浜松市中区の住宅地に佇む、和のお店「いたくら」
華道や茶道って、敷居が高いもの。
なんていうのは、昔の話。
華道・俳句などは、今やゴールデンタイムのテレビでバラエティ番組としてコーナーになっていて、若い世代から「やってみたい」と興味を向けられているみたいですよ。
女性のみなさん、「畳の部屋で華道や茶道をやってみたいなぁ」と、一度は思ったことありませんか?
私は何度もありました(笑)
でも、なかなかその一歩が踏み出せないんですよね。
お作法が分かっていないとできないのかな?
着物なんて持っていない。
茶道って難しそう、でも抹茶は好き。自分でできないのかな?
浜松駅からほど近い浜松駅南の住宅地に佇む花器・茶道具専門店の「いたくら」で、お話を聞いてきました。
キレイな白壁の建物が「いたくら」さん
華道教室でオススメされたのが花器・茶道具「いたくら」
長年あこがれていた日本の文化が、茶道と華道です。
実は、先月から華道教室に通うことにしました。
浜松市内には様々な流派のお教室があり、詳しく調べてみると、それぞれで時間帯や教室の形態が違いました。
毎月〇曜日〇時から〇回。という月謝制の教室、
毎月この日にお教室を開きます。という単発の教室。
私は平日昼間に単発の教室がある方が都合が良かったので、池坊の「花遊人」へ入会しました。
お道具など選び方も全くわからなかったため、初回はすべて里中先生にお借りすることに。
終了後、先生から「浜松市中区にある『いたくら』さんで全部揃えることができますよ」とアドバイスをいただきました。
初心者の私たちにもやさしく教えて下さる里中先生
わからないことが全部わかる「いたくら」の安心感
考えたら華道なんて初めてなので「買い物をするにも、何が必要なのか、何がどう良いのか? そもそも何を質問したらいいか分からない」事に気づきました。
でも、いたくらで「『花遊人』に入会した華道初心者です、お道具を揃えたくて伺いました」と自己紹介(?)したところ、「はい、里中先生のところね。池坊ですから、この鋏の形ですね」と、すいすい話が進みます。
流派によって使う鋏が違うことを初めて知りました……!
しかも、鋏ひとつとっても、何種類もあるんです。これはお店の方に聞かないと分からない世界。
ちょっと恥ずかしかったけど、「初心者で何もわかりません」と自己紹介してよかった(笑)
鋏は、教室の先輩がお持ちになっていた袋入りの物が便利だなと思っていたら売っていたので購入しました。
華道のお道具が全て揃う店内
生け花教室って、終わった後はその花を持ち帰って、自宅に飾るんですよね。
そんなことも念頭になかったので、器や剣山の相談もすることに。やはり、流派や生けた花がどんな形式かによって、選ぶお道具が違ってくるみたい。
生け花の花器というと数万円のものを思い浮かべてしまいますが、「いたくら」に置いてある花器は数千円台のお手頃価格の器が多く、ちょっと安心しました(笑)
花器の種類が多いので、選びやすかったです。
むしろ花器の沼にハマりそうな予感すら……!
大きさも形も様々な器。いたくらさんと相談しながら購入してみて
気軽に、そして、なにより手軽に始めてみたい! 「抹茶はじめるセット」
梱包していただいている間に、店内をぐるりと散策してみました。
「いたくら」は茶道や一般の茶器などの茶道具も多く、見ていても楽しい品ぞろえ。
こちらも、比較的お手頃な価格のものが並んでいるなという印象でしたよ。
ふと棚を見たら「茶道やってみたいの第一歩 抹茶はじめるセット」なるPOPが。
ステキな茶道具が並ぶ店内
「最近、茶道教室に通うほどでもないけど、自宅で抹茶を点ててみたい。という方がとても多いんです。必要なものをセットにして、気軽に茶道を楽しんでいただきたいと思って」とのこと。
価格もお手頃です!
女性の人気スイーツには抹茶味が多いですし、そもそもの抹茶に興味を持つ方が増えてきているんですね。
そういえば華道教室でも伺ったのが、「忙しくて自分を見失いがちなほどのお仕事の方が、ここに来ることで、静かに己と向き合える。それが癒しになっているのでは」。
私たちママも普段、子どもの世話に仕事にと、落ち着くことなく振り回される日々を過ごしていますよね。
日本の伝統的な文化で、心穏やかな時間が持てたら。
そういう時間を持つことが、私たちにも必要なのかもしれませんね。
とてもお手頃な抹茶はじめるセット
子ども向けのお茶碗もありました
店内には、子ども向けのお茶碗もありましたよ。
とても可愛いです!
この他にもお湯のみや、可愛い絵柄がついた陶器が。
普段使いにもいいですし、プレゼントにもいいかも!
しっかりとした手ざわり・質感の子ども茶碗
まずは「いたくら」で相談を。気軽なお店です
私が「いたくら」を訪れた時、次々とお客様が来店されていました。
お茶碗やお道具を見て頷いている方がいたり、あるいはお店の方とおしゃべりを楽しまれていたり。
お店の方々は気さくに色んなことを教えてくださったので、とても助かりました。
「いたくら」では、今は来年の干支「子(ねずみ)」の茶碗を取り揃えているそう。
季節の移ろいを感じに伺うのも、いいかも。
華道や茶道の世界にふれてみたくなったら、そして日本の伝統の文化に癒しを求めたくなったら、まずは「いたくら」に立ち寄ってみてくださいね。
花器・茶道具専門店いたくら
静岡県浜松市中区中島一丁目17-5
営業時間 10時~18時(日祝日は17時まで)
定休日 第2・4・5の日曜日
いたくらで癒しの時間をどうぞ