトマトケチャップ。トマトの本来の味を感じながら、これ一つで簡単に料理ができます。

「玉ねぎを薄切りしたものを炒め、茹でたパスタと和えるだけでとっても美味しいですよ!」

と店長さんおススメレシピで、早速作ってみました。

ケチャップにすることで、トマトが苦手な子どもも美味しく食べることができ、ママとしても嬉しいです。

CoCoChiは、子どもと楽しく食育を実践できる場所

食育と聞いても、具体的に何をすればよいのか悩みますよね。

そんな時は、CoCoChiに行って、美味しい料理を食べながら、

地元の食材を食べる大切さや、竹を楽しく活用する方法など、子ども達と会話をしてみるのはどうでしょうか?

「美味しく食べることで、地球を守る力になるよ!」

そんな声掛けを意識するだけでも、今日からできる立派な食育の一つです。

広い駐車場の隣には、2匹の可愛いヤギやブランコなど、子ども達が楽しめる場所にもなっています。

CoCoChiと一緒に、美味しい料理を通して子ども達へ楽しく食育を実践していきたいですね!

Links

目次