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【最大100万円!】浜松での家づくりをサポートしてくれる補助金制度を賢く活用しよう

結婚して浜松で新生活を始めるカップルや、子育てなどで浜松市への移住を考えている人たちにとって、必要となるのが「住まい」です。家を購入する、あるいは賃貸するにしても、気になるのは資金面ですね。そんな人たちをサポートするために、浜松市には家を新築、購入、賃貸などした場合に経費の一部を補助してくれる制度があるのをご存知でしょうか。全国の自治体と比べても、浜松の補助は、種類、内容ともに豊富です。今回は、浜松で活用できる住宅取得の補助金制度を5つ紹介していきます。できるだけお金をかけずに、快適なマイホームを手に入れるのが理想。制度についてきちんと理解し、賢く利用して家づくりを実現しましょう。

目次

浜松市まちなか定住促進補助金

出典:photoAC

浜松市は、都市の賑わいや生活サービスを維持するため、効率的な街づくりを目指しており、市内の駅周辺などのエリアを居住誘導区域(まちなか)に指定しています。このまちなかエリアに新たに移り住む人や、多世帯で住む人が、新築、取得、増改築などをした場合に補助金が支給されます。

◎補助条件

・市外、居住誘導区域外、災害リスクエリアから居住誘導区域内への移住である。

・直近1年以内に居住誘導区域に住んでいない。

・申請者の世帯の所得が750万円以下。

・申請後、2週間前後で発行される交付決定通知書の交付後に着手できる。

・世帯人数の合計が2人以上である。

・補助対象住宅に5年間以上継続して住むこと。

・浜松市税や市営住宅家賃等を完納している。

・世帯に暴力団員等がいない。

・他の制度や事業による補助・補償の対象と重複していない。

※3世帯同居等の場合、親世帯の取得は除外し、子世帯の世帯所得が750万円以下。

◎特例・加算対象

3世帯で同居する世帯は、以下のすべてに当てはまる場合、補助金を受け取れます。

・子世帯は、妊婦を含む、小学生以下の子どもと暮らしている。

・親世帯と子世帯は、直近1年以上離れて暮らしている。

・新たに同居、または、直線距離100m以内に近居する。

・同居や近居を5年間継続する。

◎補助の内容

補助限度額新築・住宅取得費用 (対象経費の1/2まで)増築・改修費用 (対象経費の1/10まで)
基本額~50万円~25万円
3世帯同居等の場合~100万円(居住誘導区域外から移転) ~50万円(居住誘導区域内で移転)~50万円(居住誘導区域外から移転) ~25万円(居住誘導区域内で移転)

◎注意点

・契約、着工、住民票異動などの2週間以上前に申請することが必要です。

・予算がなくなり次第終了します。

・同居を考えている場合、世帯総収入が増えるため、介護の補助や保育所の利用において、影響を及ぼす可能性があります。

補助金の対象となる居住誘導区域については、浜松市公式ホームページにある「浜松都市計画マップ」を参照してください。

問い合わせ先浜松市役所都市整備部住宅課
公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/jutaku/matinaka/matinaka.html

浜松市ハマライフ住宅取得費等助成事業費補助金

出典:photoAC

市外からの移住者に住宅取得費用などを補助する制度です。新築や取得、増改築だけではなく、賃貸の場合も敷礼金や賃料(1か月分)などが補助されます。

◎補助条件

・市内への移住から2年以内である。

・申請者には配偶者等がいて、2人とも50歳未満である。

・移住する直前の10年間のうち、通算5年以上市外に居住し、移住する直前に連続して1年以上市外に居住している。

・補助対象住宅が所在する地域の自治会に加入している。

・市内に取得した住宅、または市内の賃貸住宅に5年以上居住する。

・申請者とその配偶者の合計収入が1000万円以下。

・市区町村税を滞納していない。

◎補助の内容

新築 住宅取得・新築住宅の工事費 ・建売、中古、分譲マンションなどの購入費
増築・改修・居住部屋、浴室、洗面所、台所、トイレ、玄関の増設、または改修工事費 ・間取り変更工事費 ・外壁、屋根の改修工事費 ・排水設備、電気設備、給湯設備等の改修・設置工事費 ・床、内装、天井等の改修工事費
賃貸・仲介手数料 ・敷金(退去修繕費、クリーニング費用、鍵交換費用を含む) ・礼金 ・保証金(保証委託料、保険料を含む) ・共益費1か月分 ・賃料1か月分(駐車場使用料1か月分を含む)
引越し・引越し業社、または運送業者に払った費用
その他・自治会費1年分(入会金含む) ・公共水道を除く、飲料水の供給を受ける際にかかる初期費用(中山間地域内への移住のみ対象) ・地上デジタル放送等の共聴施設管理組合などにかかる初期費用(中山間地域内への移住のみ対象)

◎補助額

住宅の新築、購入、増築・改修の場合については、100万円を上限に、かかった費用の2分の1(千円未満切り捨て)以内が補助されます。

◎受付期限

令和6年度受付期限:令和7年2月28日(予算に達し次第終了)

◎注意点

・補助対象になるのは、申請日から直近2年間に要した費用のみです。

・職場からの住宅・引越し手当などを含めない金額が対象です。

・新築・取得の補助と、増築・改修の補助は併用して受け取れません。

問い合わせ先市民協働・地域政策課(移住グループ)
公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamalife/oshirase/hamalifejyutakusyutokuhitouhojyokin.html

浜松市 勤労者住宅建設資金等償還利子補助事業

出典:photoAC

静岡県労働金庫から住宅取得の用を借り入れた場合、その利子に対して最長10年間、補助金を交付する制度です。

◎補助条件

・自らの意思で市内に住み、新築・中古・建売住宅やマンションを購入。

・市県民税額が30万円以下。

・市税を完納している。

・本事業の制度を利用したことがない。

◎補助の内容

利子補助率年0.6%
利子補助対象額50万円以上300万円以内(10万円単位)
利子補助期間最長10年間

◎受付期限

枠が埋まり次第終了です。

問い合わせ先浜松市役所産業部産業振興課 雇用労政担当
公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sangyosomu/juutakushikin.html

天竜材の家百年住居(すまい)る事業費補助金

出典:photoAC

森林管理協議会(FSC)の認証など、指定条件を満たす浜松の天竜材を一定量使用して市内に家を建てた場合、補助金を受け取れる制度です。

◎補助条件

・浜松市のFSC認証林で生産され、FSC-COC認証取得事業者が浜松市内で製材・加工した天竜材を一定量使用して建てられている。

・注文住宅、建て替え、または売建住宅である。(建売住宅、増改築は対象外)

・居住面積が66平方メートル(20坪)以上。

・FSC認証材を主要構造材(土台・柱・梁・桁・大引き・母屋・束・筋違い・間柱・根太・垂木)に80%以上使用し、内装材(床・天井・内壁材)と合わせ、5立方メートル以上使用する。

・使用するFSC認証材は、静岡県の定める「しずおか優良木材」と同等の品質基準を有している。

・住宅の建築は浜松地域材利用促進協議会の正会員または登録会員が請け負う。

・完成した住宅を、見学会等の場として提供できる。

・市税を完納している。

◎補助の内容

1立方メートル当たり2万円が助成されます。(上限40万円)

COC認証取得工務店が建築した場合は、追加で10万円が受け取れます。

◎受付期間

予算に達し次第終了です。

問い合わせ先一般社団法人浜松地域材利用促進協議会
公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ringyou/shinko/forestry/ringyou/index.html

浜松市ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)導入支援事業補助金

出典:photoAC

脱炭素・カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅に太陽光などのシステムや家庭用蓄電池などを導入した場合、かかった費用の一部を市が補助する制度。これらを備える住宅を新築、購入する場合も補助対象となります。

◎補助条件

・申請者が浜松市の住民基本台帳に記載されている。

・自らが居住する住宅に対象のシステムを設置する。(住宅を新築時、新築建売住宅を購入時を含む)

・工事完了日、または工事費や購入代金の支払い手続き完了日のどちらか遅い日が、令和6年4月1日から令和7年3月15日である。

・市税を完納している。

・これまでに同種の補助金制度を利用したことがない。

・暴力団等と関係がない。

◎補助の内容

対象システム※補助上限
家庭用蓄電池80,000円
V2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)充放電設備80,000円
家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)50,000円
太陽熱利用システム20,000円
太陽光発電システム20,000円

※対象システムにおける細かい条件は公式サイトでご確認ください。

◎受付期間・受付時間

受付期間:令和6年5月15日〜令和7年3月17日

受付時間:午前8時30分〜午後5時00分(月曜日〜金曜日)

◎注意点

補助金の交付は、対象システムの設置後です。

問い合わせ先浜松市役所カーボンニュートラル推進事業本部 
公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/shin-ene/smart_hojyo/hojokin.html

補助金制度は利用しないともったいない

浜松で家づくりの際に利用できる補助金制度を紹介しました。補助金が受け取れてお得に家づくりできることはもちろんメリットですが、環境にやさしい家づくりができる、親世帯と子世帯が協力し安心して暮らせる住まいを実現できるなど、他にもメリットがたくさんあります。こうした取り組みを積極的に行っている浜松市。結婚などで新生活を始めたり、子育てで移り住むのに、ぴったりな地域ではないでしょうか。浜松で家づくりの際はぜひ補助金を利用し、素敵な住まいを手に入れてください。

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