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暮らし・住まい

8
Jun
2017

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aranyos
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暮らし・住まい
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オンモプラス☆映画部~『しゃぼん玉』~

オンモプラス☆映画部~『しゃぼん玉』~

じんわりと心に染み渡ります…

感動、感動ってやたらめったら表現するのは好きではないのですが…
この感動、どうお伝えしてよいのやら…

陳腐な言葉ではとても言い表せない、
言葉にならないような感動に包み込まれる作品です。

実際、ラストシーンからエンドロールが終わり、映画館を出た足が自動的に向かうお馴染み「みやひろ」にて中華そばをすすりながらも(笑)、放心状態がずーっと続いていたほどの感動作でした。

ここ最近観た作品、いや、今までの私の人生の中で観た全ての作品の中でもピカイチ!

言葉が見つからないので、とりあえず恒例の…

《ネタバレ無し。ザッとあらすじ》

親に見捨てられ、帰る場所も何もない青年は、女性や老人だけを狙った通り魔的な強盗強奪を繰り返し日々をやり過ごしていた。

そんな青年・イズミは、逃亡の末、宮崎の山奥に辿りつき、ケガをしたひとり暮らしの老婆・スマを助けたことがきっかけで、スマの家に寝泊りするようになる。

スマには都会に出たっきり戻ってこない放蕩息子がいた。

村の人々は、スマの孫が都会から戻ってきたのだと勘違いし、食事だ、山仕事だ、村祭りの準備だ…とイズミの世話を焼く。

始めは金目のものを盗んでサッサと村を出ていこうと思っていたイズミだが、スマと暮らすうち、そして村の人々と接するうちに、凍り付いていた心はゆっくりと解け始める。

塞ぎ込み何も語らないイズミを丸ごと受け入れ、美味しいものを食べさせ、風呂に入れ、温かくイズミの全てを包み込むスマ。

山仕事にイズミを引きずり出し、必死に喰らいついてくるイズミの忍耐強さを褒め、信頼し、無骨ながらも強く厳しくイズミを見守る猟師のシゲ爺。

イズミが祭りの準備をする中で出会い、お互いに恋のような淡い感情を抱きあうようになっていく、村の若い女性ミチ。

ミチの笑顔を見た村人が安心したように言った。
「あぁ良かった。みっちゃんが都会で通り魔に合って、ボロボロになって村に戻ってきた時はどうなるかと心配しとった…」と。

そうして、イズミは初めて、自分がこれまでに犯してきた罪を自覚し始めるのだった。

「イズミ君と出会って、今まで諦めていた自分の人生をやり直したいと思えるようになった」と微笑むミチ。

村での平穏で幸せな生活と、自分の過去の罪の重さの狭間で悩み苦しむイズミ。
そうして導き出した答えを、スマに告白する時…
告白を聞いたスマは…
そしてイズミが向かう先とは…
《ネタバレ無し。ザッとあらすじ》

秘境ともいえる雄大な大自然の映像に圧倒されます

見渡す限りの山脈。
山の間を川のように流れる白い雲。
山頂から階段状になだらかに続く棚田。
苔むす木の根元から滴り落ちる湧き水。

九州中央山地の真ん中、日本の三大秘境とも評される宮崎県の椎葉村が映画の舞台です。

緑に包まれる山奥の村が、祭りの準備が進む中、色鮮やかな花や紅白の幟旗で彩られていきます。

スマの温かくて大きな愛情、その表し方に多くを気付かされます

助けてくれたお礼をしなければ…と言うスマに、
「ばぁちゃん、金でもくれるのか?」と期待するイズミ。

正直、観ていた私もそう思いました。

ところが、スマのとった感謝の表現は、お金なんかよりも、もっと温かく嬉しいものでした。

なんでもかんでも「ご褒美」を与えるのでなく、本当に与えるべきものは何なのか…
イナズマに打たれたかのように気付かされました。

スマの姿から、本当に大事なことを教えられた気がしています。

親から躾もされず、正しい箸の持ち方すら教えられなかったイズミに、「その箸の持ち方、直した方がええよ。なんでも気付いた時に直していけばええんだからね。」と優しく諭すスマ。

イズミを「ボウ(ぼうや)」と親しみを込めて呼び、
「ボウはええ子」と優しく微笑むスマ。

多くの親が「子供に感じてもらいたい」と思うであろう、満足感や幸福感、安心感、自己肯定感といったものを、スマは自然体で、且つ出し惜しみなくイズミに与えていきます。

そのやり方は、子育て中の私には、まさにドストライクで心に響きました。

そして、箸の持ち方と同じで、人間、誰でも気付いた時からやり直せる、という強いメッセージに心を打たれました。
 
スマの温かくて大きな愛情、その表し方に多くを気付かされます

役者さんが最高です

心の荒れた孤独な青年イズミを林遣都さん。
陽気で底なしの愛にあふれた老婆スマを市原悦子さん。
厳しくも温かくイズミを見守るシゲ爺に綿引勝彦さん。

説明的で余計なセリフは一切無く、役者さんの姿からその気持ちが観る者にジンジンと伝わってくる、そんな作品です。

これ、本当に最高の作品です。
ひとりでも多くの人に観てもらいたいなぁ…

間違いなく、私の人生における最高の映画です。

 

主題歌と映画の世界観がピッタリ合って、しみじみ良いです…

主題歌は、秦基博さんの「アイ~弾き語りバージョン~」。

私、秦さんが好きで特にこの曲は大好きです。

この作品を観るまでは、「アイ」は恋人同士の歌だと思っていましたが、
映画鑑賞後は、もうイズミとスマの血縁を超えた人間愛の歌にしか聴こえなくなってしまいました。

『しゃぼん玉』の世界観にピッタリの曲です。


 

東海地区ではシネマイーラさんで上映中

映画『しゃぼん玉』

→公式サイトはこちらから

6月16日までシネマイーラさんで絶賛上映中です!!

上映時間は
☆~6月9日(金)
12:05~13:55
☆6月10日(土)~6月16日(金)
15:55~17:45


全身全霊を込めて、心からおすすめいたします…♡

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大阪出身。浜松在住歴10数年。 イケメンならぬイクメン夫と、のんびり長男、超マイペース長女、爆走次男、イビキのうるさい愛犬の5人+1匹家族 。浜松周辺の美味しいお店、見どころ、お出かけスポットを求めて、元気に走り回っています。 でも実はインドア派。手芸・読書・料理・映画大好き。好きなものを求めてアンテナ張ってま~す!!

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