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子どもの”かんかく”を大事にしようっ‼︎ おもしろい家具があったよ。『かんかく家具』みーつけたっ‼︎

目次

ヘンテコな形のおもしろ家具発見。これはなんだ〜⁉︎

こんにちは〜。いつも記事を見ていただいてありがとうございます。私も子育て世代ですが、こうして文章を通し、お子さんを育てている皆さんのお役に立てれているかなぁ〜。何か子育てについて面白い情報はないかなぁ〜と日々地元のアレコレを探しながら生活しています。

ライターをやっていて面白いことの一つは、取材先で新しいモノゴトに出会えること。やっぱり子育てしていると目の前にある事で手一杯になってしまいますね。それが普段行かない場所に行って人と話す事で「へぇ〜‼︎ 地元にこういう会社もあるんだ〜」と”知るキッカケ”がいっぱい転がっていて、浜松って自分が思っているより面白い会社や人がいっぱいいるんだなぁ〜と、そのたびに感心します。

さて、前置きが長くなりましたが、先日卸本町にある『ことゆく社のことゆくraccu』の取材をさせていただきました。

〈リンク:大事な子どもの身体のためにも、軽くて丈夫なランドセルを与えたい。子どもに向き合ったランドセル『ことゆくraccu』をご紹介します。〉

その際、ムスメと一緒に『ことゆく社』のショールームにお伺いしたのですが、そこにちょっと変わった形のテーブルやスツールが…。

楽しそうな家具発見‼︎ ウチのムスメはすぐに座って楽しんでいました。

光に集まる虫のように…って例えるのはムスメに失礼ですね笑。楽しいものを見つけたと一目散に駆け寄って遊ぶムスメを見て「こちらの家具ってどちらの会社が作られたんですか?」と取材そっちのけで聞いてしまいました。「ランドデザインさんという浜松の建築事務所が作られたんですよ」と教えていただき、早速アポを取り取材にお伺いしてきました〜。

子どもに真摯に向き合って『つくること』を大事にする、ランドデザインさん。

お話しを聞かせていただいたのは、株式会社ランドデザイン 代表取締役 河野さん。普段はこういった建築事務所にお伺いするなんて無いので緊張しますが、世間話のような感じから仕事の奥深い話まで聞かせていただきました。

ランドデザインの皆さん

ところで『建築』って馴染み深いですか? 正直私は縁遠い世界な気がしていました。だけど今住んでいる家も、買い物に行く商業施設も全て『建築』という仕事が関わっています。

そして幼稚園や保育園は、子ども達が成長していく大事な時間を長く過ごす大事な場所。ランドデザインさんは幼児施設を数多く手掛けられている建築事務所なのでした〜。

子どもの育む環境とは…、安全の配慮は「未来への配慮」。

そんなランドデザインさんが手がける幼児施設。さぞや優しい作りで安全で、先生方が子ども達を常に見て気にしてあげることができる。そんな建物を想像していましたが…。素敵なのは素敵ですが建築をするうえでのコンセプトは、私が考えていることとはむしろ逆でした笑。

こだわっているのは、子どもが育む環境。安全ばかりを優先し行き過ぎた環境は安全で快適だけれど、子ども自らが危険を察して自分の身を守る術(すべ)を奪ってしまっているようなものです。大人が子どもたちから危険を遠ざけることだけが配慮ではなく、子ども自身を守る力を、さまざまな体験を通じて身につけていく、寄り添って育てる「未来への配慮」が最も必要なことと考えられているそうです。

れんりの子(保育園)
風の森保育園

子どもたちが過ごす園舎は、大人が「管理しやすい」場とするだけでなく、子どもたち自らが「遊びたくなる」場であることが理想。子どもたちは空間を論理ではなく「感覚」で把握します。「子どもの脳は肌にある」というくらいに子どもは触れながら空間を感じていきます。子どもたちが触れる部分はできるだけ木材を使用。構造自体も木造にして現し(あらわし)にすることが多いです。子どもの自由な発想で遊びがつくられ、空間がつくられていく。そんな、子ども自身が「やってみたい!」となる「場」こそが、感性を育む場となると考えていらっしゃるそうです。建築用語として「現し」とは、構造材が見える状態のまま仕上げる方法のことなんだそうです。)

たんぽぽ保育園
障がい者施設 みどりの樹

他にも色々とお話を聞かせていただきましたが、どのお話も子どもたちを信じ、建築という手段を使って、子どもが自然と身体で学ぶことのできる場所を作っているんだなといった印象を受けました。

子どもの感覚を大事にしよう。かんかく家具。

さて話は元に戻り、ことゆく社で見つけた家具は『かんかく家具』という名のブランド。「ドーナツタイプ」と「ポリゴンタイプ」の”色彩テーブル”。ゆらゆらゆれる”ゆらゆらスツール”があります。

●組み合わせて楽しい”色彩テーブル”

色彩テーブル(ドーナツタイプ)

色彩テーブルは組み合わせを楽しんで。交互に繋げてくねくねした道を作ってみたり、まぁるく対面させてドーナッツにしてみたり。六角形や八角形にして形の面白さを体験してみたり。

色彩テーブル(ポリゴンタイプ)

写真に載っている並べ方が正解ってわけじゃありません。子どもが自由に形を変えて体験を通して学んでいくことが正解。別にテーブルとして使わなくたっていいんです。乗ってみたり重ねたり、くぐってみて感じ取ってくださいね。


●揺らいで楽しい”ゆらゆらスツール”

座るだけで揺れて楽しいゆらゆらスツール。形状や角度を何度も調整し絶妙なゆらぎを生み出すことに成功しました。落ち着かない、行儀が悪いだなんて言わないで。揺れているだけで心地よくリラックスができるんです。


●豊かなカラーリング

ノルディックレッド
リーフグリーン
オリーブグリーン

木の色みをそのまま利用したナチュラルカラーの家具もいいけれど、子どものころから豊かな色彩に触れることで色彩感覚が自然と養われて行くものです。人工的で単純な赤や青ではなく自然からイメージした落ち着いた色みのカラーを揃えました。

マッシュルームホワイト
カスピ海ブルー
ナチュラル(天然㈭)

●天然素材リノリウム

ここで一番大事なこと。子どもが直接触れるものは安全な素材であって欲しいですね。かんかく家具で使われている素材『リノリウム』。聞き馴染みの少ない素材ですがその主な原材料は、亜麻(あま)という植物の種。そこから油を採取し樹脂を作りそれが主成分となるんですって。亜麻の油は抗菌性が高く子どもが使っても安心の素材なんだそうです。

子育てについてお聞かせいただけますか?

色々なお話を聞かせていただき、浜松でこのような視点で子どもに関わっている会社があるということにとても心強く感じました

ところでふと気がついたのですが、私がKOSODATE BASE hamamatuでライターをやり始めてから今までに何人かの方にお話を伺う機会があったのですが、男性の方にお話を聞くのはこれが初めて。せっかくなので「父親という目線で子育てについてどのように向き合っているのか。」というすごくざっくりで申し訳ないのですが質問を投げかけました。

「僕は、子育てしてるっていうほどちゃんとしてないから」と河野さん。

ニコニコ真剣な河野さん。子どもについて、仕事について。いっぱい教えていただきました。

子育ても仕事に対しての向き合い方も一緒。親が子どもに”教育する”のではなく、子どもを信じてのびのびとやりたいことをやらせる。親も自分の人生をちゃんと楽しみ、その姿を子どもに見せることで「大人って楽しそうだな」ということを見せて感じさせることが必要じゃないかな。とおっしゃられていました。

そう、親がつまらなそうだと、子どもだって大人になるのが嫌になっちゃいますもんね。もちろん親として子どもの成長に目を向けながらも、お互いに人生を楽しんで行くことが必要だなと感じました。

子どものかんかくを大事にする会社。ランドデザインさんとかんかく家具。浜松にこんな面白い会社がありました。個人での購入はもちろん、幼児施設での購入も受け付けております。興味のある方。ぜひ下記のHPよりご連絡くださいね。

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