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こんな時だから考えるお金のコトーー空前の大バーゲンセール開催中?

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FMハロー!で放送された「カネラジ〜お金の話をするラジオ」の一部を文章におこしました。

FP鈴木:コロナショックで大変な中、家計の見直し、っていうと守りのイメージが強いかと思いますが、実は攻めに転じることを考えてる人も出てきてるんですよ。

小川:攻めに、というとどういうことですか?

鈴木:新型コロナウィスルの影響で今、世界的に株価が暴落してますよね。

これって言い方不謹慎に聞こえるかもしれませんが、空前の一大バーゲンセールという捉え方も出来るんです。

小川:バーゲンセール!と聞くとじっとしてられませんね!

鈴木:日本経済新聞の記事だと、2月頃からインターネット証券会社の口座開設が増え始め、口座数がSBI証券で500万件、楽天証券でも400万件を突破したそうです。

新規開設の7〜8割は初めて投資をしたいという初心者だそうですよ。

小川:そうなんですね!景気が悪い悪いと、悪いイメージしかありませんでしたが、そうやって行動に移してる人もいるんですね。

鈴木:これこそ「したたか」という感じですね。リスクを正しく理解して正しく行動した人と、何もしなかった人では騒動が収まった時に差がジャンジャン開いちゃいそうですね。もちろん投資なら何でもいいというわけではありません。自分にあったルールを決めて、自分にあった運用をしていくことが大切です。

積立投資でリスクを分散しながら

FP鈴木:投資、というと「怖い」と連想される方も多いかと思います。

確かにこんなに株価が乱高下している中で何をどう買ったらいいか、判断しづらいですよね。

パーソナリティ:収入も減るかもしれないのに、貯蓄も減っちゃうのはちょっと怖い!

FP鈴木:ホントですよね。

でも、投資の基本である「積立投資」という手法を使えばリスクは分散する事ができるんです。

パーソナリティ:「積立投資」、よく聞きますよね。

FP鈴木:はい、値段が上がっても下がっても関係なく、毎月1万円!と決めたら同じ金額を継続的に投資していく方法です。

これならこれから値段が下がっていく可能性がある局面でも、リターンが出やすくなります。

この方法だと、相場が上がり続ける時より一旦下がってまた上がる、という動きをしたほうがリターンが大きくなることもあるんです。

パーソナリティ:相場が下がってもOK、なんてこともあるんですね!

FP鈴木:過去にもリーマンショックの時に大きく相場が下がりましたが、リーマンショックをまたぐ2006年から2016年の間の10年間積立投資を続けていたら63%も資産が増えた、ということもありました。

パーソナリティ:63%も!そんなに増えるんですか?

FP鈴木:はい、この情報を正しく理解されれば、証券会社の口座数が増えているのも納得できるかと思います。

ピンチはチャンス!

始めるチャンス!

と考えている人が、それだけ多いということですね。

積立NISAやideco、変額保険など自分にあった方法で

パーソナリティ:具体的には、何から始めたらいいんですか?

FP鈴木:今でしたらつみたてNISAやidecoを検討するといいでしょう。

どちらも一定額をつみたてていく制度ですので、自動的に積立投資になります。

つみたてNISAは利益に対して最長20年税金がかからないという優遇があります。

idecoは支払った金額が控除となって、働いて収める税金の一部を戻してくれるという仕組みがあるので、税金が戻る効果は高いのですが60歳までは下ろせないことがポイントです。

どちらも証券会社などに口座を開く必要がありますが、ネット証券がお薦めです。

投資する商品についても、ある程度絞り込まれているので失敗しづらいようにできています。

手数料が安い「インデックスファンド」の中から選べばより安心でしょう。

パーソナリティ:証券会社に口座をひらく、というとちょっと面倒という人もいるかも知れませんね。

FP鈴木:生命保険会社が販売している「変額保険」というのも、積立効果が期待できる商品です。

これなら口座を開かなくても始められますし、合わせて保険の見直しできればさらに家計の体質改善になることもあります。

こうした情報って実はすごく大切なんですが、今回は新型コロナウィルスの影響で外出自粛という状況ですから、私の事務所でもこうしたお金のセミナーですとか全然できないんですよね。

パーソナリティ:そうですよね〜。いろんなイベントも軒並み中止になってますしね。

FP鈴木:そこで、私の事務所でもインターネットを使ったオンラインでの相談を受け付けられるようにしました。

パーソナリティ:インターネットで!どんな風になるんですか?

FP鈴木:カメラ付きのパソコンやタブレット、スマホなどを使ってビデオ会議のシステムを利用して面談をします。お互いが画面に写ってテレビ電話のような感じですね。

通常の相談のように予約をしていただいて、決まった日にお互いログインして打ち合わせします。

見てもらいたい打ち合わせの画面なんかも一緒に見られるんですよ。

小川:すごいですね〜!でも、お子さんが小さいご家庭とかも、自宅で相談ができたら便利ですよね。

鈴木:これも「ピンチがチャンス」になるかもしれませんね。いろんなことにチャレンジするチャンスと思って、手探りですが楽しんでやっていきたいです。

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