浜松市から”夢の吊り橋”まで〜
寸又峡(すまたきょう)
聞いたことはあるけれど
行ったことはなかった場所。
浜松市から国道1号線を金谷方面へ
国道473号線に乗り、国道362号線、県道77号線へと…
大井川に沿って走る大井川鐵道、吊り橋、SLを見ながら走ること2時間半。
カーブの多い、車同士のすれ違い困難な山道を
お互いに道を譲りながら進み、着いた先が
寸又峡。
そこは、まさに秘境でした!
↑↑エメラルドグリーンの水の上に架かる
「夢の吊り橋」が山と山とを結ぶ。
水の色は条件によって変化するそうで、コバルトブルーに見える日もあるそう。
“夢の吊り橋”は高さ8m。長さ90m。
歩いて渡ることができる吊り橋。
一度に渡れるのは10人まで。
足を置けるのは25cm幅くらいの板2枚分。
観光客の多い時は一方通行になるため、橋を渡ったら引き返すことはできません(・・;)
吊り橋の先には階段、急な坂道といったハイキングコースが続くそうなので、おチビさん連れは渡るのを断念。
そんな方でも「夢の吊り橋」の少し上流に架かっている「飛龍橋」からの眺めで楽しむことができます♪(写真は飛龍橋より撮影)
「お手湯」ができる寸又峡温泉。
そもそも”美女づくりの湯”というものがあると聞いて、それは行ってみたいな〜!と軽い気持ちで訪れた場所。
そこには思っていた以上の癒しの時間が流れていました…
「寸又峡温泉入口」の大駐車場に車を停め、温泉街を歩いていると所々に手を洗う場所が…?
湧き水かな?と気になりながらも、
いくつか素通りした先に
古民家カフェを発見!!
暑い中、2歳児をおんぶして歩いたのでここでお昼休憩をすることに。
敷地に入るとまたありました!
「お手湯」
と書いてあります。
足湯ではなく、手!?
これは、寸又峡温泉の源泉掛け流しだったんですね!
早速、「お手湯」してみます。
“美女づくりの湯”とはいかに!?
お湯は無色透明で見た目は水。
単純硫黄泉だそうですが、硫黄臭さは無し(^^)
源泉は43,7度。そんなに熱くなく心地のよい温かさ。「きれいにな〜れ」とお湯の中に手を入れてなでていたら手がぬるぬるしてきました!
弱硫化水素のお湯で、切り傷、慢性皮膚病や慢性神経痛、慢性婦人科疾患etc…に効能があるそう。
お手湯後の手は、スルッ。サラッ。と滑らかな肌触りに♡手しか浸かっていないのに、すごくスッキリした気分になりました♪これは、全身浴したら”美女”になれそう⁉
寸又峡温泉が”美女づくりの湯”と呼ばれるのも納得です。
おばあちゃんの家に帰ったみたいな古民家お茶カフェ♡
こちらは築150年以上という「和」の癒したっぷりのお店。
↓↓少しですがここにも駐車場あります。
でも、道が狭く人混みを抜けなくてはならないので歩けるなら寸又峡温泉入口の駐車場(水車が目印)に停めるのがおすすめ☆
こちらのお店の特徴は、店員さんが注文を取りに来ないこと⁉
というのも、おじいさんとおばあさんが二人で営んでいるため忙しく、なかなか厨房から出てこられないという事情から。
玄関で靴を脱ぎ、お店に入ると右手にお台所(厨房)があり、正面は広めの板の間に。
板の間にはお手玉、箸置きなど「和」のお土産が置かれています。
左手には畳の間が。
そこは格子帯戸(木製のふすま)が開け放たれて大広間に。
太い梁の見える高い天井。
畳に縁側。
窓の外に広がる緑。
店員さんの来ない和室。
あれ?ここ、おばあちゃんち!?
なんだかすごく、くつろいでしまいます。
↓↓座ったのは囲炉裏(いろり)に鉄瓶がかけられている席。
机(炉端?)にはお手玉が。
囲炉裏もお手玉も2歳児は興味津々。
注文を取りに来ないなら、どうやってオーダーするかというと、机に置かれている注文票に自分で記入するんです(^^)
それを持ってお台所へ。
お冷やは部屋の隅の机に置かれたポットからセルフで。
お料理が出てくるまでの間、おチビさんはお手玉で遊んだり、畳でゴロゴロしたり♪
お料理はおばあちゃんが席まで運んでくれます。
そして食べ終わったら自分で食器を返却棚に片付けるというスタイル。
お二人ではなかなか大変だろうと思うと、台ふきんを持つ手にも力が入り机はピカピカに。
この感じがまた、なんだか懐かしく
おばあちゃんちに居るような気分になるのかも。
食事が終わってからも、板の間でしばらく木製のおもちゃや、けん玉で遊ばせてもらってお会計へ。
帰り際にはお土産を一つ持たせてもらえます。
私は可愛らしい箸置き、子供たちはクルミ、末っ子ちゃんは飴を選びました(*^^*)
“晴耕雨読” 悠々自適というカフェ☆
古民家カフェのお向かいの建物には、これまたオシャレなカフェが入っています。
こちらも古民家を利用したもので
一階は地元アーティストさんのグッズやあられのお店。
大井川鐵道のSLにちなんでの真っ黒な”石炭あられ”など80種類ものあられ菓子があるそう。
その隣にはカフェが併設されていて、
天井からはハンモックがいくつも下がっています!お店の中にはハンモックに身を任せてゆったりと寛ぐ人々…
いいな〜!と思ったけれど張り紙が。
“入店は中学生以上の方のみ”との旨。
なるほど〜!!
ゆったりマッタリとした時間を求めに来る大人の為の空間なのね(TдT)ウチ無理…
そこで、外にテラス席があったのでそちらで休ませてもらおうと、店員さんに声をかけると
「テーブル席とお座敷どちらが良いですか?」
もちろんお座敷で!
「お座敷は二階になります」
子供連れのためのくつろぎ空間もちゃんと用意されていました(。>﹏<。)
心地良い風が入り、のれんがフワフワと揺れる部屋で鳥の声を聞きながら私も心の底までゆったりとした気分にさせてもらいました。
しかし、この後「こどもびいる」をこぼすというハプニングが!古民家カフェでも「夢の吊り橋サイダー」を倒しました…ごめんなさい!
絶景と「和」の癒しスポット〜寸又峡〜
新緑と紅葉の季節が特に素晴らしいそうです☆
もう一度訪れてみたい旅先です。
寸又峡温泉入口の駐車場には機関車がありますよ♪