以前ご紹介した「おもしろ健康教育研究所」、通称おもけんは性教育の講座も開かれています。
≫おもしろ健康教育研究所の楽しい講座「健康力を育てる子育て」♪
娘は現在6歳。夫婦で少し前から性教育のことを考えるようになりました。
そこで、おもけんのリプロダクティブヘルス&ライツ講座「うちの子 そこまで知ってたの?」に取材に行ってきました。
対象は、思春期の子ども(小学校高学年~高校生)を育てている人、または関わりのある活動をされている人、子ども本人の同席も可能(中学生以上)だそうです。
あいホールで予定されていましたが、コロナウィルス感染拡大防止のためオンラインで開催することになりました。
Zoomでの受講は初めてのことで、不慣れながらも参加してきました。
講座のタイトルになっている、「リプロダクティブヘルス&ライツ」ってどんな意味?って思いますよね。
人が生涯にわたって差別と強制と暴力を受けることなく、性と生殖に関して身体的、精神的、社会的に良質な健康環境にあることをリプロダクティブ・ヘルスといい、またその状態を享受する権利をリプロダクティブ・ライツという。(wikipediaより)
初めて知りましたけれど、子どもにも教えたいと思いました。
この内容を踏まえて、講座の紹介をさせてもらいます。
今回も、伊藤さん(所長)と高橋さん(福☆所長)のお二人です。
講座では、グループに分かれて話し合ったり(希望者のみ)、その後は全体でシェアする時間もありました。
「大学生の主張」では、現役の大学生のお話を直接聞くことができました。
身近に大学生の子はいませんし、いたとしても性のことをオープンに話せることは少ないと思います。
こんな機会はなかなかありませんので、リアルな現状を聞ける貴重な時間でした。Zoomならではですね!
その大学生の方が、私たち大人に望んでいることは「性の話をタブーとして扱わないでほしい」 ということでした。
言われてみると、子どもに性の話題は避けがち…。
大人が”言ってはいけない事”として扱えば、子どもたちもそう思ってしまいますよね。
子どもだけで対処できないことがおきても、大人に相談できなくなってしまいます。
今ではわからないことをネットで調べることは当たり前ですが、ネットの情報は不確かなものが多いです。
子どもが間違えた情報を鵜呑みにしてしまうのは危険です。
大人が正しい知識を教えないといけませんし、子どもたちの情報を見分ける力も育てていきたいです。
直接教えるのは難しい…(自分も教えてもらっていないから)という方も、
「このサイトを見てみたら」と言ってあげるだけでもいいと思います。
こちらがおすすめだそうです。≫Dr.北村のJFPAクリニック
講座は90分間でしたけれど、終了後に通常の性教育講座はこんな風にやってます、というのを見せてもらいました。(延長タイム)
ここで、DJ.サワコさんの登場です~!(待ってました!)
高校生からのキワドイ質問にDJ.サワコさんが軽快に答えるコーナーを見せてくれました。とってもフレンドリー(笑)
そして、おもけんと言えば「すごろく」もそうですよね!
前回の「子育てやらかしすごろく」と同様に、性教育版もあります。
その名も「アオハルすごろく」! アオハル=青春ですね♪
ホームページでは動画ですごろくの紹介と、実際に遊んでいる様子が載っていますので、見てみてください~。
すごろくは入手できますよ!≫「アオハルすごろく」はこちら
性教育版「アオハルすごろく」
お話を聞いたところ、学校での性教育は私の時代からあまり変わっていないように思いました。
現状の義務教育では不足しているのなら、家庭での必要性を更に感じます。
性教育をすると性行為をする生徒が増えるのではという懸念が、日本では今もずっとあります。
性教育の先進国フランスでは、5歳からカリキュラムがあるそうです。
コミュニケーション→人権教育→性知識
というのを全部合わせて性教育になります。
性の知識を教えるのが性教育ではないんですね。
だから性教育は人権教育と言われているのだそうです。
自分も相手も尊重するということを教えるのが性教育なら、性教育をしないほうが心配だと思いました。
最後に思春期の子どもたちへメッセージが送られました。(下の画像)
「知識と勇気を持って、自分で決めてほしい。
失敗は流されることだから」、と仰っていました。
家庭でも性教育が必要となると、扱うのが難しい内容ですから負担に思われるかもしれません。
でも、お母さん(お父さん)だけで抱えなくていいんです。
おもけんさんがいてくれます!
おもけんの講座は笑いがありながらも真面目に、体当たりでやっていらっしゃるのを感じます。
性教育に関心を持たれましたら、ぜひ一度おもけんの性教育講座を聞いてみてください。
思春期のお子さんがいらっしゃれば、一緒に参加してみるといいですよ。
性について話し合うキッカケになります。
●今後の開催予定はホームページをご確認ください。
●講演のご依頼はメール(omoken5209@gmail.com)、またはホームページのフォームからお願いします。