書道家 金澤翔子さんの書を鑑賞しませんか♪
メディアでよく取り上げられている書道家の金澤翔子さん。
その愛らしい笑顔と、ダイナミックでありながら優しさがあふれる書の作品が人気です。
そんな金澤翔子さんの書が浜松で、しかも無料で鑑賞できる場所があるのをご存知ですか??
この秋、浜松市西区の佐鳴湖ほとりにある龍雲寺で開催された
「金澤翔子書展」
書展の初日には、来場客の目の前で、「感謝」と「共に生きる」を心を込めて書き上げた翔子さん。
この日の一般公開は、オープン時間前から350人を超える人々の行列ができたほどの大盛況でした。
龍雲寺の副住職さんと家族ぐるみのお付き合いがある、という金澤翔子さんとお母さまの金澤さん親子。
そんな龍雲寺のために
「龍雲寺だから『龍』の字を書きましょう」
と翔子さんが選んで書いた伸びやかな「龍」が床の間に飾られています。
襖に書かれた「蓋天蓋地」
蓋天蓋地 (がいてんがいち)
天を蓋(ふた)ですっぽり覆い、地全体も覆ってしまう。
「仏の心が天いっぱい、地いっぱいに広がり、平和な世の中になりますように…」
という願いが込められた言葉です。
大切な作品なので、手を触れることは許されませんが、墨の溜まりや筆の動きがはっきり見て分かるほど、作品を間近で鑑賞することはできます。
こんな機会は、有名な書道家さんの書展ではありえません…
本当に貴重な機会だといえます!!
「世界一大きい般若心経」を観る前に是非!!
金澤翔子さんの「世界一大きい般若心経」を鑑賞する前に、是非お勧めしたいのが、翔子さんの生い立ちや作品に取り組む姿を映したビデオの鑑賞。
19分の上映時間。
ちょっと長いなぁ・・・と思うかもしれませんが、子育て中のパパさん・ママさんの心には特に響くものがあると思います。
お母さまの娘・翔子さんへの想いや、障がいをもつ子供を育てるうえでの覚悟のような気持ちも映されます。
なにより、「世界一大きい般若心経」を一文字一文字、心を込めて書く様子がビデオには収められているので、作品を目にした時の感動・感激がより大きくなること間違いなしです。
少なくともこのビデオを鑑賞して、損をしたと感じることはないと思いますよ。
ここは是非、ビデオをご覧になってからの作品鑑賞をお勧めします!(^^)!
圧巻!!「世界一大きい般若心経」
完成したばかりの涅槃堂の広い広い大広間。
新しい畳の香り
障子越しに差し込む明るい光
そこに壁一面の般若心経…
もうこれは、言葉を失う迫力です!!
事前にビデオで見ていた、一文字一文字を一心に書く翔子さんのお姿を思い浮かべながら拝見すると、熱い思いが胸に迫ってきます。
大広間を出たところにも大きな丸が…
大きな作品を仕上げる際に使うのは、1Mを超える巨大筆!!
たっぷりの墨を含むとかなりの重さになり、7キロ以上になるとか!!
そんな重い筆を使って書く場合、「墨のかすれ」を表現するのはとても難しい技なのだそうです。
そんな絶妙なかすれ具合も、翔子さんは自然に表現できるのが、これまた天才的とのこと。
そんな天才的なかすれも見て取れる作品です。
龍雲寺にて拝観無料
龍雲寺の記事、先日も紹介させていただきました。
「地獄・極楽図」の絵巻物について…
絵巻物の鑑賞と一緒に、金澤翔子さんの書の作品も是非ご覧ください。
《西湖山 龍雲寺》
住所: 浜松市西区入野町4702-14
TEL/FAX: 053-447-1231
龍雲寺・金澤翔子「世界一大きい般若心経」
http://www.ryouun.com/haikan.html