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「ママ、“関所”ってなに?」と聞かれたら…どうする!?

目次

歴史の苦手なママが、小4に『関所』を知ってもらう方法を考えてみました!

わが家の長女さんは小4。

先日、国語の教科書の中に『関所』という言葉が出てきました。

その単元は「漢字」についての内容なので、意味が分からなくても、『関所=せきしょ』という読みができればそれでOKなのですが。

「ママ、“関所”ってなに?」

聞かれちゃいました…

1) 「パパに聞いてみれば?」とパパに押しつける

2) 「難しいから今は知らなくてもいいと思うよ」とごまかす

3) 「・・・」聞こえないふりをする

色んな選択肢が頭をよぎりましたが。

——『関所』といえば、近くにあるじゃない!

百聞は一見に如かず。

長女さんの疑問を解決すべく、行ってきました♪

じつはすごい場所!―『新居関所』—

湖西市新居町にある『新居関所』。
知ってはいるけれど行ったことはないなぁ…
そんな人も多いかも。

でもじつはここ、
歴史的にも、文化的にもすごく重要な場所なんだそうです!

◎1600年に徳川家康によりつくられた
◎全国53ヶ所あった関所の中でも特に重要視された四大関所(新居・箱根・碓氷・福島)の一つ
◎全国で唯一現存する関所建物として「特別史跡」に指定

そんな貴重な史跡だったとは。
(長年、浜松に住んでいるのに知らなくてごめんなさい…)

絶対聞くべき!案内ガイドさんのお話

建物内に入って、見学をすることもできます。

当時の様子を再現した人形や、自動で流れる音声ガイドなどもあり、関所のことがよく分かるよう工夫されていました。

でも…
子どもたちや、歴史苦手な私にはやっぱり難しい。

そこに力強い助っ人登場!
関所を案内してくれる“ボランティアガイドさん”。

ガイドさんをお願いするのは原則予約制だそうですが、下調べをしないで来てしまった私たち…。
この日はGW中ということでちょうどいらっしゃり、案内してもらうことができました。

分かりやすい!

なるべく子どもにも理解しやすい言葉を選びながら、関所の役割や、歴史的な背景、当時の様子について、詳しく解説してくれました。

関所のこと以外にも、
◎江戸時代は髪型を見ればその人の職業が分かる!
◎旅人が楽しみにしていた東海道の三大名物とは!

そんな親しみやすいお話もしてくれて、長女さんも興味津々で聞いていました。

(ちなみに東海道の三大名物は「新居の鰻蒲焼」「丸子のとろろ汁」「桑名の焼蛤」だそう。時代は変わっても、美味しいモノは変わらない~)

「今は全部は分からなくても、これから先、歴史の勉強をするなかで『あの時、関所でこんな話聞いたな』って思い出してくれればいいからね^^」

ガイドさんのそんな言葉が印象的。
新居関所に来てみて、よかったな。

↓「新居関所」や「新居宿」、「江戸の交通資料」などが展示してある史料館もあります

【ママ向け】『関所』ってこんな場所。

それでは、まとめの時間です。
今回、新居関所に行って分かったことを、まずは自分なりに言葉にしてみます。

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注)
・もっと古い時代にも関所はあったようですが、今回は江戸時代の関所についての内容になります
・私と違って、歴史の授業をまじめに聞いていた方は読み飛ばしてください
・内容については、正確でない点もあるかもしれません。どうぞ温かい目で見守ってやってください
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★関所とは?

江戸を守るため、江戸につながる各街道の重要な場所につくられた施設。
(ちなみに『新居関所』は東海道のほぼ中間にあり、しかもこの先は海を渡らなければ進めなかったため、人や物の行き来を監視するのには最適の場所!)

★何をするところ?

東海道を通る人や物を調べる。
キーワードは「入鉄砲に出女(いりでっぽうにでおんな)」

「入鉄砲」=江戸に持ち込まれる鉄砲
鉄砲をつかって江戸幕府に反逆されないよう、厳しく調べられた。

「出女」=江戸から出る女性
江戸幕府は、各地の大名の妻・子女を人質として江戸に住まわせていた。
その妻・子女が帰国・逃亡してしまうことがないよう、厳しく監視した。

男性の場合は名前を聞く程度で通ることができたのに、女性は「通行手形(女手形)」がないといけなかった。

女性を詳しく取り調べる「改め女(あらためおんな)」と呼ばれる女性もいた。密書を隠していないかを調べるために、結った髪をわざわざ解かせることもあったそう。

子どもに説明してみよう!

今あるものに例えるなら、
関所は「空港の検問所」
手形は「パスポート」

というとイメージがわきやすいかもしれません。

でも、海外旅行に行ったことのないわが子にはいまいち伝わらず。

もう少し身近なものに例えるなら、
関所は「遊園地の入場口」
手形は「入場チケット」

かな…

——遊園地に入るためには、必ず「入場口」を通らないといけないように、江戸を出入りするためには「関所」を通らないといけなかったんだよ

——でも遊園地は入場チケットを見せるだけで簡単に入れるけれど、関所はもっと厳しい場所。
関所の人から「あなたはどこの誰?」「何か危ないものは持ってない?」というのを厳しく調べられたんだよ

これなら少し分かりやすいかな。

もちろん、例えるだけでなく「江戸の防衛拠点」だったこと、「入鉄砲に出女」のことなど説明してもいいと思います。

新居関所のガイドさんが言っていたように、
今分かるかどうかは別にして、
「そういえばママが昔こんな話してくれたな」
というのも、すごく大切な気がします。

「なんか歴史っておもしろそうだね!」

肝心の長女さん。
新居関所で教えてもらったことを自分なりに理解できたようです。

「なんか歴史っておもしろそうだね!」

と言ってくれたことが、母としては一番うれしかったな。

GWの自主学習にもできたしね♪

イベントもあり!新居関所に行ってみよう

直前のご案内になってしまいすみませんが、
5月3・4・5日にはイベントも開催されます。

メダカすくい、楽しそうだな~☆

新居関所周辺には見どころも多いので、湖西めぐりもいいかもしれません。

ちなみに、まだ史跡には興味のないチビさんたちがいるため、わが家は「新居関所→イオン→とびっこ公園」のコース。笑
これもあり!

DATA

―新居関所—
静岡県湖西市新居町新居1227-5
tel.053-594-3615
【観覧時間】
9:00~17:00(入場は16:30まで)
【休館日】
毎週月曜日(休日の場合は開館・年末年始

※ボランティアガイドさんをお願いする場合は、事前に問合せてみてください(おススメです‼)

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