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共働き家庭では、休日の過ごし方に悩むママも多いのではないでしょうか。
特に、夫が土日や祝日に仕事の場合、「せっかくの休み、子どもたちをどこに連れて行こうか」と考える人は少なくありません。
今回は、浜松市在住の主婦が、小学生と未就学児の2人の子どもを連れて市内で過ごした休日のレポートです。
今回訪れたのは「天白磐座遺跡(井伊神社)」と「竜ヶ岩洞」。
近場で自然を感じられる場所をめぐり、無理なく楽しめた一日の記録を紹介します。
朝の準備:簡単なお弁当を用意

この日は朝から晴天。
夫は仕事だったため、子どもたちと3人で過ごす休日でした。
外で昼食をとる予定だったので、朝のうちにお弁当を用意。
メニューは、卵焼き、ウインナー、枝豆、ほうれん草の胡麻和え、きんぴらごぼうです。
保冷剤を入れたランチバッグにまとめ、飲み物やみかんも準備して出発しました。 最初の目的地は「天白磐座遺跡(井伊神社)」。
自宅から車で約30分。浜松市北区引佐町にあり、駐車場もあるため子連れでも立ち寄りやすいスポットです。
天白磐座遺跡(井伊神社):自然の中でのびのび散策

天白磐座遺跡は、渭伊神社の裏山の薬師山の山頂にある遺跡です。渭伊神社の敷地内にあり、古墳時代からの巨岩が約40m四方にわたり群在している遺跡。
三方が川に囲まれていることから水霊を祀った遺跡とも伝えられています。
1987年の発掘調査により祭祀場であったことが明らかとなり、静岡県指定史跡に指定されている遺跡です。
木々の葉が風に揺れる音や川のせせらぎに癒される、浜松のパワースポット。
自然に癒されて気持ちをリフレッシュさせたい人にもおすすめです。
到着後は、神社の境内をお参りしたあと、周辺の遊歩道を散策。
子どもたちは大きな岩を見上げたり、木の根元を観察したり、どんぐりを拾ったりして過ごしました。
小さな子供を連れていくには少し大変かもしれませんが、自然の中で冒険気分を味わっていました。
特別な遊具などはありませんが、自然の中で自由に過ごせる場所でした。
たまたまその日、神社で祭礼があったのか、近所の方らしき2人から「お餅良かったらもらってくれる?」と投げ餅を2袋も頂きました。
子供たちはこれには大喜び!「良いことあったね!」「お餅もらえてうれしいね。」と言っていました。地域の方との温かい交流もあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
滞在時間は30分ほど。のんびり過ごした後、次の目的地「竜ヶ岩洞」へ向かいました。
竜ヶ岩洞:お弁当と洞窟探検を楽しむ

天白磐座遺跡から竜ヶ岩洞までは車で約20分。
到着したのはちょうどお昼どきだったため、先にお弁当を食べることにしました。
竜ヶ岩洞の駐車場近くには、ベンチや休憩スペースがあり、持参したお弁当を広げることができます。
子どもたちは「外で食べるとおいしいね」と話しながら、お弁当とみかんを完食。
屋外での昼食は手軽で、片付けも簡単でした。
昼食後は、メインの洞窟探検へ。
入場料を支払い、ライトアップされた鍾乳洞の中を歩きました。
内部はひんやりと涼しく、階段や通路も整備されているため、子ども連れでも問題ありませんでした。
全長約400メートルのコースをゆっくり進み、所要時間はおよそ20〜30分。
自然がつくり出した岩の形や地下水の流れに、子どもたちは興味津々でした。 見学後は、売店でジェラートを購入。
地元の牛乳を使ったミルクジェラートはコクがあり、食後のデザートにぴったりでした。
帰宅前のひと休み

ジェラートを食べたあと、周辺を少し散歩してから帰路につきました。
帰りの車の中では、子どもたちは疲れたのかすぐに眠ってしまいました。
出発から帰宅まで、約半日の外出でしたが、移動距離も短く無理のないスケジュールで楽しむことができました。
近場で満喫お出かけコース♪

夫が仕事でいない休日、家でゆっくり過ごすのもいいですが、
思いきって近場で自然を感じられる場所に出かけてみると、気分がリフレッシュします。
長距離のドライブやテーマパークのような特別なレジャーでなくても、
「お弁当を持って公園や史跡に行く」といったちょっとしたお出かけは、子どもにとって十分に楽しいイベントです。
今回訪れた天白磐座遺跡や竜ヶ岩洞は、どちらも浜松市中心部から車で30〜40分程度とアクセスがよく、
半日でもしっかり楽しめるスポットでした。
自然が豊かで季節の変化を感じられるため、春や秋の気候が穏やかな時期には特におすすめです。
天白磐座遺跡(井伊神社)では、歴史にふれながら森の空気を味わい、
竜ヶ岩洞では、涼しい鍾乳洞の中で非日常的な体験ができます。
どちらも駐車場やトイレが整備されており、
子ども連れでも安心して過ごせる点も魅力です。
また、移動距離が短いので、小さな子どもがいても無理のないスケジュールを組めるのもポイント。
お昼前に出発して午後には帰宅できるため、「休日だけど一日中出ずっぱり」という負担感もありません。
「遠出できないから」と家で過ごしてしまいがちな日でも、
近くの自然や観光地をうまく活用することで、気分転換と家族の思い出づくりが両立できます。
特に、仕事と家事・育児を両立しているママにとって、こうした“短時間で充実できる外出”は心にも体にも優しい過ごし方といえるでしょう。
浜松市内には、このほかにも気軽に行ける自然や歴史スポットが点在しています。
たとえば、浜名湖ガーデンパークや都田のフルーツパークなども、季節の花や体験イベントが充実しており、家族の休日レパートリーを広げてくれます。
休日がずれてしまう家庭でも、ママと子どもだけ、パパと子どもだけで出かけられる場所を少しずつ見つけていくことで、「限られた時間の中でも満足度の高い休日」を作ることができます。 小さな外出が重なるうちに、子どもも“出かける楽しさ”や“自分で動く力”を自然と身につけていきます。
まとめ
今回は、浜松市在住の主婦が「夫が仕事の日」に子ども2人と出かけた一日の様子を紹介しました。
■天白磐座遺跡(井伊神社):自然散策と歴史を感じられる落ち着いたスポット
■竜ヶ岩洞:洞窟探検と軽食が楽しめる定番の観光地
どちらも市街地からのアクセスが良く、駐車場や休憩スペースが整備されているため
小学生・未就学児連れでも安心して楽しめる場所です。
お弁当を持って外で食べるだけでも、子どもにとっては非日常。
「家族みんなで出かけられない日」も、ママと子どもで過ごす時間を少し工夫するだけで、
特別な思い出をつくることができます。
また、こうした近場のお出かけは、親にとってもリフレッシュの機会になります。
自然の中を歩き、子どもと一緒に新しい発見をすることで、
普段の家事や仕事へのモチベーションにもつながります。
家族全員がそろう休日は限られていても、
それぞれが自分のペースで「家族の時間」を作ることが、
長い目で見て家庭のあたたかさを育てるのかもしれません。
忙しい毎日の中でも、
「少しだけ外に出てみよう」「子どもと一緒に季節を感じてみよう」
そんな小さな行動が、家族の笑顔を増やしてくれます。
今回のレポートが、同じように日々頑張るママたちの参考になれば幸いです。 次の休日も、無理なく楽しめる“近場のお出かけ”を計画してみてください。

