「今日も家事と育児で一日が終わった……」
妊娠中や子どもが小さい時期は、やることが多い一方で、自分の体を休める時間はなかなか取れません。
そんな浜松市の子育て家庭に知ってほしいのが、「はますくヘルパー利用事業」です。
はますくヘルパーは、妊娠中または3歳未満の子どもを養育している家庭を対象に、ヘルパーが自宅を訪問し、掃除や洗濯、食事の準備、買い物などの家事をサポートしてくれる制度です。育児相談や育児支援を受けることもできます。利用料の一部は浜松市が助成しています。
私は子どもが3歳を過ぎてから、この制度の存在をしっかり知りました。
「こんな制度があるなら、あの頃に知っておきたかった」
そう思ったからこそ、この記事では、はますくヘルパーをどのように活用できるのか、子育て中の家庭がイメージしやすいように紹介します。
まず知っておきたい「はますくヘルパー」の基本
はますくヘルパーを利用できるのは、浜松市民で、妊娠中または3歳未満の子どもを養育している保護者です。原則として、利用者の自宅で日常的な家事や育児のサポートを受けられます。
利用できる主な内容
- 食事の準備・片付け
- 衣類の洗濯
- 居室の掃除
- 買い物
- 授乳やおむつ交換などの育児相談
- 育児に関する支援やアドバイス
一方で、ヘルパーだけで子どもの世話をする「留守番」など、利用できない内容もあります。
利用時間は?
利用できるのは、1日2回、1時間単位で最大4時間まで。利用可能時間は、妊娠中から子どもが3歳の誕生日を迎える前日までの合計75時間以内です。中山間地域では150時間以内となります。
また、未熟児養育医療対象児や障がい児を養育している場合は、条件に応じて利用可能時間が加算されます。
利用料金は?
利用料金は、利用する事業者によって異なります。
浜松市からは、1時間につき1,500円が公費負担されるため、利用者は事業者が設定した料金から公費負担分を差し引いた金額を支払います。交通費についても事業者によって異なります。
「1時間○円」と一律ではないので、実際に利用する際は事業者ごとの料金を確認しましょう。
はますくヘルパーに頼りたい家事3選
はますくヘルパーを利用するなら、普段の家事の中でも「時間がかかる」「体力を使う」「今は負担が大きい」と感じるものをお願いするのがおすすめです。
1.食事の準備や買い物
妊娠中や産後は、キッチンに立つこと自体が負担になることがあります。
なかでも、私が「お願いできたら助かっただろうな」と思うのが買い物です。
妊娠中は、お腹が大きくなってくると外出するだけでも疲れますよね。
私自身、一人目の出産後は「新生児をあまり外に出したくないけれど、買い物には行かなければならない」という状況があり、心配になることもしばしばありました。
さらに、2人目、3人目の出産後となれば、赤ちゃんだけでなく上の子を連れて買い物に行くこともあります。
私の場合、上の子がちょうどイヤイヤ期だったこともあり、一人でも大変な上の子を見ながら、赤ちゃんのことも気にしなければならない状況がとても大変だったことを覚えています。
そんなときに、食材の買い物や食事の準備をサポートしてもらえるのは心強いですよね。
「今日は買い物をお願いしたい」「食事の準備を手伝ってほしい」など、その時の自分に必要なサポートを考えて利用してみましょう。
2.洗濯
洗濯は「洗濯機を回す」だけでは終わりません。
干す、取り込む、畳む、しまう……と、意外と工程の多い家事です。
特に赤ちゃんがいる時期は、着替えやタオルなど洗濯物も増えがち。
「洗濯物を畳んでしまうところまでお願いする」など、自分が負担に感じている工程を具体的に伝えることで、空いた時間を休息や子どものお世話に使えます。
3.掃除
妊娠後期や産後は、掃除機をかけたり、お風呂やトイレを掃除したりすることも負担になりやすいもの。
「掃除まで手が回らない」と感じるときは、ヘルパーにお願いしてしまうのも一つの方法です。
掃除をしてもらっている間に赤ちゃんとゆっくり過ごしたり、自分が横になって休んだりすることもできます。
ヘルパーが来ない日にもできる「時短家事」4選
はますくヘルパーは、毎日の家事をすべて代わりにやってもらうための制度ではありません。
そこで、ヘルパーを利用する日と、自分で家事をラクにする日を組み合わせてみましょう。
4.作り置きは「1週間分」ではなく「数日分」
元気な日にまとめて料理をしておくと、平日の負担を減らせます。
ただし、最初から「1週間分を作ろう」と頑張りすぎる必要はありません。
例えば、ひき肉のそぼろや下味をつけた肉、野菜のおかずなど、2〜3日分だけ準備しておく方法でも十分です。
「夕食を一から作らなくていい日」が数日あるだけでも、気持ちに余裕が生まれます。
5.洗濯は「毎日完璧に畳まない」
洗濯物を畳んで、それぞれの場所にしまう作業は、忙しいと後回しになりがちです。
タオルやパジャマなど、すぐ使うものは家族ごとのボックスに入れるだけにするなど、「畳む・しまう」を簡単にする方法を考えてみましょう。
洗濯物をきれいに畳むことよりも、家族が困らず使えることを優先してOKです。
6.食器洗いは「すぐ全部やる」をやめる
食後の食器を見るだけで、どっと疲れることもありますよね。
食器洗いを一度に全部終わらせるのではなく、「まずシンクに運ぶ」「水につけておく」など、工程を分けるだけでも負担感が変わります。
食洗機がある家庭なら、食洗機を活用するのもおすすめです。
「家事を頑張る」のではなく、「家事そのものを減らす」ことも時短の一つです。
7.買い物はネットスーパーや宅配も活用
買い物は、商品を選ぶ時間だけではありません。
子どもの準備をして、車に乗せて、買い物をして、荷物を持って帰る……と、かなりの時間と体力を使います。
ネットスーパーや食材宅配などを利用できる環境なら、買い物そのものを減らすのも一つの方法です。
「はますくヘルパーに買い物をお願いする日」と「ネット注文を利用する日」を使い分けるのもよいでしょう。
私自身、子育て中は普段の買い物に加えて、生協の宅配も利用していました。
「今日は買い物に行かなくていい」と思えるだけでも、子どもを連れての外出が一つ減り、気持ちがラクになることがあります。
「家事」だけじゃない。育児の相談もできる
はますくヘルパーの魅力は、家事を手伝ってもらえることだけではありません。
授乳やおむつ交換などの育児相談や、相談内容に応じた育児支援・アドバイスも受けられます。
子どもが小さい時期は、
「これで合っているのかな?」
「ちょっと疲れたな」
「誰かに話を聞いてほしい」
と思うこともあります。
そんなときに、家事を手伝ってもらいながら育児について相談できるのは、制度を利用する大きなメリットの一つではないでしょうか。
私自身、子育てを振り返ってみると、家事そのものよりも「誰かに話を聞いてほしい」と思う場面のほうが多かったように感じます。
家事をしてもらうことだけが「助けてもらう」ということではありません。
誰かと話をすることで気持ちがラクになったり、「これで大丈夫」と思えたりすることもあります。
はますくヘルパーは「しんどくなってから」でもいい
子育て中は、「まだ大丈夫」と思っているうちに、少しずつ疲れがたまっていくことがあります。
「掃除くらい自分でやらなきゃ」
「買い物にも行けるし、まだ大丈夫」
「もっと大変な人もいるから……」
そんなふうに考えて、助けを求めることを後回しにしてしまう人もいるかもしれません。
でも、家事や育児の負担を減らすことは、決して怠けることではありません。
使える制度を利用して、その分の時間を子どもと過ごしたり、自分が休んだりすることも、子育てを続けていくために大切なことです。
私自身は、子どもが3歳を過ぎてから、はますくヘルパーの存在を知りました。
「もっと早く知っていたら、利用していたかもしれない」
そう思ったからこそ、妊娠中や子どもが小さい家庭には、ぜひ知っておいてほしい制度です。
はますくヘルパーの申請方法
はますくヘルパーを利用するには、事前の申請が必要です。
オンライン申請のほか、担当窓口で手続きする方法があります。
申請後、浜松市から利用承認通知書が届いたら、利用者自身で希望する受託事業者へ連絡し、利用日やサービス内容などを相談します。
利用開始希望日の1か月前を目安に事業者へ連絡することが案内されていますが、急ぎの場合は事業者へ相談できます。
問い合わせ先
浜松市 子育て支援課
電話:053-457-2792
はますくヘルパーの手続きは、各区のこども家庭センターでも行えます。
また、利用できる受託事業者は複数あり、それぞれ料金や訪問可能地域、サービス内容などが異なります。利用前に確認しておきましょう。
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まとめ|「ちょっと助けてほしい」と思ったら思い出して
妊娠中から3歳未満の子どもを育てている家庭にとって、毎日の家事と育児は想像以上に負担が大きいものです。
はますくヘルパーなら、掃除・洗濯・食事の準備・買い物などの家事だけでなく、育児相談や育児支援も受けられます。
私自身は、この制度を知らないまま子どもが3歳になるまで子育てをしてきました。
だからこそ、「もっと早く知っておきたかった」と感じています。
もちろん、制度を知ったからといって、必ず利用しなければいけないわけではありません。
でも、今はそれほど困っていなくても、妊娠中や産後には「今日はちょっとしんどいな」と思う日が来るかもしれません。
そんなときに、
「そういえば、浜松市にはますくヘルパーという制度があったな」
と思い出せるだけでも、少し安心できるのではないでしょうか。
家事も育児も、一人で抱え込まなくて大丈夫。
「ちょっと助けてほしい」と思ったときに頼れる制度を、あらかじめ知っておく。
それだけでも、子育て中の安心につながります。
利用できる制度を知っておくことも、子育てをラクにするための大切な準備です。

