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〈聖地巡礼〉名探偵コナンの表紙も飾った、氷工房にはしさんのかき氷を食べに行きました‼︎ 真実はいつも1つ‼︎ この夏は地元の氷を使ったふわふわかき氷を食べに行くっきゃない‼︎

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もうすぐ夏本番、かき氷のシーズンが始まります‼︎ 西気賀にある氷工房にはしさんにお邪魔しました。

6月の梅雨が明けたら夏本番。かき氷のシーズンが始まりますね。皆さんはどのかき氷屋さんが好きですか?我が家は数年前にお気に入りのかき氷屋さんが閉じてしまい…😢。時間があれば年中、浜松市内・近隣のかき氷屋さんをチェックしています。(暇人ですね笑)

さて、そんなわけでこちらのお店に行ってみました。私がずっと気になっていた西気賀にある氷工房にはしさん。

目立つ看板がないので、もう少し引きで写真を撮って外観をお見せしたかったんですが、車通りが激しくこれが精一杯。ページ下部に地図も貼っておきますので興味を持たれた方は参考にしてみてくださいね。

それはそうと、わざとらしく名探偵コナンの単行本を持って写真を撮っているのが気になりますね。氷工房にはしさんは、かき氷がメインの事業ではなく氷彫刻・実演パフォーマンスが専門のアーティスト。氷彫刻専用のドリルを使い、氷の中に花のオブジェを彫刻する技法は、香りまで感じてもらえるような氷の花という意味からフローラルアイスと名付け、日本全国でパフォーマンスをされているんだそうです。

にはしさんのパフォーマンス

そして、にはしさんのパフォーマンスを知った小学館より連絡があり、人気漫画『名探偵コナン』でフローラルアイスパフォーマンスを怪盗キッドがトリックとして使用。更にそのお話が掲載された単行本96巻の表紙には、にはしさんのフローラルアイスの写真が掲載されたのです🎉

我が家のムスメは怪盗キッドのファン。「こりゃ、聖地巡礼だねっ‼︎」ってことで、行ってみる事にしました。

お食事(かき氷・カレー)の方は予約制。ごゆっくり景色と味をお楽しみください。

お店に行くにあたって少し不安だったのが、『予約制』ということ。

氷を扱うアーティストの作るかき氷ですから、ものすごいこだわりがあって、予約を受けてから何日かかけて仕込む…とか、厳格な感じだったらどうしよう…。とか思っていたのですが、電話の向こうの声は優しいおじさんの声。あれれ? 勝手に想像していた印象と違うかも。

お店に行ってみると…ニコニコしたおじさん(にはしさん)が迎えてくれました。サービス精神旺盛でコナンに掲載されたエピソードも丁寧に教えていただけました。ありゃりゃ勝手な思い込みでしたね。ごめんなさい💦

画面中央、ネームの原稿がありますがモザイク処理をかけています。見てみたい方はぜひ氷工房にはしさんへ。

予約制にしてある理由の一つは、駐車場に限りがあること。

そしてもう一つ。小さなお子様(乳幼児のお子さん含め)が一緒だとゆっくりかき氷を食べれるお店ってそれほど無いから、予約制にすることでこのお店に来た時はゆっくりと味わっていただきたいなぁ〜という、にはしさんの心遣いだったのです。


お子さん連れのお客様は、少し客足が落ち着いた14時以降にお座敷の席でゆっくりお食事されるのをオススメします。

私たちがお邪魔した日はあいにくの曇りで…。せっかくの景色が薄暗いですが…。お座敷席から見える雄大なレイクビュー。晴れた日の気持ちのいい景色は大人はもちろん、お子さんも喜んでくれると思いますよ。

今シーズンはもう終わっちゃうかも、6月中旬まではご希望のお客様は自分でかき氷を作らせてもらえます。

「食べて美味しい」それだけでも充分満足ですが、そこに『体験』が生まれると家族の思い出がより強いものになりますよね。この記事を公開する頃には終わっているかも…ですが、6月中旬までは自分でかき氷を作る体験ができます。

家庭の製氷機で作るような氷ではなく、ガガンと大きな氷の塊をスピードの緩急をつけて回すことで、美味しいふわふわのかき氷を作れます。これが結構大変で(慣れていれば1人でできるかもですが)歯車を回す人とお皿を受ける人の2人必要。

親子で一緒にエッチラオッチラ。受けるお皿は冷たくて、全体に均等な山になるように回転させなければならないので重労働です。「ちょっと、綺麗にまわしてよね‼︎」「そこが凹んでるよ。上手にやってよね‼︎」ムスメが檄を飛ばします。

そして、かき氷を実食。ふわふわ〜夢心地。ど真ん中直球勝負の美味しいかき氷〜。

ムスメが作ったかき氷がこちら。パイナップル練乳のかき氷です。

パイナップルソースは先にかき氷にかかっていますが、別な器に練乳とソースがついてきます。ソースや練乳を足しながら食べれるので、途中で味が薄くなったりせずに、最初から最後まで美味しくいただけます。

私が頼んだマンゴー練乳。こちらは自分で作らずににはしさんにお願いしたので、見た目がよりふわっふわですね。

一口食べてみると氷の感触が滑らか。口の中でふんわりと消えていきます。

文章で表現すると変な感じになっちゃいますが「無味無臭の透き通った味だけど美味しい味がする」って感じ。繊細で優しくて美味しいんです。そしてソースもサイコー。果肉たっぷりで贅沢なソースが氷と絡み合います。

最近流行りのSNS映えを先行したような見た目のかき氷ではなく、いたってシンプルな見た目ですが、美味しさへのど真ん中直球勝負な味。最初から最後まで感動する味でした。

こんな食べ方をすると水が残りにくいそうです。参考にどうぞ。

世界に誇れる『地元の製氷の文化』を知ってほしい。氷工房にはしさんの想い。

この記事の前半に、氷工房にはしさんはかき氷の専門店ではなく、氷彫刻・実演パフォーマンスのアーティストと書きましたが、では何故かき氷屋さんを経営していらっしゃるのでしょうか。それは地元の『氷』を皆さんにアピールしたかったからなのです。

通常の場合、製氷会社が作るブランド氷は約2日かけて作るんだそうです。しかし、浜松の2社だけは5日間(120時間)以上の時間と手間をかけて全国トップクラスの氷を作っているんですって。当然コストがかかりすぎるため、通年で作っているところは全国どこにもありません。(しかし、そのうち1社は最近になって会社を閉じられたそう)

浜松といえば、楽器やオートバイをはじめ多くの産業が有名ですが、全国的に優秀な製氷会社があるという事はなぜか全く知られていません。「地元で作られる氷が美味しいことを知ってもらいたい」そういった想いでかき氷を作られているんだそうです。よかったらこの夏、にはしさんのかき氷を食べてみませんか? そしてかき氷の味に感動したら、地元にある製氷会社のことを少しだけ知ってみてください。ずっと美味しい氷の文化がこの地に残りますように。子ども達に誇れる街でありますように。

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