一昨年の9月。浜松城公園で演劇をやるという話を聞いて家族で見てきた『劇団どくんご』。
今年の10月12日・13日にも浜松城公園芝生広場で公演を行うということで、劇団どくんご浜松公演実行委員のタテイシさんにお話を伺いました。
劇団どくんご公演実行委員は全国で公演する劇団の代わりに、各地元で宣伝をしたり公演地の手配をされる方々だそうです。
劇団どくんごはテント芝居という形態の劇団。
テント芝居、というのはあまり馴染みの無い言葉でしたが、公園や神社・お寺・駐車場にテントを建てて公演する劇団ということで、サーカス小屋のイメージが近いかもしれません。
どくんごは自前のテントをトラックに詰め、九州から北海道へ、また北海道から九州へと半年かけて旅をする劇団。
その公演地も35箇所!?とほぼ全都道府県を網羅するように日本中を旅しています。
公演もテントなら宿泊もテント。
春(4月)に始まり、夏の猛暑や台風などにぶつかりながら、冬(11月末)に旅が終わるという話を聞いてビックリ!!そんな旅劇団ってあるんですね~!
一昨年の公演では、劇場には様々な年代の方がいらっしゃり、お子さんもチラホラ。
イメージから「怖くて難解な演劇かな?子どもは大丈夫かな?」と心配していましたが、公演が始まる前に役者さんから「どくんごの舞台はストーリーがないから」と言われ、劇がスタートしたら「なるほど」と思いました。
話の筋はないけれど、次々に舞台転換をしていって夢の中に連れていかれるようで、大人も子どももじっと舞台に見入っていました。
どくんごメンバーによる演奏で始まって、役者さんの不思議なセリフや身体の動きに、みんなで笑ったり演技や照明に息をのみ、最後は歌で終了。
あっという間に楽しい時間が終わった印象でした。
劇場ではなく、屋外に設置されたテントで公演するのにも意味があって、公演中にテントが形を変えていき…。
…これ以上書くと、公演にいらっしゃる方の楽しみが減ってしまうのでやめておきますね。
公演が終わったあとは、役者さんやお客さんも一緒に舞台にあがって打ち上げが行われます。
役者さんと一緒に写真を撮ったりお話をしたり、テントをゆっくり見たりもできます。
お芝居の余韻を残したままなので、初めて会ったお客さん同士で話に花が咲く事もしばしば。帰るのが少しさみしくなってしまいます。
(打ち上げは参加無料です)
普段見る浜松城公園にテントが建つ姿は、ちょっと怪しくて不思議で異空間の入口みたいです。
想像力とイメジネーションの演劇の世界、「劇団どくんご」。ぜひお越しください。
※記事内の写真は、今回の公演でないものもあります。
劇団どくんご 浜松公演『誓いはスカーレットΘ(シータ)』
10/12(土) 18:00開場 18:30開演
10/13(日) 18:00開場 18:30開演
前売・予約 3,000円
当 日 3,500円
中高生 1,500円
小学生 500円
【問合せ先】
劇団どくんご浜松公演実行委員 タテイシ
Email h_tateishi@icloud.com
URL http://www.dokungo.com/