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来年はムスメが作ってくれた蕎麦のように太く長く楽しい1年でありますように。年末恒例の楽しみ行事″どまセン″の蕎麦打ち会に参加してきました。

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年越しといえば蕎麦っ‼︎ ということで年末最後の大イベント。蕎麦打ちを体験してきました。

年越しといえば? バラエティの特番、紅白歌合戦、お節料理の仕上げ、お年玉の準備と、大忙しですね。我が家も大掃除に冬休みの宿題でてんてこ舞いになっておりますが、一息ついて年末最後の大イベント、蕎麦打ち体験に行ってきました。

会場は袋井市にあるどまんなかセンター。通称どまセン。袋井駅から北へ徒歩約10分程度の場所にあります。こちらの建物の正式な名前は『旧中村洋裁学院』といい、かつてこの場所で多くの女学生が洋裁を学んでいました。一部は大正時代の住宅部分が残り、そして昭和の戦後まもなく建てられた校舎は、原野谷川と共に、市民の皆さんの原風景となっています。

旧中村洋裁学校(通称:どまんなかセンター)。ムスメの妨害により上手く撮影できず…
どまセンでは演劇の公演が行われたり…
うどんを作るイベントにも参加させていただきました。

蕎麦打ち会は毎年年末の恒例行事で我が家は2020年(ムスメが5歳の頃)から毎回参加して今回で4回目となります。

「蕎麦打ちって難しいんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、…簡単だとは言わないものの、指導していただける先生の指示を守り、危なそうな場所は親御さんがサポートしていけば、5歳くらいならできるんじゃないかなぁ〜と思います。(大人も子どもも得意・不得意はあるので、各々でご判断ください)

それでは早速、蕎麦打ちをやっていきましょうっ‼︎

「さっさと蕎麦を作れ」という声が聞こえてきた気がするので、早速蕎麦打ちをやっていきましょう。今回作るのは二八蕎麦。2割がつなぎの小麦粉で、8割が蕎麦粉の配分のお蕎麦です(十割蕎麦と呼ばれるつなぎのない蕎麦粉だけで作るお蕎麦もありますが、つなぎがないと簡単に切れてしまうので素人にはとてもとても作れません)。今回使用する蕎麦粉は袋井で作られた蕎麦の実から取られた蕎麦粉を使用しています。

基本の道具は全て用意していただいてます。
けっこう粉が飛ぶのでエプロンは必須。

まずは先生から説明を伺います。ざっくり要約すると「蕎麦は切れやすいイメージがあるから練る人がいるけど最後の工程まで練らないこと。それまでは混ぜるだけ。」ということ。後は指導に合わせてやっていけばOK牧場👍

お店に出すものじゃないし、キチキチとではなくノンビリ楽しみながら作りましょう。

まずは蕎麦粉と小麦粉をふるいにかけていきます。
山を作って少しづつ水を加えては混ぜ混ぜ。また少し水を入れて混ぜてを繰り返します。
だんだんと粉と粉がくっついて塊になっていきます。

さっきまでサラサラだった蕎麦粉に水を入れて混ぜていくと徐々に固まっていきます。先生が「ウサギのウンチくらいになったら丁度いい頃だよ〜」とアドバイスをくれるのですが、我々はウサギのウンチを手に取ったこともなければ見たこともないので…わかりません笑

混ぜるだけから『練り』の解禁。どろんこ遊びみたいに練りまくれっ‼︎

上の章にも書いたように、少しづつ粉同士が固まってくるので、これを大きな団子のように練っていきます。ここからは力仕事。ギュッギュと力をこめながら形を作っていくのはどろんこ遊びのようで、小さなお子さんは楽しめると思いますよ。体重を乗せないとなかなか上手に練れないので、小さなお子さん連れの方は親御さんも一緒にギュッギュ楽しんでください。

定期的に先生がチェックして、アドバイスをしてくれたり、水を少し足してくれます。
力を入れて練りこんでいきます。1年のストレスをここでぶつけちゃえっ‼︎
だんだんと形になってきました。

練るポイントはヒビをなくしていくこと。出来るだけツヤツヤした丸い形(鏡餅のような少し平べったい形状)に仕上げていきます。

ここまで出来たら、隙間が無いようにラップを巻いて一時休憩。手を洗いにいきましょう。(手が蕎麦でベットべトです)

蕎麦を麺棒で伸ばすと、だんだんとお蕎麦っぽくなってきた〜

さて、蕎麦打ち体験も後半戦。先ほど作った蕎麦粉の塊を麺棒を使って伸ばしていきます。まずはまな板に打ち粉をかけて、蕎麦の玉がまな板にくっ付かないようしていきます。

フランス料理のように上品に打ち粉を振るムスメ。そんなパフォーマンスはどうでもいいからさっさと粉を振って欲しい、

蕎麦の玉を押して棒で伸ばして…。また棒で伸ばして…。この作業を見てるの快感なんです。なんか自分自身がマッサージされるみたいで…。そんな事考えるの私だけ?

押して…広げて…
伸ばして…。なんか自分がマッサージ受けてる気分になる。

変な妄想をしている間にどんどん蕎麦は平らに伸びていきます。麺棒を使う時に蕎麦が破けないように気をつけて。厚さを均等にするイメージで蕎麦を回転させながら伸ばして正円に近い形状を目指して作ります。。

いい感じになってきました。

丸い形状になってきたら、次は蕎麦を麺棒に巻きつけて伸ばし四角形にしていきます。

麺棒に巻いてクルクルクル〜♫
この工程を繰り返すと丸く伸ばした蕎麦が四角くなりましたっ‼︎

いよいよ仕上げ‼︎ 最後まで上手に出来るかな??

さてラストスパート。終わりが見えてきました。作業開始からちょうど1時間くらい経ったかな。だんだんと集中力が途切れる頃ですね。ここからデリケートな工程に入るので最後まで気を抜かず。

まずは四角くなったお蕎麦を畳んでいきます。畳むと言っても手で上に持ち上げるとビリっと破けてしまうので、静かに這わせる感じで「そろり」と重ねていきます。

一折り目は麺棒を使ってそろ〜り
二折り目、三折り目は手で折ります。

最後に包丁を使って蕎麦を切るので・す・が。

蕎麦を切るための包丁は重いのと、普段使い慣れていない道具ですので、ふざけていると大怪我をします。ふざけてなくても使い方を間違えるとお蕎麦が血の味になってしまうので、お蕎麦を切る前に一度練習をしてみます。

包丁はギコギコせず、包丁の持つ重みで切っていきます。切れたら包丁を傾けることで板を横にスライドして、また切っていくイメージ。このやり方をちゃんと守っていれば怪我をすることはありません。(包丁が重いので、小さなお子さんは要注意です。)

さて、シミレーションもしたことですし、なんとなく簡単に切れそうな気がしますが、実際にはそうは簡単にはいきません、綺麗に均等な細い蕎麦を切るって本当に難しい。全然上手にできないんですよ。職人さんには全然敵わないですね。当たり前ですが笑

写真だけ見るとカッコいいけど。
まばらなサイズの極太お蕎麦が完成しました〜

さぁ‼︎ これで完成ですっ‼︎

せっかくの手打ち蕎麦。みんなで食べたら幸せ〜

形こそ少し歪ですが「ムスメが作ったぞ‼︎」といった感じの個性あふれるお蕎麦で、私的には100点満点のお蕎麦が完成しました。しかし作ったから終わりではありません。大事なのは美味しくいただくこと。

今回は、少し前にこちらのサイトでも紹介をさせていただいた新春てんぐちゃん展の差し入れとして、遠州天狗屋の坂田さんとツインギャラリー蔵の皆さんと一緒にいただくことにしました。

大晦日の夜に家族と食べるお蕎麦もいいですが、気の合う友達同士で食べるお蕎麦もサイコーです👍

「蕎麦打ちしたんだ〜。すごいね。」「美味しいよ〜」と言ってもらって、ムスメもまんざらではない様子。同じ釜の飯を食べる仲とは言いますが、一緒にご飯を食べるという事を通して、より深いコミュニケーションができる気がします。今年1年のニュース、来年の目標。色々おしゃべりしながら食べるお蕎麦。美味しかった。ごちそうさまでした。

今年の子育てブログの更新はこれで終わりかな〜。ムスメが作ってくれたお蕎麦のように、太く長く来年も色々なお楽しみ情報を発信していきたいと思うので応援してください。


そうそう、大事な事を言い忘れてました。こちらの蕎麦打ち体験を含め、どまセンで行われるイベント情報は、下記SNSに(全てではないけど)情報が掲載されますので、チェック&フォローしてみてくださいね〜。

それでは良いお年を〜♫

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