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浜松っ子の「やりたい」をサポート!市のこども習い事応援事業

近年、子どもが習い事をしている家庭が多くなってきています。株式会社ベネッセコーポレーションが実施したアンケート(※1)によると、小学生の全体の70%が有料の習い事をしているそうです。そんな子どもの習い事は、種類も多く費用にも幅があります。家庭によっては、家計の状況で習い事を断念する場合もあるでしょう。そういった家庭の負担を軽減するため、浜松市では「浜松市こども習い事応援事業」を実施しています。この記事では、子どものやりたい気持ちをサポートする事業の概要について紹介していきます。

目次

子どもの習い事にかかる費用は?家計の負担になる?

子どもの習い事は、何をするのか、どのくらいの頻度なのかによって月謝の額は異なります。また、習い事によっては、月謝だけでなく道具や遠征費といった費用が発生します。ソニー生命株式会社が2024年に実施した調査(※2)によると、子ども1人あたりの習い事にかかる平均費用は全体で月額17,593円です。未就学児では月額9,218円、小学生では月額18,914円でした。このように、年齢が上がるほど習い事の費用が上昇する傾向にあることが分かります。そのため、各家庭の状況によっては、この費用が負担になってしまうケースもあるでしょう。

浜松市こども習い事応援事業とは?

「浜松市こども習い事応援事業」は、市が2024年10月から実施しています。経済的な理由により、習い事を受けられない子どもを支援するための事業で、子どもの好きなことややりたいことに対して、挑戦する環境を整える取り組みとなっています。月謝などの費用の一部をクーポンによって助成することで、習い事を通じて子どもの自己肯定感や社会性を高め、自立心を育む力を身に付けてもらうことが狙いです。

応援事業の助成を受けられる対象者は?

浜松市のこども習い事応援事業の助成を受けられるのは、以下の3つの条件を全て満たす方に限られます。

・浜松市内に住民登録のある方

・生活保護もしくは、児童扶養手当の全部支給を受けている世帯

・小学4年生から小学6年生までの児童がいる保護者

条件を満たしている助成対象者は、児童1人あたり最大6万円分のクーポンが交付されます。クーポンは、「浜松市こども習い事応援事業参画事業者」として登録されている民間教育サービス事業者が実施する習い事で利用できます。クーポンが使える対象は、初期費用、月謝、試験料、通信費用、道具、教材、ユニフォーム、送迎費用など。子どもが習い事をするために、参画事業者へ支払う経費に限ります。

応援事業のクーポンはどうやって申し込む?

浜松市にクーポンの交付申請を行うと、交付決定後に案内文が送付されます。案内文には、申し込みの際に必要なIDと仮パスワードが記載されています。クーポンには、オンラインで利用可能な電子クーポンと、パソコンやスマートフォンを持っていない方のためのカード型クーポンがあるので、活用しやすいほうを選ぶと良いでしょう。

子どもに人気の習い事教室 費用詳細をチェック 

習い事の実際の費用はどうなっているでしょう?子どもたちの人気を集める教室の中から、音楽教室、水泳教室、英語教室の3つをピックアップし詳細を見ていきます。

音楽教室の費用

ピアノやリトミックなど、音楽教室は習い事の中でも人気が高い傾向にあります。月の平均月謝額は6,000円ほどであり、先生や教室の知名度、受講クラスのレベルなどによっても料金が変わります。入会金は5,000円~10,000円ほどが相場です。ただし、大手など教室によっては、入会金無料や50%OFFといったキャンペーンを実施するケースもあります。なお、音楽教室は月謝のほかに教材や楽譜、発表会などにかかる費用も発生します。習う楽器次第では、数十万、何百万円単位の出費があることも覚えておくと良いでしょう。

水泳教室の費用

水泳はスポーツの中で人気を集める習い事の一つで、月謝の平均額は7,000円ほどです。水泳教室の入会金は3,000円~7,000円ほどで、無料の場合もあります。通常は、週のレッスン回数や、レベルやコース、年齢などによって費用が加算されます。さらに、月謝だけでなく水着やスイミングキャップ、ゴーグルといった諸費用もかかるでしょう。

英語教室の費用

英語教室も人気が高く、月謝の平均額は、週1回40分ほどのレッスンで約8,700円となっています。月謝のほかにも入会金や教材費といった費用が必要です。教室によっては、英検を受けるチャンスがありますが、その際の費用も自己負担となる場合が多いでしょう。

浜松市こども習い事応援事業を利用して子どものやりたいを応援!

「浜松市こども習い事応援事業」について紹介しました。学校以外での学びの機会を確保するため、こういった市の取り組みを活用すれば、経済的負担などを理由に子どもの習い事を断念する必要がなくなります。さらに、子どもの可能性を広げることにも繋がります。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょう。

※1 株式会社ベネッセコーポレーション「小学生の習い事調査」
https://benesse.jp/kosodate/202403/20240329-1.html
※2 ソニ-生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査2024」
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2023/nr_240312.html

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