最近、本を読んでいますか?
ネットで情報が入手できるようになってますます本離れが進み、町の本屋さんが閉店してしまう……という話もよく聞きます。
でも、子どもが生まれて初めて手にする本ってアナログな絵本。
インクや紙の匂い、本の手触りを、子どもと一緒に手に取って確かめることができる、そんな町の本屋さんは子育て世代にも重要ではないでしょうか。
浜北の遠州小松駅を東に徒歩5分、マンションの一室(ハピネスマルカ203号室)。
扉を開けると、そこにフェイヴァリットブックスLがあります。
以前は「フェイヴァリットブックス」という名前で、すぐ近くの店舗で営業をされていましたが、残念ながら閉店。その後も続けてほしいというお客さんの要望があり、今のマンションにお店を移し、名前を「フェイヴァリットブックスL」にされたそうです。
(Lの意味をお聞きすると、いろいろな意味があるそうです。Lで始まる素敵な言葉、たくさんありますよね。Life、Like、Love…♪)
マンションの一室ですから、本屋と聞いて想像する店内とはちょっと違います。
畳の部屋にはちゃぶ台があって、子どもと一緒に絵本を読んだり、ドリンクを飲みながら、家にいるときのようにくつろぐことができます。(娘は絵本も読みますが、巨大なムーミンと遊んだりとおおはしゃぎ)
こちらの棚に置かれている本は、絵本や料理など、主に家庭向けのものです。
(オリジナルTシャツも販売されています♪)
別室には、哲学、小説、ノンフィクションなどの本がジャンルの垣根を超えて置かれています。
どの本も店長の髙林さんが選んで関連付けて並べてありますので、ひとつの本から隣の本へのつながりも発見できるかもしれません。
じっくり棚を見ていると、「何か面白そう」って惹かれる本に出会える、そんな魅力がフェイヴァリットブックスLにはあります。
さらに、音楽好きな髙林さんのセレクトしたCDも置いてあります。(地元ミュージシャンのCDも置かれてて、普通のCDショップにない”発見”も楽しいですよ♪)
髙林さんにおすすめの絵本を聞いてみました。
すごく悩まれて出してくださったのがこちらの絵本。
「さいごのぞう」作・絵 井上奈奈
ぞうが絶滅危惧種って知っていましたか?
最後の一頭になってしまったぞうのお話なので、楽しい内容ではないのですが、洗練された絵と構成に魅入ってしまいました。
子どものころはわからなかったお話も、大人になって読んだら意味がわかるということがあります。テーマは少し難しいですが、子どものときに情緒のあるものに触れるという経験も大切ですよね。
ぜひ手に取って読んでみてください。
定期的なイベントも開催されています。
毎回テーマを変えて、自由な対話の場【favorite talking】が定期的に開かれています。
以前に行われた、お子さま連れ歓迎の「ゆる~く子育ての話しませんか」などは、子育て中のお母さんとベテランママさんがおしゃべりしながら、息抜きや情報交換をする場になったそうです。
また、5月19日(日)には【浜松古本市 and MORE!】が、ゆりの木通りで行われます!
紙芝居や絵本の朗読、本のくじ引きなど、本を売るというよりも本好きの人やそうでない人も一緒に楽しもうというイベント。
古本市の代表は髙林さんがされていますが、フェイヴァリットブックスLで出会ったメンバーで作り上げたイベントだそうです!
前回好評だったため、今回は2回目の開催です。足を運んでみてください~。
こういったイベントも見逃せませんね!今後の予定は、ツイッターをご覧ください。
マンションの一室!?入りづらそう!?常連さんだけの店!?
そういう声を聞くこともありますが、お客さんは子育て世代の女性客も多くて安心できます。
楽しみ方は自由!初めて会ったお客さん同士が本というきっかけで話をしたり、コーヒーを飲んで読書タイムを満喫する方もいらっしゃいます。
一度扉を開けたら、新しい「Favorite=お気に入り」を見つけることができるかも♪
フェイヴァリットブックLさん、ぜひ行ってみてください~。
フェイヴァリットブックスL
静岡県浜松市浜北区中条1490-1 ハピネスマルカ203
TEL 053-586-5004
mail takabayashi@favoritebooks.jp
営業時間・定休日はホームページをご確認ください。